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2013/11/26

森瀬繚「朱紅きプレリュード」

画・文倉十。『黄雷のガクトゥーン ノベルアンソロジー』ライアーソフト、2013年所収
一般書店では流通しておらず、公式サイトの通販で入手できる。(2013年11月現在)
「黄雷のガクトゥーン」ノベルアンソロジー!
http://www.liar.co.jp/guac_novel.html


□概要
マルセイユの沖ディフ島にあるマルセイユ洋上学園都市。優秀学生には特殊な能力=異能(アート)が発現する。1909年、学園都市をエコー・ド・フランスの記者モーリス・ルブランが訪れる。ルブランは以前この学園都市の生徒でもあった。ルブランが在学していた1905年、《五十三人委員会》という奇妙な事件が起きていた。

□メモ
モーリス・ルブランはアルセーヌ・ルパン(アルセーヌ・リュパン)シリーズの作者名と同一であり、冒頭の電信内容は「アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)」のパロディ。他にもルパンシリーズの影響がある。


□感想
振り仮名がないけど、タイトルは「あかきプレリュード」でいいのかな、
楽しかった。モーリスとジャンがじゃれてるし、モーリスが上手だ。(あ、ルブランとダスプリーね)
そして奴の弱点ににやにやしてしまう。

モーリス・ルブランは1964年生まれで年齢が違うし、そもそも世界が違うからパラレルなのだけれど楽しめた。現実の著名人が出てきたり、最後、アレもコレも出てくるのかい、っていう盛り込み振り。もともとゲームの派生小説なので、ゲームを知っていることが前提となっているけど、巻末に用語解説が付いているので、理解できなくもなかった。巻末の登場人物紹介でコレはアレっぽいなと思ったら、まさかのアレだった(笑)

2013/11/25

「花とゆめ」2013年24号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹


無事に育った姿で現れたコーンを前に、初詣のお賽銭に一万円を奮発(神様はお金持ちの願いしかきいてくれないんじゃないかと思ってたから)してよかったと涙するキョーコ。蓮は、キョーコがずっと心配してくれていたことを感じて、我が身かわいさで無視して立ち去らなくてよかったと思う。そして、ついキョーコを愛おしさでなでようとして、すんでのところで止める。

触ってしまったら敦賀蓮とばれるのでは、と。いまはメルヘン思考が勝っているけれど、何といってもキョーコは自分の変装を見抜く絶対視感を持っているのだから。そこで作戦を切り替えて、キョーコから声を借りようとしたのだとする。子供の頃は自分の声でしゃべれたけど、大人になった妖精は人の声を借りなければしゃべれない。

キョーコは今から魔法にかけられるのだとわくわく。でも、すんだよと合図をもらっても魔法をかけられた感覚がなかったので腹立たしく思う。しかも借りられた声というのは敦賀さんのもので唖然。コーン@蓮はキョーコの記憶のなかで、一番強く印象に残ってからといいわけ。

キョーコは役者界の天上人である敦賀さんとタメ口きいてるみたいで困ると悶絶するけれど、魔法が一日一回しか使えないと聞いてあきらめるしかなかった。しかも敦賀さんの声になったとたん、コーンの顔が敦賀さんに似て見えてしまった。そして、高い慎重、長い腕長い脚、敦賀さんって妖精規格だったんだと。

キョーコのヤシの実ジュースが飲みたいというわがままにつきあって店へ来たコーン@蓮。待っているあいだ、女の子にお金を出させることになるなんてと落ち込む(サイフwith腕時計は回収したけど、魔法を使えないことになっているので、人間界のお金を出せない)。敦賀蓮だったらキョーコがタメ口を聞いてきたり、芝居以外で繋がっていることもできないのだと思う。そして、今更久遠(コーン)を羨ましく思う。もしかしたら久遠の存在を許してもいいと思う日が来るのかもしれない。

ヤシの実ジュースを買って戻ってきたキョーコはコーンに尋ねる。どうしてあなたは敦賀さんと身体情報が同じなの?と。


飛べるようになった?とか、飛ぶとこみせてくれないの許してあげる!とか。キョーコの表情がほんとかわいい。最後の表情はキョーコは驚きとちょっと思いつめた感じの表情だけど、蓮は無表情で、ばらすのかばらさないのか、どっちかわからないなあ。

清水出費って清水寺に初詣に行ったんじゃなくて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで高額お賽銭ってことか。隣だるまやの夫婦だもん、京都で初詣してるわけないよね(^^;;

サブタイトル、今回HOT LIMITだ。TMレボリューション?


