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2013/09/29

「TCA PRESS」2013年10月号

宝塚のDVDやグッズ、CS放送の「タカラヅカ・スカイ・ステージ」などの情報を扱っているフリーペーパーです。10月号では、宝塚で上演中であり、10月4日にDVD発売が予定されている「ルパン -ARSENE LUPIN-」が特集されています。

TCA PRESS|宝塚歌劇を映像と音楽で楽しむ方法を提案するフリーペーパー
http://www.tca-pictures.net/press/index.html

□特集内容
・ルパン -ARSENE LUPIN-/Fantastic Energy!
・NOW ON STAGE
・it reads. 『ルパン -ARSENE LUPIN-』 謎に包まれた怪盗紳士の正体は?

・「NOW ON STAGE」は、出演者が「ルパン」での役作りや、ショーの内容について話をされています。

・「『ルパン -ARSENE LUPIN-』 謎に包まれた怪盗紳士の正体は?」は、原作者モーリス・ルブランや主人公アルセーヌ・ルパンについて紹介されています。夜のエトルタ、アモンの断崖の風景写真あり(ルパンシリーズ「奇岩城」の舞台となっているフランスの土地)。


TCA PRESSに掲載されているパスワードでパソコン用壁紙がダウンロードできます。「ルパン -ARSENE LUPIN-」の壁紙は10月14日まで。
壁紙プレゼント|宝塚歌劇 DVD・ビデオ・CD専門ショップ
http://www.tca-pictures.net/press/130915_lupin.html


宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」DVD発売予定
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」東京公演開幕
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」開幕
宝塚で「ルパン -ARSENE LUPIN-」上演予定

2013/09/25

仲村佳樹「スキップ・ビート!」第33巻入手のこと

2ページ分のおまけマンガあり。やっぱりアレは蓮の表情だったんだ! 小動物なキョーコ(笑)

裏表紙のケルベロスもふってる兄さんかわいい。裏表紙折り返しのローリィ、描きたかったんですね(笑) 主に筋肉。

33巻分を補完。(URLを変更しました)
仲村佳樹「スキップ・ビート!」サブタイトル(単行本収録分)

2013/09/23

雑誌「月刊ヒーローズ」2013年10月号 「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第7回

森田崇氏による漫画。モーリス・ルブラン原作。
Chapitre7「ユダヤのランプ ―第2章―」

ダンブルバル男爵邸に泊まり込んだショームズとウィルソンは、夜中、屋敷に隣接する公園にいる怪しげな連中を目撃する。様子をうかがって耳を澄ますと、邸内から物音が聞こえることに気付く。


実に幸せそうなウィルソン君(笑)。このまま幸せな夢を見させてあげればよかったのに…。逃げる犯人に短刀で刺されたウィルソン、かわいそう…。心臓まで4ミリ。しかも忘れられてるし(^^;; すぐ捜査に夢中になりますからね、ショームズさんは。

外部からの侵入により、装飾品が根こそぎ奪われてしまう。しかし、ショームズは最初の犯行とは別物であり、先の事件は内部犯行であるという主張を変えない。警察に知らせず一人で捜査を開始する。そして、屋敷内で、男爵の子どもが自分たちに贈られた手紙のようにアルファベットを切り抜く遊びをしているのを目撃し、子供たちの家庭教師が、パリ到着直後の自分たちを引き留めた女性であることを知る。


森田崇「アバンチュリエ」情報

「花とゆめ」2013年20号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹


キョーコが飛行機降り立ったのは、TRAGIC MARKER(B・Jの映画)の最終野外ロケ地のあるグアム。セツ(ヒール兄妹)を休んでしばらくたって4月。4日間の滞在予定らしい。

初めての海外に浮かれるキョーコ。そばにはキョーコがミューズ様と慕うテンことジェリー・ウッズ。キョーコが出発を一日早めてご一緒させてもらったのだった。しかしテンの内心は穏やかではなかった。キョーコはホテルについたら蓮に連絡するつもりらしい。しかしすでにグアム入りした蓮は敦賀蓮ではない名前(本名?)でホテルに宿泊しているからだ。携帯電話で連絡を取ろうとしているのに全くつながらない。

時間稼ぎにお茶をする間に、テンは蓮に連絡するも不通(仕事関係の電話を掛けているとキョーコは思っている)。キョーコは自分の携帯電話が海外でも使えることを知るが、蓮に連絡しようとしてやめる。テンはローリィのアドバイスに従って、キョーコが蓮に連絡をせずホテルにいることをし向けることに成功した。夜は三人で食事をしようということで。その間に、テンが蓮を見つけて、カイン・ヒールに変装させるつもりだった。

ホテルの部屋に着いたキョーコは、もの珍しさにきょろきょろ。歓声に気づいて外を見ると、すばらしいオーシャンビューが広がっていた。テレビでは伝わらない美しさと幻想的な風景に人魚姫が出てきそうと想像が膨らむ。そして、降りてビーチに行ってみたいという欲望に駆られてしまう。行ってしまって映画の共演者に会ったら困ると葛藤するが、「京子」で彼らに会ったことはないのだからと開き直ってビーチに降りる。

しかしビーチで聞こえるのは日本人観光客の現実的な会話。観光客を避けて、人気のない場所へ移動する。そして改めて、人魚姫への思いを馳せようとする。この海のどこかに美しい人魚姫が……と。そのとき見たのは、海から上がってきた蓮だった。蓮の扮装をしていないクオンの姿で。


人魚王子が、水も滴るいい男が、パツキンで、緑目でキターヽ(≧▽≦)ノ!!!!
ばっちり目があっちゃってますよ。さあ、どうするクオン君!


