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2010/06/01

佐川美加「パリが沈んだ日 セーヌ川の洪水史」

白水社、2009年
白水社 : 書籍詳細|パリが沈んだ日 セーヌ川の洪水史
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08041

1910年の1月にパリを襲った洪水の状況と、パリの治水史を追っている。さらには、これから再び起こるかもしれない洪水に備えた美術館などの取り組みの一部にも触れている。

パリはセーヌ川に沿って生まれた都市だ。今は岸となっていていても元はセーヌ川だった場所もあり、浸水の危険はいつも潜んでいる。セーヌ川はもともと現在のセーヌ川の北側(外側)を三日月状に流れていたらしい。セーヌ川旧河道といって、この範囲にある土地も、浸水のときには被害を受ける。

図版が多く分かりやすいし、読み物としても読める。1910年当時のインフラ整備状況が分かるのもおもしろい。交通の要路のセーヌ川、そして鉄道が使えなくなったため、物資が入ってこず孤立してしまったパリ。入る物もあればでる物もあるわけで、運び出すことができなくなったゴミをセーヌ川に流してしまえ、という発想にはびっくりした。当然下流の住人からは反発を食らうし、水が引くとすごいゴミの量が現れることになった。


動物園はビエーウル川とセーヌ川の合流点に近い土地が低いところにいつくられていたので、どうぶつたちのいる場所も浸水していた。
(略)野次馬たちが見守るなか、消防士が到着し、排水ポンプを使って白クマのためい水を抜く作業をした。キリンは長い足を、ゾウは太い足を水につけたまま、ただ、立ち尽くしていた。うろうろするだけしかない動物たちが多いなか、カバだけが幸せの絶頂だったという。(P162)

ヒポポタマス(笑)

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