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2010/09/15

野内良三「ジョーク力養成講座」

大修館書店、2006年
大修館書店:ジョーク力養成講座
http://plaza.taishukan.co.jp/shop/product/detail/21037

ユーモア、エスプリ、ジョークとは何かなど分析しつつ、実習問題なんかもついていてなかなか実践的なものとなっている。

まずユーモアとエスプリの関係。世間の風評ではイギリスはユーモアの国で、フランスはエスプリの国だとか。なんとなく分かるような気もするが、やはり釈然としない。実はユーモアとエスプリにはよく知られた定義がある。それによれば「わたしは愚図だ」というのがユーモアで、「きみは愚図だ」というのがエスプリだという。なるほど少々単純化の嫌いはあるけれども、両者の違いを確かに浮き彫りにはしている。(P131)

「きみは愚図だ」というと、

「ベシューは阿呆だ」(「バーネット探偵社」新潮文庫P266/べシュー、バーネットを逮捕す(15-8))
<< Bechoux est une poire. >>

が思い出されるわけですが。

ユーモアと違ってエスプリは優越感に基づく攻撃的な笑いである。エスプリは機略縦横・才気煥発な言葉のやりとりで、知性が強く求められる(ちなみにエスプリは「精神」「知性」を意味するフランス語)。エスプリは軽妙洒脱な受け答え、寸鉄ひとを刺す言葉にほかならない。(P134)

こうかかれると、皮肉(イロニー)と区別があいまいになってくるかもしれない。本書にもエスプリは皮肉に通じると書いてあるし。どちらもフランス的なもの、だろうしね。


ところで、ベルギー・ジョークではこれが好き。(ベルギー人はこの種のジョークでは度し難いおばかさん扱いされている)
・ベルギーの潜水艦を沈めるにはどうすればいいか。
 ―潜水夫に潜水艦の窓をノックさせればいい。

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