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2010/02/08

ギュンター・リアー、オリヴィエ・ファイ「パリ 地下都市の歴史」

古川まり訳、東洋書林、2009年
東洋書林:パリ 地下都市の歴史
http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=9784887217737

パリの地下に広がるもう一つのパリの世界。写真や図版も多数収録されていて、廃墟好きにもおすすめの一冊。

パリの地下には昔から採石場(カリエール)があった。左岸(南側)では石灰岩、右岸(北側)には石膏が採掘できた。その全容は今でもつかめていないらしい。そんな地下を探検するカタフィルという地下愛好家が書いた本である。

地下に穴が開いているため、突然地面が陥没するなどの被害もあり、パリの都市の整備を行ったオスマンは、もう一つの都市、地下についても改革を行わなければならなかった。上下水道やメトロというインフラや、コミュナール(1971年パリ・コミューンの構成員)やレジスタンス(第二次世界大戦)という地下に潜んだ抵抗組織についても触れられている。


地下に広がる無数の穴蔵をヴィクトル・ユゴーは「パリのはらわた」と呼んだ。実際の伝説を元に『オペラ座の怪人』を書いたガストン・ルルーは『テオフラストロンゲの二重生活』でも、地下に架空の地下生物が存在すると想像をめぐらしているようだ。

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