次回2014年1号はお休みで2号に掲載。
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

雑誌「月刊ヒーローズ」2013年12月号 「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第9回

森田崇氏による漫画。モーリス・ルブラン原作。
Chapitre9「ユダヤのランプ ―第4章―」
人物紹介のページに「ベル・エポック講座」あり。第4回[私立探偵について②]

ハーロック・ショームズは、表に出てこないのに、アルセーヌ・ルパンの視線が事件の裏にあることにいらいらしていた。ウィルソンの看病にやってきたアリス嬢に、自分が見つけた事件の証拠を突きつけるも、明るく対応する彼女の姿に、やはりルパンの後ろ盾を感じるのだった。


ショームズさん、ショームズさん、怪我人の前ですからおしずかに!!(笑)
アリス嬢の無実を訴えるウィルソン君、実にけなげ。でもまったく相手にしてもらえない…。

そしてきました、主人公!!
私、この船のシーンすごい好きなんですよ。ショームズが紙切れ渡されてこいつは?!ってなるとことか。ルパンがあほやってるとことか(笑) しばらくでてこなかった分、元気爆発です。盾になっちゃうしさ。ガニちゃんいっそあてちゃえ! 今なら当たっても死なないよきっと(笑)


森田崇「アバンチュリエ」情報

2013/11/21

アルセーヌ・ルパンのフランス語対訳本2冊発売

「フランス語で読む怪盗ルパン傑作短編集」と「フランス語で読むアルセーヌ・ルパン」という二つの対訳本が連続して発売されました。モーリス・ルブランはアルセーヌ・ルパンシリーズをフランス語で書いていますが、なかなかフランス語に触れることがないので、こうした、対訳本が出るのは嬉しいです。


・「フランス語で読む怪盗ルパン傑作短編集」鈴木秀幸 (翻訳・解説)、IBCパブリッシング、2013年
日仏対訳『怪盗ルパン傑作短編集』MP3音声付き(日仏対訳): IBCパブリッシング
http://www.ibcpub.co.jp/taiyaku_french/9784794602404.html

やさしいフランス語で書かれた文章の対訳。内容はリライトされている。脚注と文法解説、コラム付き。
文字が大きくて読みやすい。朗読CDが付いている。(CDプレーヤーではなく、パソコンで再生する)
収録作品は「怪盗紳士ルパン(1)」から次の5作品。
・ルパン逮捕される…アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)
・獄中のアルセーヌ・ルパン…獄中のアルセーヌ・ルパン(1-2)
・ルパンの脱獄…アルセーヌ・ルパンの脱獄(1-3)
・女王の首飾り…王妃の首飾り(1-5)
・おそかりしシャーロック・ホームズ…遅かりしエルロック・ショルメス(1-9)
  ショルメスは、フランス語の文章も Sherlock Holmes と書き換えられている。


・「フランス語で読むアルセーヌ・ルパン 対訳 ルパンの逮捕・遅すぎたホームズ」佐藤若菜(翻訳・解説)、NHK出版、2013年
NHK出版 | フランス語で読むアルセーヌ・ルパン 対訳 ルパンの逮捕・遅すぎたホームズ
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00351192013

原文の対訳。脚注と作品解説付き。
新書サイズで軽い。
収録作品は「怪盗紳士ルパン(1)」から次の2作品。
・ルパンの逮捕…アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)
・遅すぎたホームズ…遅かりしエルロック・ショルメス(1-9)
  ショルメスは、翻訳だけシャーロック・ホームズとなっている。

「フランス語で読むアルセーヌ・ルパン」には朗読CDは付いていませんが、原文の朗読を公開しているサイトがあります。
LEBLANC, Maurice - Arsene Lupin gentleman-cambrioleur | Litterature audio.com(フランス語、音声あり)
http://www.litteratureaudio.com/livre-audio-gratuit-mp3/leblanc-maurice-arsene-lupin-gentleman-cambrioleur.html
LibriVox -Arsene Lupin, gentleman-cambrioleur(フランス語、音声あり)
https://librivox.org/arsene-lupin-gentleman-cambrioleur-by-maurice-leblanc/


「アルセーヌ・ルパン」関連サイト
ルパンシリーズの原文を読むために
Webで読めるモーリス・ルブラン作品(原文)
Litterature audio.comでアルセーヌ・ルパンシリーズの朗読が提供中

宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」感想 2

2013年8月30日~10月6日、東京宝塚劇場。
月組公演 ミュージカル『ルパン-ARSENE LUPIN-』 グランドレビュー『Fantastic Energy!』| 宝塚歌劇公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/j334.html