レンタカーの車内で、テンは、キョーコに親しい人が呼ぶようにテンと呼んでもらえると嬉しいなという。するとキョーコになぜ「テンさん」なんですか?と聞き返され、沈黙のあとミューズって呼んで(様はやめてね)と宣言する。テンってどういう由来なんだろう?

冒頭のモノローグはキョーコのものなんだろうけど、蓮の心情にもつながる気がする。以前よりアイツを嫌悪していない自分に気づく。アイツを許してもいいと思うときがくるかもしれないというあたり。キョーコにとっては尚、蓮にとっては自分。

巻頭カラー、扉のキョーコかわいい。


次回21号はお休みで22号に掲載。
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

2013/09/22

仲村佳樹「スキップ・ビート!」第33巻発売

33巻の宣伝大使はゾウのキョウコだそうです(笑)
来年春に発売予定の34巻の宣伝として、誰(実在する有名人等)に誰役に扮してほしいかを募集しているようです。応募締め切りは2013年10月20日。

スキップ・ビート!
http://www.hanayume.com/skipbeat/
スキップ・ビート!:誰が演じる?! レン、ショウときたら…今度はキョーコ?
http://www.hanayume.com/skipbeat/kyoko_quiz.html


コミックナタリー - 「スキビ」33巻、宣伝大使はアフリカゾウの“キョウコ”
http://natalie.mu/comic/news/99674
スキップ・ビート33巻 (by仲村佳樹) 発売企画! レン、ショウときたら・・・・今度はキョーコ? 今回の宣伝大使は、かつてない程BIG! | 株式会社白泉社 | プレスリリース配信代行『ドリームニュース』
http://www.dreamnews.jp/press/0000081092/

2013年に行った展覧会

■2月
・輝ける皇妃 エリザベート展
平成25年2月9日(土)から4月7日(日)、岡山シティミュージアム
岡山シティミュージアム/山陽放送創立60周年記念 積和不動産中国スペシャル 「輝ける皇妃 エリザベート展」
http://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/tenji/tenji_201302-03_elisabeth.html

■5月
・チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち
平成25年4月6日(土)~平成25年5月19日(日)、高松市美術館
高松市美術館公式サイト_展覧会
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/ex_special/s251.html


目覚めたばっかりでポテンと転がるチェブラーシカにやられた~。チェブラーシカ以外では「ミトン」という短編動画が面白かった。

■7月
・貴婦人と一角獣展
2013年4月24日(水)~7月15日(月・祝)、国立新美術館
貴婦人と一角獣展
http://www.lady-unicorn.jp/

大きさと、細やかさに圧倒。一枚、裾のほう切られているよね。痛んだのかな。

・浮世絵 Floating World-珠玉の斎藤コレクション
2013年6月22日(土)~9月8日(日)、三菱一号館美術館
浮世絵Floating World-珠玉の斎藤コレクション|三菱一号館美術館
http://mimt.jp/ukiyoe/
第1期 浮世絵の黄金期
第2期 北斎・広重の登場
第3期 うつりゆく江戸から東京

・大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-
平成25年7月6日(土)~9月1日(日)、三井記念美術館
特別展 大妖怪展 -鬼と妖怪そしてゲゲゲ:美術展・展覧会:NHKプロモーション
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20130706_145444.html


水木氏の描く妖怪画と、そのもとになった絵が両方見られた。「がしゃどくろ」理解。

■8月
・花開く 江戸の園芸
2013年7月30日(火)~9月1日(日)、江戸東京博物館
花開く 江戸の園芸│江戸東京博物館
http://www.edo-engei.jp/


黄色いアサガオは今は存在しないらしい。江戸時代すごい。

・谷文晁
2013年7月3日(水)~8月25日(日)、サントリー美術館
生誕250周年 谷文晁 サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_3/index.html

・アンドレアス・グルスキー展
2013年7月3日〈水〉→9月16日〈月・祝〉、国立新美術館
ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
http://gursky.jp/

・幽霊・妖怪画大全集
2013年7月27日(土)~9月1日(日)、そごう美術館
福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/

・和様の書
平成25年7月13日(土)~9月8日(日)、東京国立博物館
特別展「和様の書」 | 東京国立博物館 平成館 | 平成25年7月13日(土)~9月8日(日)
http://wayo2013.jp/
東京国立博物館 - 展示 日本考古・特別展(平成館) 特別展「和様の書」
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1602


料紙として使われてる紙がすごい。贅沢な空間だった。

2013/09/19

AVENTuRiER EXHIBITION 森田崇 アバンチュリエ展

アバンチュリエの展示会に行ってきました。

AVENTuRiER EXHIBITION 森田崇 アバンチュリエ展[GoFa]
http://www.gofa.co.jp/art/130824_morita/index.shtml
2013年8月24日(土)~9月23日(月・祝)、GoFa。


展示構成は、単行本表紙カラーイラスト、本文のモノクロ&カラーイラスト、そして描きおろしとなっています。

単行本表紙は、全ての単行本イラストが見られました。
イブニング版第1巻表紙では見切れてしまっているビクトワールがちゃんといます。
月刊ヒーローズ版第1巻の会場限定の色違いバージョンもあり。
チケットについているストラップは3種類から選べるのですが、このバージョンの絵を選択しました。

本文イラストは、月刊ヒーローズ版『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』からは、
「公妃の宝冠」、
イブニング版『アバンチュリエ ~新訳アルセーヌ・ルパン~』からは、
「アルセーヌ・ルパンの逮捕」「アルセーヌ・ルパンの脱獄」「王妃の首飾り」
を中心に展示されていました。
おまけでムズさんとウィルソン君が登場する見開きページあり(「遅かりしHerlock Sholmes」のプロローグ的ページ)。

