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2013/12/10

「フランス語で読むアルセーヌ・ルパン」入手のこと

副題:「対訳 ルパンの逮捕・遅すぎたホームズ」
佐藤若菜(翻訳・解説)、NHK出版、2013年。
NHK出版 | フランス語で読むアルセーヌ・ルパン 対訳 ルパンの逮捕・遅すぎたホームズ
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00351192013

□内容
・ルパンの逮捕…アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)
・遅すぎたホームズ…遅かりしエルロック・ショルメス(1-9)

ルパンシリーズ原文のフランス語を使った対訳本です。左ページにフランス語、右ページに日本語訳。脚注と作品解説付き。
フランス語の表現から見た解説は、非常に新鮮です。Aventurier(アヴァンチュリエ)という言葉も出てきましたよ!

P3の脚注にある、Herlock Sholmes の表記を直したというのは、元のテキストではアクサン符号のついていない Herlock Sholmes だったということでしょうか。そういうバージョンもあるので。

朗読CDは付いていませんが、原文の朗読を公開しているサイトがあります。
LEBLANC, Maurice - Arsene Lupin gentleman-cambrioleur | Litterature audio.com(フランス語、音声あり)
http://www.litteratureaudio.com/livre-audio-gratuit-mp3/leblanc-maurice-arsene-lupin-gentleman-cambrioleur.html
LibriVox -Arsene Lupin, gentleman-cambrioleur(フランス語、音声あり)
https://librivox.org/arsene-lupin-gentleman-cambrioleur-by-maurice-leblanc/


邦訳本では日本語としての表現が優先されてしまうことがありますが、対訳なので細かな表現が読み取れるようになっています。
といっても私はフランス語が読めないので、よこっちょの楽しみ方しかできません(^^;;

無線電信のことを「風の翼=ailes du vent」(P8-9)と表現しているのかあ、詩的だなとか。
あ、英語発見。「rocking-chairs」(P16)。とか。

そもそも、アルセーヌ・ルパンの称号「gentleman-cambrioleur」(P12)の「gentleman」も英語からの借用語ですね。
この言葉はルパンの代名詞のように使われることがあるけれど(ルパンと書く代わりに怪盗紳士と書かれたり)、原作では使うのはルパン本人で、少しの箇所でしか使われません。


「avant-bras」(P10)は上腕でなく前腕では? 上腕は肩から肘、前腕は肘から手首の部分。邦訳本では単に腕と訳されることが多いですが。前腕って日常聞かないもんね。上腕は上腕二頭筋限定で聞くけど(^^;;

ところで、ルパンは「右腕」を怪我しています。第1話「アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)」の最後、どうなったでしょうか。第3話「アルセーヌ・ルパンの脱獄(1-3)」(この本には載っていない)で、最後ルパンはどうしたでしょうか。…この男、分かりやすすぎる(ノ∀`)
え、程度がちがうって? そこは倍返しですよw


アルセーヌ・ルパンのフランス語対訳本2冊発売

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