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2010/06/13

映画「夜霧の恋人たち」(DVD)

フランソワ・トリュフォー監督の映画「夜霧の恋人たち」を見た。最近同じ監督の映画「終電車」を映画館で見たので調べているうち、この映画に「気送便」というシステムが映し出されていると知ったからだ。

「夜霧の恋人たち」は軽い恋愛映画だ。軍隊を除隊になった主人公は探偵社で働くことになるのだが、ガールフレンドがいる一方で依頼を受けて潜入している靴屋の社長夫人に惹かれてしまう。なかなかに楽しめたのだが、ラスト近くになって、あれ?気送便は?と思うころに登場する。主人公の手紙が気送便で社長夫人の元に送られるのだ。

郵便局に出された手紙は、はんこを押されて、小さく丸められて筒状のカプセルに入れられる。そのカプセルは管に入れられて、そのまま地下に張り巡られた管をたどって、相手の最寄の郵便局に届く。レトロフューチャーの世界だと思った。管のある場所は地下なのだが、地下にも通りの名前プレートがある。


気送便(気送管郵便、プヌマティク)は気送管を使って郵便物や電報を移送するシステムで、圧縮空気が使われている。数時間で手紙が届くパリでは便利な速達便だった。ルパンシリーズでは「ハートの7(1-6)」で病み上がりの「わたし」がサルヴァトールから受け取る手紙や、「奇岩城(4)」でアンブリュメジーの捜査からパリに戻ったガニマールがボートルレから受け取る手紙などが気送便である。

Tube pneumatique - Wikipedia(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Tube_pneumatique
ベルリン中央駅 : ベルリンの地下ツアーに参加
http://berlinhbf.exblog.jp/8547218/


「夜霧の恋人たち」(1968年)の原題は「Baisers voles」、“盗まれたキス”という意味だ。

この場合はベーゼ=キスでよいと思うのだが、最近見た映画「オーケストラ!」(2009年)ではそうではないらしい。ロシア人のアンドレイがフランス語で「あなたに熱いベーゼを」と言って若い女性のアンヌ=マリーにキスをするのだが、言われたアンヌ=マリーがたじろぐ。何か意味ありげに訳しているな、とは思ったのだが、今は「アンブラッセ」というほうが一般的らしい。

フランス語でキス | OKWave
http://okwave.jp/qa/q3573858.html
ベーゼ | イリノイの閑話休題強盗
http://kanwaqdai.jugem.jp/?eid=174
文字は殺し、精神は生かす: 言ってはいけないフランス語
http://muroyanei.blogspot.com/2008/04/blog-post.html

ルパンシリーズの「813(5)」ではセルニーヌ公爵がジュヌヴィエーヴの祖母に不意打ちで頬に挨拶のキスをするところは「アンブラッセ」、ルパンが7人の悪漢の襲撃から救うべくドロレス元に駆けつけたとき、気絶したドロレスの髪にキスをするところは「ベーゼ」だ。

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