描き下ろしイラストはラフと線画でしたが、いずれ完成するのかな。
ウィルソン君、イラスト(静止画)だけならキリッとしてるのに、ねえ(笑)

チケットには1階カフェで利用できる無料コーヒー券がついていますが、そのほかにアルセーヌ・ルパンのキャラクター・カプチーノがあり、会場受付でチケットを買って一階のカフェで注文します。ホイップに描かれたアルセーヌに満足。アイスカプチーノだったのですが、アイスでもできるんですね。ラテ・アート初体験だったので、ホットだけかと思ってました。


思いがけずルパンファンの方と同行できたので、一緒にあーだこーだと言っておりました。リアルでアルセーヌ・ルパンのことを話せる人がいないので楽しかったです。
とくに、あれですよ、イブニング連載第1回の扉絵。白帽子の男! 誰なの?

9月15日のトークショー&サイン会は残念ながら参加できませんでしたが、トークショーで一部のキャラの正体について御開帳となったらしい。
一番左端の女性はラウール・ママンらしい(^^;; キャラデザ変わったんだとか。そうか、そうだったんだ。
ちなみに、左から4人目の女性はソニア。
白帽子の男はヒミツらしいです。まだ登場してないとのことなので、登場まで待ちだな。


AVENTuRiER EXHIBITION 森田崇 アバンチュリエ展が開催中
AVENTuRiER EXHIBITION 森田崇 アバンチュリエ展が開催予定
森田崇「アバンチュリエ」情報

森田崇「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第1巻入手のこと

モーリス・ルブラン原作。雑誌「月刊ヒーローズ」連載作品。

怪盗ルパン伝 アバンチュリエ 【漫画】森田 崇 【原作】モーリス・ルブラン|月刊 ヒーローズ:コミックス
http://www.heros-web.com/works/aventurier3.html
怪盗ルパン伝 アバンチュリエ 1 - 株式会社小学館クリエイティブ
http://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b115713.html

収録内容は「公妃の宝冠」(第1幕~第4幕、最終幕)。巻末コラム「アルセーヌ・ルパン・サーガ概観」。


移籍後初の単行本がでました! 講談社版「アバンチュリエ ~新訳アルセーヌ・ルパン~」から続く同じシリーズの話です。
第1幕のカラーページがカラーで収録されてるのもうれしい。

原作は「戯曲アルセーヌ・ルパン(3)」。舞台で上演されたもので、原題は「Arsene Lupin」。「公妃の宝冠」という事件名は、後の作品で「ランバル大公妃(公爵夫人)の宝冠事件」として言及されるところからきている。

予告を出したり、変装したり、アルセーヌ・ルパンのイメージ通り、かもしれないけれど、私はうーん(^^;;と思うこと無きにしも非ず。媒体が違うし、ルブランの単著ではないしね。さらにこの事件、日本では英語でノベライズ版の翻訳のほうが主流なのだけれど、ノベライズ版はジェルメーヌが色黒のちょっと不美人みたいに書かれていて、盗みをした人物の描写も好きになれない。アバンチュリエ版ではその辺心得ていてジェルメーヌがちゃんと美人に描かれていているし、盗み部分にもフォローが入っていてよかった。ただ、私としては、あまり理由を強調しないほうがいいかなと思っている。どんな理由であれ、盗みの結果として存在するペンダントいう厳然とした事実が盗んだ主を苦しめるのだから。

元の戯曲で登場する刑事はゲルシャールというのだけれど、「アバンチュリエ」ではおなじみのガニマール。本編の後の事件で宝冠事件をガニマール自身が担当したように書かれているので、ガニマールとするのは妥当だと思う。ノベライズ版にあるゲルシャールとガニマールが別人のような描写は、戯曲にはない。


「アルセーヌ・ルパン・サーガ概観」では、ルパンシリーズの概要と、今後の「アバンチュリエ」の展望が語られています。
森田氏は、ルパンシリーズの作品を、次の5つに分類したうえで、まずは「基幹シリーズ」の漫画化を目指されています。「怪盗紳士ルパン」から「虎の牙」あたりですね。

・ベル・エポック期舞台・基幹シリーズ前半
・第一次大戦期舞台・基幹シリーズ後半
・大戦前の更なる挿話(エピソード)
・大戦後・ルパン最後の冒険期
・準ルパン譚

「オルヌカン城の謎」は、ルパンも登場するのでは? という意見もあると思います。でも初出には出てなくて、後から登場シーンが加えられたんですよね。そういうところから「準ルパン譚」に分類されたのではないかと思います。作品のテーマとしてアルセーヌ・ルパンが念頭に置かれていないように思うのです。

「全体の流れを通してルパンの人生が見えてくるという大河物的側面がある」、私もほぼ同じ考えです。イブニング版第1回を見たとき、大河物としての大きな流れを描こうとしているのだ、と感じました。だからシリーズが続いて本当によかったです。

ちなみに、私がルパンシリーズを分類した図はこちら。
ルパンシリーズ作品関係図


この第1巻の発売記念として行われたサイン会に参加して、同好の士として握手を交わしていただきました(^^)

「怪盗ルパン伝アバンチュリエ 1巻 公妃の宝冠」発売!: 漫画家 森田崇BLOG★フラットランド
http://tak-morita.air-nifty.com/flat_land/2013/08/1-ddbe.html

