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2010/11/02

「江戸の文華 -戯作と浮世絵-」

目の果報、知の至福 江戸の文華[戯作と浮世絵]
http://www.edonobunka.com/
アートガーデン川崎、2010年10月13日(水)~24日(日)


戯作と浮世絵の展示。展示会場の地元である川崎の宿場や六郷の渡しなどに関する作品も展示されていた。

「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」でかくて見切れない。この絵は一度見たことがあるのだけれど、今一つ見方が分かってないのだった。ふう。「椿説弓張月」から着想を得たもので、他に「八犬伝」を描いた絵もあって迫力。

開国の頃の浮世絵を見て、イギリスにしろ、フランスにしろ、アメリカにしろ、浮世絵で表しやすい色だなーと思った。赤と青と白。オランダとロシアは当時の国旗を知らないけれど、同じ色が使われている。

戯作は圧巻。これだけの戯作を一度に見られるとは。小さいというかハンディで細かいのがよく分かる。山東京伝・京山兄弟が並んで挨拶していたり、猫が着物着てたり楽しい(笑) 「犬の草紙」の装丁でいろんなポーズの小さい犬が並んでいるのもかわいい。もとになった「南総里見八犬伝」も、いろいろな犬が描かれていてかわいいのだ。重ねられていたので数冊しかみれなかったけれど。歌川国芳の「稗史水滸伝」の表紙は無茶苦茶格好いい。このままでどこか出してくれないかなあ。

仕掛けのあるものもあったし、戯作の挿絵は文章と絵の総合芸術なのだなーと思う。夏目房之介さんのサイトで以前、漫画のコマはいつ破られたかって論議を見たことがあるけれど、すでに枠線やぶってるよ! ページが横倒しだったり、しかも描かれているのは気球だったり、発想がすごい。日本初の気球の有人飛行は1877年だ。


入場者には図録、ポスター、ポストカードが全員に配布されていたのだけれど、他に、冊数限定で配布されていた「大師河原撫子話」の翻刻を運良く手に入れることができた。曲亭馬琴作。上段に影印、下段に翻刻。継子を髪ひっつんで激しく打ち据える。さらにむごいことが。川崎大師の霊験によって無事回復し、兄弟のように育った熊の力を借りて敵討ちが成功するのだけれど、熊はなんだかユーモラスで怖くない(笑)


この展示会は専修大学図書館と、川崎・砂子の里資料館との合同企画。恥ずかしながら、砂子の里資料館を知らなかった。前を通ったこともあるのに。江戸の大衆文化を、肩肘張らず楽しめるようにと無料で公開しているらしい。
砂子の里資料館
http://www.saito-fumio.gr.jp/

会場配布のポスターの訂正が専修大学図書館のページで告知されている。
お知らせ|専修大学
http://www.senshu-u.ac.jp/libif/lib/libinfo/libinfo_index.html#20100922_2

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