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2010/08/26

「アルベール・カーン コレクションよみがえる100年前の世界」

デイヴィッド・オクエフナ著、別宮貞徳監訳
日本放送出版協会、2009年
Amazon.co.jp: アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界: デイヴィッド オクエフナ, 別宮 貞徳: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4140093455


アルベール・カーンはユダヤ系フランス人で、世界中の「今」を映像や写真に残そうとした人物である。それらの映像資料をまとめて「地球映像資料館」を作ろうとした。春に渋沢史料館でアルベール・カーンに関する展示があり、とても興味深かった。

「地球映像資料館」に残された写真や映像のうち、カラー写真を主に紹介したのがこの本だ。カーンは運転手とともに1908年12月半ばから1ヶ月弱の間日本に滞在し、写真を撮った。その後も、カーンの代理となった人物が日本を訪れ、日本向けの出版では日本に一章を割いている。


やはり驚きなのが、カラー写真だ。百年前のカラーの世界。オートクロームと呼ばれるカラー写真を発明したのは映画・シネマトグラフを発明したことで有名なリュミエール兄弟だ。ジャガイモのでんぷんを利用することでカラー写真を実現した。

フランスの作家ピエール・ロティのエッセイでは、カラー写真が実現したことへの驚きと感動が語られている。

ピエール・ロチ「昔の写真と今の写真」翻訳と注
http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu844/home2/Ronso/RonsyuA/Vol9-3/A0903_0061.pdf
CiNii 論文 - ピエール・ロチ「昔の写真と今の写真」翻訳と注:遠藤文彦、2009年
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007197385

ジュール・ジェルヴェ=クルテルモンはこの時代の写真家で、アルベール・カーンが北アフリカを撮影したジェルヴェ=クルテルモン撮影の写真を買い取ったこともある。


Autochrome - Wikipedia(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Autochrome
Jules Gervais-Courtellemont - Wikipedia(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Jules_Gervais-Courtellemont
アルベール・カーン美術館
http://www.museesdefrance.org/museum/serialize/mont-back/0708/montalembert.html
「最後の印象派」としてのオートクローム・リュミエール
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/27576/1/041.pdf
CiNii 論文 - 「最後の印象派」としてのオートクローム・リュミエール:北村陽子、2006年
http://ci.nii.ac.jp/naid/120000785732


「渋沢栄一とアルベール・カーン」

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