森田崇「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第1巻が2013年8月5日発売予定
森田崇「アバンチュリエ」情報

2013/09/16

モーリス・ルブラン「リュパン、最後の恋」創元推理文庫の翻訳について

創元推理文庫の翻訳について、以前の記事で“盛って”いると表現した。監訳者あとがきで、日本の読者に分かりにくいところに註を入れたり、状況的に分かりにくいところに補足をしたと書いてある通り、ハヤカワ版にはない文章や内容が挿入されている。それを承知でよみ始めたのだが、違和感がぬぐえず、途中でよむのをやめてしまった。

一つにはハヤカワ版が既読であり、内容が頭に入っているということもあるのだが、ルブランがどういう意図でどう書こうとしたかというのは誰にも分からないことであり、創元版の説明や補足がルブランの意図を踏襲しているとは限らない。原作をある程度理解した上で読まなくては“流されて”しまうと思ったからだ。原文を直接読めない以上、どうあっても翻訳者の解釈が入ってしまうけれど…。

読了は先に延ばすとして、気になった箇所をいくつか触れてみたい。
(早川)と注記しているのは、「ルパン、最後の恋」(早川書房、電子書籍)からの引用のためページ数なし。


1. 会話文

「まず、ご報告したいことがあります。実は、パリの郊外に館を購入しました。貴女もご存じでしょう。パリの北西にあるジェンヌヴィリエという村のなかにジュランヴィルという古代の町の遺跡があるのですが、その近くにティユール館があって、それを購入したのです。セーヌ河に沿った、いいところですよ。貴女にもぜひお越しいただきたい」(P66-67)

ザ・説明セリフ! みたいな。
同じ説明が直前にあるから余計にくどくどしく感じる。

ジェンヌヴィリエ村にはジュランヴィルという古代の町の遺跡があるのだが、(P65)

ちなみにハヤカワ版。

「まずお知らせしておかねば。わたしはこのあいだ、パリの近郊に屋敷を買いました。ジュランヴィルのティユール城です。あなたにも、遊びにいらしていただければと」(早川)

原作既読者からすると、ジュランヴィルに遺跡があるのは世間に知られていることではなくて、考古学好きのサヴリーが発見したことではないのか、と思う。


2. 地の文

この報告を受けて、予審判事と検事が憲兵を引きつれて、捜査を開始した(フランスでは重罪事件の場合、まず予審判事が取り調べをすることになっている)。その結果、〈殺し屋三人組〉が《ゾーヌ・バー》にやって来たこと、そして《ゾーヌ・バー》から競技場に付属した建物に向かったことが確認された。というのも、昨夜は七時すぎから雨が降っていたので、《ゾーヌ・バー》から競技場に付属した建物まで、三人の足跡が残っていたのである。そして、競技場に付属した建物からは、足跡は今は廃業しているレンガ工場の跡地まで続いていた。(P90)※丸括弧()内は分かち書きの注釈

司法官たちはすぐに捜査を開始した。夜のあいだに雨が降ったので、バーへむかう道とバーから出て行く道には三人の足跡が容易に確認できた。足跡はレンガ工場の跡地の囲い地まで続いていた。(早川)

やはり創元版は表現がくどくどしく感じる。「競技場に付属した建物」という繰り返しは何とかならないだろうか。たとえば「現場」とか。たしかに司法官たちとは何を指すのか日本人には分からないけど、司法官の一人という物の数に入らない存在から、予審判事であり、フルヴィエという名を持つ人物だと浮かび上がってくる、となっている原作の書き方は割と面白いと思った。


3. 人物描写
これは私にとって大問題。

そこにはまだ三十代後半に見える、背の高い溌剌とした男がいた。(P93)

小山のうえに、スポーティーな服装のまだ若々しい男が立っている。(早川)

原文に身長をうかがわせる描写はみあたらない。アルセーヌ・ルパンは他の作品では「中背」だし、本作品中のある行動はコンパクトな体格だからなしえたことなのに。足跡が小さめなのだから、それで支えきれるくらいの体型が似合うよ。


体型といえば、ハヤカワ版で少し引っかかった描写があった。

「けっこう。そうしたら家に帰って、仲間に伝えろ。引き締まって筋骨たくましい男を縛るのに、しっかりしたロープをひと束用意しろとな。(略)」(早川)

なんかこう、ガタイがよさそうに思えて…。
そこで、原文を確認してみた。「individu mince et athletique」。
自動翻訳によると「やせてスポーツマンタイプの個人」。
創元版では次の通り。

「よし。おまえはこれから帰って、仲間に今夜、仕事があると伝えろ。そして、丈夫なロープをひと巻き用意しろ。男をひとり縛るためだ。そいつは細身だが、力は強い。(略)」(P205)

ハヤカワ版でも間違いではないのだろうけれど、「mince」は他の作品におけるルパンの描写では、細いとかほっそりしたと訳されることが多い。


4. 地名
地図が付いている時点で、怪しむべきだった。というのは、作中に出てくる地名ジュランヴィルは、私が調べた限りでは存在が確認できなかったからだ。

パリの北に位置する地名、パンタンとジェンヌヴィリエとジュランヴィルのうち、パンタンとジェンヌヴィリエは実在する地名、ジュランヴィルは架空と思われる地名だ。ジュランヴィルの位置は不明瞭で、現実の地図にプロットできないということもありうる。(「緑の目の令嬢」の宝の場所だって地図にできない。)

創元版では、ジュランヴィルがジェンヌヴィリエの中にあると解釈されている(1で引用したとおり)。けれど、原作ではジュランヴィルに帰るジョゼファンとマリ=テレーズがパンタンに戻るという言い方をされている箇所があるから、パンタンに近いと考えることも可能なのだ。さらに創元版では地名が置き換えられている。

