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2012/11/13

瀬名秀明「大空のドロテ」第1巻入手のこと

双葉社、2012年。全3巻の第1巻。
株式会社双葉社 | 大空のドロテ Ⅰ(オオゾラノドロテ) | ISBN:978-4-575-23786-3
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-23786-3.html

時は第一次世界大戦後、1919年のフランス。少年ジャンはサーカスの少女ドロテに会う。

ドロテといえば、モーリス・ルブラン作品の「綱渡りのドロテ」。「大空のドロテ」は、「綱渡りのドロテ」からいくつの設定を借用しつつ、独自のストーリーを構築している。こちらのドロテはアルセーヌ・ルパンの娘ではないか、という設定で、ルパンシリーズの「虎の牙」と同時進行している話として進む。

ジャンが巻き込まれていく様子や翼渡りの描写などはよかったんだけれど、ジャンが体験することが過酷すぎるのではないだろうか。アルセーヌ・ルパンがらみの描写がずらずら出てくるところはちょっと読むのしんどい。あまり引きになっていないように思えるので、三巻そろって読んだ方がよいかもしれない。


細かいこと。
ヌーヴィレット(「奇岩城」の悲劇の舞台)の位置が違う。「大空のドロテ」で設定されてるところにも同名の地名があるけれども。

エトルタにあるのは、ルブランの別荘なんだよね。だから、いつも住んでたわけじゃないような。1920年代にパリ近郊のパッシーあたりに住んでいたので、そっちに本宅があるのでは。

敵役。頭文字はV。これはルパンシリーズの某作品に出てくる奴だ。確かに「綱渡りのドロテ」とその作品は似たところもあるのだけれど、その続きということだろうか。

冒頭、1963年行われた2人の対談で始まっている。対談の二人は瀬名氏自身が種明かしをしていたので知っているけれども、実在人物のゲスト出演者(ルパンorルブランと直接関わりはない)。1963年なのは日本SF作家クラブ創立50年記念作品を謳っているから?(連載時にはなかったはず)。

少年記者ジョゼフ君。どこかル・マタン紙のジョゼフ君(ルールタビーユと言った方が通りがいいが。ちなみにアルセーヌ・ルパンと同い年ね)を思わせると思いきや、これ、某有名人だ。あるヒントで分かった。


瀬名秀明「大空のドロテ」刊行予定

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