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2010/05/29

雑誌「すばる」2010年5月号 「月下の鉤十字」第1回

雑誌「すばる」の2010年5月号から、矢作俊彦さんの小説「月下の鉤十字」が連載されている。現在発売中の6月号には第2回が掲載されている。

ペルピニャンに到着した列車で発生した殺人事件。そこに居合わせたのはガニマールと日本人の少年ヨシオ・コバヤシだった。いずれ奴も出てくるのだろうが、今回は出てこない。

舞台は第二次世界大戦下のフランス。1941年11月9日のペルピニャン。私はアルセーヌ・ルパンのファンだけど、それ以上にルブランのファンでもあるので、この日付設定には胸が詰まる。


小林少年は16歳、ガニマールは70代後半に設定されている。ガニマールはルパンと20歳ほど差があるので、第二次世界大戦のときは80代なのだが、少し若返っている。ルパンは1874年生まれなので67歳のはず。

ガニマールはオリーブ色のフロックコートを着てこうもり傘を持っている。本によって微妙に訳がちがうので探してみると、ずばりの描写は堀口大學だった。「強盗紳士」は未読なので「こうもり傘」に見覚えがなかった。

「タラップの端に小柄の老人がおりましょう……」
「こうもり傘を片手に、オリーブ色のフロック・コートを着たあれですの?」(新潮文庫「強盗紳士」P26)

そういえば“月下の”と付いている時点で堀口だよなあ(「月下の一群」)。堀口が主人公の「悲劇週間」も書いておられるし。


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