王妃になるなら、わたくしは〈貴方の王妃〉になります。それがわたくしの望みです。貴方の王妃となって、ジェンヌヴィリエの子供たちの王妃にもなることが……。(P302)

わたしはあなたの王妃になります。それがわたしのただ一つの願いです。そしてパンタンの子供たちの王妃に。(早川)

パンタンはトロップマン事件のような陰鬱な事件の影響が残る土地。だからこそ、パンタンの子供たちということばが活きる。パンタンの子供たちはジョゼファンとマリ=テレーズだけでも、ココリコ大尉の生徒たちだけでもなく、悪環境の中を生きるすべての子供たちの象徴と考えることだってできるのだ。

同じく創元版では、悪魔島をサン・ドニ島に比定しているが、架空の島ではないか。これも、原作と描写が変わっている。


引用していてあらためて思ったのが、創元版では同じ内容を繰り返していることが多い。説明先行でスマートさに欠ける。

モーリス・ルブラン「リュパン、最後の恋」創元推理文庫入手のこと
モーリス・ルブラン「ルパン、最後の恋」ハヤカワ文庫入手のこと

2013/09/15

「歌劇」2013年9月号発売

宝塚で上演中の「ルパン -ARSENE LUPIN-」の関連記事が掲載されています。

歌劇 2013年9月号|宝塚歌劇|阪急コミュニケーションズ通信販売ウェブサイト
http://www.hankyubooks.com/t_kageki/kageki/kage2_1309.html

・STAGE PHOTO『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』(月組宝塚大劇場公演)
・STAGE PHOTO『ルパン -ARSENE LUPIN-』(月組宝塚大劇場新人公演)
・公演評『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』(月組宝塚大劇場公演) 小藤田千栄子
・楽屋取材『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』月組宝塚大劇場公演)
・公演評『ルパン -ARSENE LUPIN-』(月組宝塚大劇場新人公演) 山本千壽
・楽屋日記『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』(月組宝塚大劇場公演) 紫乃加りあ、輝月ゆうま、咲妃みゆ、蓮つかさ

「ルパン」ステージ写真はオールカラー6P。新人公演もカラーで1P。モノクロページの公演評や楽屋取材にも写真が載っています。

宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」東京公演開幕
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」開幕
宝塚で「ルパン -ARSENE LUPIN-」上演予定

2013/09/14

ハンヌ・ライアニエミ「量子怪盗」

酒井昭伸訳、新ハヤカワ・SF・シリーズ、2012年
量子怪盗:ハヤカワ・オンライン
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/235006.html

□概要
遠未来、太陽系の辺境にある〈ジレンマの監獄〉に収監されていた盗賊ジャン・ル・フランブールは少女ミエリによって脱獄させられ、盗みの依頼を受ける。ジャンは自分が過去に何者であったかを盗めといわれ、失ったものを取り戻すため、火星に向かう。

□メモ
巻頭言に「アルセーヌ・ルパンの脱獄」からの引用があり、本文にもルパンシリーズの影響がある。
「フランブール」は「ばくち打ち」の意味。

□感想
SFガジェットや造語、とくに量子関係のさまざまな用語や設定に圧倒された。話の筋はあまり目新しさはないというか、設定に比して牧歌的な感じ。だから設定が理解できなくても話には入っていける。筋までとがってたら理解の範疇外だっただろう。

とにかく最初はSF設定の洪水なので、自分にはほとんどないSF脳をかき集めて読んでみた。やはり浮かぶのは少女漫画だな萩尾望都さんとか竹宮惠子さんとか明智抄さんとか厦門潤さんとか。あと火星が舞台といえば新井素子さんの「星へ行く船」。厦門さんは初期作品に天才少女とそれに振り回される青年の話がいくつかあった。厦門さんなら百合もOKだ。(ところで、ボクっていう一人称はどうなの(^^;;)

IT関連に関しては少し用語を知っているので助かった。「心理的な隙をつく社会的アプローチソーシャル・エンジニアリング」(訳語における苦労がしのばれる(^^;;)。ソーシャル・エンジニアリングという手法はいかにもアルセーヌ・ルパンが使いそうだと思っていたので、未来の世界で使われてて嬉しい。未来チックなやりかたでする変装も面白い。なによりジャンがうきうきしている。からくりが理解できているか、といえばできてないけど(笑)

一方で、地球のいろんな文化圏の単語が出てくる。フィンランドのカレワラや、プルースト効果やゴーゴリやゾクなど。平安京なんて言葉も出てくる(笑) 主要人物のうち、ミエリと彼女の船ペルホネンはフィンランド語だ。ジャン・ル・フランブールはフランス人の名前。だから若干フランス系の事物が多いかも。モンゴルフィエズヴィル+気球ハウスとかブライユ点字とか。M・ボートルレのMはムッシュー。

パーティーに出席するジャンは、正装をしている。白いタイ=燕尾服だと思う(ルパンの時代なら)。バリバリのSF世界で燕尾服というのも乙なもの。

身につけているのは白いタイと、装飾品がわりにする携帯時計のレプリカがいくつか、そして襟の折り返しに差した薔薇の花が一輪だ。(P281)

なにげに、怪盗ルック(むしろ怪人ルック)をしているのはキングだったりする。黒のタイはタキシードのこと。

髪は黒く、極細の口ひげを生やしている。黒のタイと白手袋を着用していて、肩にはおっているのはオペラ・クロークだ。まるで、いまにも夜会へ出かけようといういでたちだった。手にはステッキを一本。(P425)