またも2階席。表情が見えないというのは致命的かも。
見たという実感より、何だか分からないという感覚のほうが先に立ってしまうのが残念。

2回目なので、冒頭の歌で状況説明や人物紹介をしているのもわかったり、ある人物とある人物がひそひそ話してたり、四銃士の一人がいろんなところで気配りしながら立ち働いていたり、見れた部分も多かった。冒頭、オペラグラスを向けたとき視界に入ったのはヘリンボーンだった。ビクトワールはイケメンで若い男捕まえられてよかったね。ラストの「聞いてた!」という台詞、かわいかった。四銃士の一人がアルベールの背中を押すシーンも好き。愛されてるのに、孤独だとぐちぐちいってるなんて贅沢な奴。アルベール(ルパン)はいつオペラグラス向けても美しいってすごいわ。みなさん美しいのだけども。カーベットの気だるい感じもいい。


愛の部分は…ヒーローとヒロインのシーンだな、と思ったら、ヒゲの男が横切る。ラストシーンだな、と思ったら、きょろきょろ…(ヒゲ男の気配探す)。普通に二人のシーンが見たいよ (PД`q。) と思ってしまう。

ルパンとルブランがほぼ出ずっぱりで、ルブランがルパンから話を聞きながらツッコミを入れているらしいんだけど、ツッコミが入ってこなくて、それに対するルパンの反応も見れていない。だから最後だけ急にルブランを気にするふうに見えてしまうんだと思う。

ルブランの歌。さわやかだけど、一方でルパンは地を這うとか闇の中とか歌ってて。表のことも裏のことも教えてもらえる立場にいるはずなのに…と思うと、暗澹たる気持ちになった(なぜだ)。やっぱり見方がわからない。それから、ルパンが歌う内容も、ルブランが歌う内容も、舞台では表現されていないよね。かといってそれを描写されてしまうと原作と乖離してしまうし。ううむ(葛藤)


謎の自殺と煽られているけれど、原作ではレルヌ大公の自殺のきっかけは破産だと思う。享楽的な生活を送っていたこと、何度も破産の危機にあって回避してきたこと、コラの胸騒ぎ。最後のほうでレルヌの屋敷が抵当に入っていることが分かる。サヴリーがレルヌ大公がコラの資産状況を明らかにしたと言っているのは、コラには資産が殆ど残されていないことを明らかにしたのだと思う。お金など関係ありません、令嬢はお守りしますという確約を得て後を託したのではないかな。この辺、お察しくださいって体で書かれているからね。

大公の自殺を受けて、あるものはイギリスに連絡を取り送金の手筈を整えた。そしてあるものは、大金がイギリスから送られることを知り、自分の目的に利用しようとした。という風に、レルヌ大公の自殺が発端となって後の事件が起きた。でも、自殺という火種を起こそうと試みるものはいるだろうかと考えるといないと思う。つまり事件性はないと思う。

舞台では、ヘアフォール伯爵が、レルヌ公は自ら生涯を閉じられたのだ(事件性はないっぽい?)と言ってたような気がするんだけど、「ル・サンク」をひっくり返しても見つけられない。冒頭で謎の自殺と煽るのははいいとしても、(すべての事件が解決した後の時空にいる)ルパンが、今思えば何かの力が働いていたのも、とまぜっかえすようなことを言うので分からなくなる。


宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」感想

2013/11/06

雑誌「ザ花とゆめ」12/1号増刊号に「スキップ・ビート!」トリビュート作品が掲載

雑誌「ザ花とゆめ」12/1号増刊号に赤瓦もどむさんの「スキップ・ビート! トリビュート モガミープリンセス」が掲載されています。
以前、「花とゆめ」で行われた「スキップ・ビート!」連載200回特集の付録として付いていたトリビュート本の続きです。

花とゆめ編集部ブログ | ザ花とゆめ本日発売です!
http://www.hanayume.com/hanayume/blog/?p=3173
本日発売のザ花とゆめ、第三弾のテーマは『禁断』!... - 花とゆめ (Hana to Yume) | Facebook
https://www.facebook.com/permalink.php?id=157994980964331&story_fbid=479582072138952

10年たって告白すらしていない、というセリフには、ナイスつっこみ!と思いました(笑)


雑誌「花とゆめ」2013年11号 「スキップ・ビート!」連載200回特集
この時に応募した「ラブミー部通常部員証」が最近届きました。これで私もラブミー部員!

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