設定におぼれながら読みすすめているうちに、これずぶずぶに“アルセーヌ・ルパンもの”なんじゃ?と思った。オマージュって言ってもいいんだけれど、何か、予測した以上にアルセーヌ・ルパンシリーズに裏打ちされている。ジャンの愛読書はルパンシリーズの「水晶の栓」。ジャンが名乗る名前はルパンの偽名。ジャンに相対する青年探偵の名前はイジドール・ボートルレ。ルパンシリーズ「奇岩城」に登場する少年探偵の名前と同じ。ストーリーで一番似ているのは「奇岩城」だろう。

ジャンは転生や分裂を繰り返しながら、長い間生きている。ジャンが地球のサンテ刑務所に収監されていたとき、同房の囚人に言った言葉は、「続813」でルパンが語る理想とそっくり。人格もそっくり、とまでは判断はできないけれど、すっとぼけてたりパフォーマンス好きだったりするところは好感触。そんなわけでジャンの元の魂がアルセーヌ・ルパンっていう頭でよんでいた。ジャンの元とキングの元はかなり前に分裂した同じ魂、という理解でいいんだよね。

エピローグ前の本編ラストは、m9(^Д^)プギャーーーッだった。やったことやられてやんのww
やったのはアルセーヌ・ルパン。うん、やっぱり分離できないわ。
(携帯時計はWatchで合ってるみたい。アルセーヌ・ルパンの時代なら懐中時計になりますわね)

そしてエピローグ(幕間となっているように、この作品は次巻につづくのだけど)、お出ましきた!!という感じだった。


やはりルパン関係で、「ジャン」で「建築家」ということでにまにまが止まらない。そして「建築学専攻の学生」ときたら。ジャンとイジドールの関係が、イジドールがジャンの後継者というか、何かを託される存在というか、そういうところも「奇岩城」と少し重なる。実は対立軸にないんだよね。

イジドールはジャンより背が高い。「奇岩城」でもイジドールはルパンより背が高いと思う。ひょろっと背だけ高くて中身が未成熟なイジドールを、低いところからルパンがいぢめたり諭したりっていうほうがいい。

シャーロック、いいぞ、もっとかじっちゃれ。実体見るとグロなのかもしれないが、かわいい(笑)

ウブリエットは普通名詞として「水晶の栓」に出てくる。

登場人物一覧で、気になって仕方がなかったのがペレグリーニ。登場してやっぱり!だった。レイモンドは名前だけで容姿はちがうけど、ペレグリーニはそのままだもの。気づく人少ないだろうから書いてしまうけれど、ペレグリーニは、ルパンシリーズで通例ペルグリニと訳されている名前と同じ。ペルグリニはフランス語読みで、元はイタリア人の名前。(だから「量子怪盗」は○○○○○○の○○なんですよ(^^;;)


再読したら、設定が分かってきた部分もあるし、伏線に気付けて面白い。しかし、エピローグ、脱獄した三つ目のゴーゴリだと?? また読まねばなるまい。

第2弾の翻訳も決まっているようで、ぜひ実現してほしい。(だいぶ先だけど…)
SFエンタテインメントの新叢書 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
http://www.hayakawa-online.co.jp/ginze/

第10回配本 2015年6月
複雑系王子
The Fractal Prince(2012)
ハンヌ・ライアニエミ Hannu Rajaniemi
酒井昭伸/訳

第3弾の原書は2014年4月刊行予定。(三部作の完結編のはず)
Hannu Rajaniemi - The Causal Angel announced - Upcoming4.me
http://upcoming4.me/news/book-news/hannu-rajaniemi-the-causal-angel-announced
The Causal Angel: Amazon.co.uk: Hannu Rajaniemi: Books
http://www.amazon.co.uk/dp/0575088966

非英語圏のSFに関するアンケートの回答が載っている。「第1作目の長篇小説」が「量子怪盗」。
ワールドSF特集 - ハンヌ・ライアニエミ - 26 to 50
http://www.26to50.com/jp/worldsf/worldsf_hannu_rajaniemi_jp_1210.html

The Quantum Thief - Wikipedia, the free encyclopedia(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Quantum_Thief
The Quantum Theif Wiki(英語)
http://exomemory.wikia.com/wiki/The_Quantum_Theif_Wiki

2013/09/06

森田崇「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第1巻の電子書籍が配信開始

小学館クリエイティブから発売中の「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第1巻の電子書籍が配信開始になりました。

honto電子書籍ストア - 怪盗ルパン伝 アバンチュリエ1(ヒーローズコミックス)/森田崇(著) ヒーローズコミックス - 電子書籍
http://honto.jp/ebook/pd_25745688.html
怪盗ルパン伝 アバンチュリエ:青年マンガ:森田崇 モーリス・ルブラン - 電子書籍・コミックはeBookJapan
http://www.ebookjapan.jp/ebj/book/60152995.html
怪盗ルパン伝 アバンチュリエ1(ヒーローズコミックス)(森田崇) ヒーローズ | コミック > 青年 > ヒーローズ | Reader^(TM) Store - ソニーの電子書籍ストア
http://ebookstore.sony.jp/item/LT000010386000305490/


怪盗ルパン伝 アバンチュリエ 【漫画】森田 崇 【原作】モーリス・ルブラン|月刊 ヒーローズ:コミックス
http://www.heros-web.com/works/aventurier3.html

森田崇「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第1巻が2013年8月5日発売予定
森田崇「アバンチュリエ」情報


□2013/11/03
Kindleでも配信開始になりました。
Amazon.co.jp: 怪盗ルパン伝 アバンチュリエ1(ヒーローズコミックス) eBook: 森田崇: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GBTQXVE

雑誌「月刊ヒーローズ」2013年9月号 「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第6回

森田崇氏による漫画。モーリス・ルブラン原作。
Chapitre6「ユダヤのランプ ―第1章―」
巻頭カラー。漫画の後に「新章開幕!重要人物紹介!!」あり。

退屈しのぎにパイプの煙を弄んでいるハーロック・ショームズのもとに、手紙が2通舞い込んできた。一通は依頼の手紙、もう一通は、依頼を受けるなというアルセーヌ・ルパンの手紙。ルパンの手紙に憤慨しつつ、依頼を受けるべくショームズとウィルソンはパリに向かう。パリではショームズたちロンドンに返そうとする若い女性と、ショームズをからかうルパンの罠の出迎えを受ける。


原作は「ユダヤのランプ(2-2)」。単行本「ルパン対ショルメス」(ルパン対ショームズ)の2つ目の話。直接対決としては3つ目の事件です。新章開幕にあたって、これまでの事件の振り返りも用意されています。

ウィルソン君、メモってるだけでなんておかしいの(笑) この箇所もともと好きだけど、絵にすると破壊的。トランク用意したショームズを見てパリに行くのだと見抜いたウィルソン君、すばらしい推理だよ(笑)

ショームズ先生、仕事早いっすね。窃盗の操作依頼を受けたショームズは、内部の犯行だとみぬく。外部から侵入した痕跡は偽装である。ルパン本人が侵入していたなら、部屋にある数々の宝飾品をそのままにしておくわけがないと。うんうん、よく見抜いている。


ところで、eの上にある符号の向きが違って見えるのだけど…(^^;; éではなくè、Arsène LupinとHerlock Sholmèsです。

森田崇「アバンチュリエ」情報


□2014/06/11
eの符号が違って見えるのは、ひょっとして原作初出の挿し絵のオマージュ? 侮り難し(^^;;
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k102981n/f235.image

ムズさんが、わっかの煙吐いてるし。
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k102981n/f231.image

2013/09/01

雑誌「月刊ヒーローズ」2013年8月号 「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」第5回

森田崇氏による漫画。モーリス・ルブラン原作。
Chapitre5「公妃の宝冠 ―最終幕―」
人物紹介のページに「ベル・エポック講座」あり。第3回[警官の種類と役割]

アジトで向かい合うガニマールとルパン。ガニマールはルパンの弱点、ある女性の存在を持ち出して取引しようとする。


こ、や、つ、はー(笑) ほんっと女性関係についてはゲンキンな奴だ。
ほらほら、顔向けできないっておもうでしょ? 日頃の行いが悪いからだよ。て突っつきたかったのに、ハッピーエンドか。ちっ。

最後の変装、漫画なのできれいに変装してるけど、元の戯曲では、警官たちに対して背中向けてるんだよね。ここは舞台ならではでなるほどと思った。


今回の章はアルセーヌ・ルパンがだれか、ほぼ明らかな状態だったので、意味ありげなところが強調されておもしろかった。感想の書きかたには困ったけど(^^;


森田崇「アバンチュリエ」情報

「花とゆめ」2013年17号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹


幕を開けるということは、敦賀さんへの気持ちを育てるということ。それは、敦賀さんが苦しんでいることを知っているのに、その状況が続いて欲しいという醜い気持ちも育ってしまうことになる。嫌だ。怖い。そんな恐怖に身をすくめるキョーコに対して、ローリィは「目を逸らすな」と言う。キョーコが今感じている気持ち、表情、それをしっかりと見て覚えることがいつか必ずキョーコの演技の役に立つと。一流の役者を目指す以上、人生には何一つ無駄になるものはない。たとえそれが、他人が羨むような経験じゃなくても。

ローリィの言葉で、キョーコは母親のこと。それが演技で役に立ったことを思い出す。続くローリィの言葉、上京してLMEに入って蓮とであった。地元にいて、一般的な女子高生ではできなかった恋愛を経験しようとしている。今更なかったことにできるのか?という言葉に、キョーコは今までのことを思い出していく。そして、全部つながっているのだ、自分は子供のころから敦賀さんへまっすぐ延びた布石の上に乗っていたのだと気付く。だったら、私なんかに逆らえるはずがない。

そしてキョーコは、敦賀さんの他人と紡ぐ幸せを祈れない自分なんか地獄へ行けばいいと泣きながら、自分の顔を鏡でみる。あとで罰を受けるから、今生の胸の中では敦賀さんを想うことを赦してくださいと思いながら。映ったのはヒドイ不細工な泣き顔だった。

キョーコが去った後、キョーコが蓮に惚れそうたと自覚した(悪い魔法にかかりそうだと思った)のがDARK MOONの嘉月の演技テストの直後(蓮がコーン(石)にキスしたところ)としって落ち込むローリィ。「ヒール兄妹」でキョーコへの荒療治が成功したのだと思っていたのに。キョーコの演技にだまされたが、かえって蓮は気付かないであるころうことに好都合だとも感じる。そして改めて、キョーコが世界に通用する役者になるところを磨いてみたいと思う。だがその前に、日本だ。

街には泣き止んで泣きはらした目をして、でも晴れ晴れとした顔で空を仰ぐキョーコがいた。


うんうん、ホントいい恋をしているよ。
蓮のコーンへのキスって2005年だよ(^^;; 長かった。実に長かった。
ローリィよ。キョーコの布石は6歳の出会いからなんだぞ。どうぞ驚け、おののけ!(笑)

今号は「蓮さまクリアラメ下じき」が付録でした。キラキラしてる。


次回18、19号はお休みで20号(9月20日発売)に掲載。
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」東京公演開幕

東京公演が始まりました。上演期間は2013年8月30日(金)~10月6日(日)です。

月組公演 ミュージカル『ルパン-ARSENE LUPIN-』 グランドレビュー『Fantastic Energy!』| 宝塚歌劇公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/j334.html
『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』 | 月組 | 東京宝塚劇場 | 宝塚歌劇 | 公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/335/index.shtml


宝塚歌劇 新着情報/公演関連:月組 東京宝塚劇場公演時間
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/c5e299f21e59d607ba74c48732a90db8.html

  『ルパン -ARSENE LUPIN-』   1時間35分
         ‐幕間‐             30分
     『Fantastic Energy!』        55分

宝塚歌劇 新着情報/その他:東京宝塚劇場 月組公演デザートのお知らせ
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/8d15cac0b098bc15e4a16314dde76e64.html

東京宝塚劇場内の喫茶・ラウンジ「cafe de Repos」におきまして、月組公演『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』公演中、期間限定の特別デザートとなります「ル・パンナコッタ」、 「ル・ブランマンジェ」をご用意致しております。


プログラム、写真集「ル・サンク」、グッズが発売中です。
公演プログラム|宝塚歌劇|阪急コミュニケーションズ通信販売ウェブサイト:月組公演プログラム
http://www.hankyubooks.com/t_kageki/program/kumi_tsuki.html
ル・サンク vol.149|宝塚歌劇|阪急コミュニケーションズ通信販売ウェブサイト:月組 ミュージカル『ルパン -ARSENE LUPIN-』 グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
http://www.hankyubooks.com/t_kageki/lecinq/index.html
公演グッズ | キャトルレーヴ オフィシャルサイト:月組 宝塚大劇場・東京宝塚劇場『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』
http://tca-pictures.com/quatre/goods/stage/155

DVDは2013年10月4日発売予定です。
月組『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』|宝塚歌劇 DVD・ビデオ・CD専門ショップ|TCAショップ
http://www.tca-pictures.net/shop/press/130802_lupin.html
『ルパン-ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』 | 宝塚歌劇 DVD・CDのショッピングサイト|TCAオンライン・ショップ
http://shop.tca-pictures.net/tcaonlineshop/goods/index.html?ggcd=TCAD-410

音楽配信中です。
宝塚歌劇 音楽配信サービス|TCAミュージック:月組 大劇場「ルパン -ARSENE LUPIN-」
http://www.tca-pictures.net/music/cgi-bin/detail.cgi?goods_code=TZL-042

主題歌はCDの形で購入することもできます。
「カスタマイズCD」サービスのご案内|TCAピクチャーズ
http://www.tca-pictures.net/music/customcd/


原作はモーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋」です。
ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション:新着ニュース:宝塚歌劇「ルパン、最後の恋」東京公演がスタートします
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000674


□ニュース
宝塚・龍真咲 ルパンで裏切りたい/芸能速報/デイリースポーツ online
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/08/30/0006294897.shtml
【月組】龍真咲&愛希れいか「ルパン」熱演誓う - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
http://www.sanspo.com/geino/news/20130830/tak13083015390000-n1.html
宝塚・月組公演 龍真咲ルパン幕開け ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/08/31/kiji/K20130831006520840.html
宝塚月組『ルパン』ミュージカル化!ルパン役の龍「オスカルに次ぐくらい大好きな役」 - エンタメ - ニュース - クランクイン!
http://www.crank-in.net/entertainment/news/26414
宝塚歌劇月組公演『ルパン -ARSENE LUPIN- 』『Fantastic Energy!』初日舞台稽古photoレポ♪ | カメラマン・吉原朱美のタカラヅカ☆Photoレポート | サンケイリビング新聞社のエンタメサイト「舞台袖より愛をこめて」
http://ent.living.jp/column/yoshihara/12375/


宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」の音楽配信開始
「ル・サンク」vol.149 「ルパン -ARSENE LUPIN-」発売
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」DVD発売予定
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」の主題歌販売開始
宝塚「ルパン -ARSENE LUPIN-」開幕
宝塚で「ルパン -ARSENE LUPIN-」上演予定


□2013/09/03
宝塚月組・龍真咲、トップ就任後初のオリジナル作品で怪盗紳士ルパンを熱演! | チケットぴあ[演劇 ミュージカル・ショー]
http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201309020005


□2013/09/06
宝塚歌劇月組公演 龍 真咲、愛希 れいか 初日会見 | エンタメターミナル
http://enterminal.jp/2013/08/tsuki-2013-8/


□2013/09/11
宝塚ジャーナル : 月組東京宝塚劇場 初日囲みインタビュー
http://blog.livedoor.jp/enbublog-journal/lite/archives/1785051.html
[評]宝塚歌劇団月組 抑制の後には解放 : 演劇 : 舞台・伝統芸 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20130904-OYT8T00707.htm


□2013/10/01
朝日新聞デジタル:宝塚歌劇月組「ルパン」「Fantastic Energy!」 - カルチャー
http://www.asahi.com/culture/articles/TKY201309280148.html


□2013/10/07
公演が終了しました。公演HPのアドレスが変わっています。
『ルパン -ARSENE LUPIN-』『Fantastic Energy!』 | 月組 | 東京宝塚劇場 | 宝塚歌劇 | 公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/13/moon_tokyo_lupin/index.html

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