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2008/11/01

柴田錬三郎「三面怪奇塔」

「スパイ第十三号」は少年が助手だったけれど、こちらは男装の少女が助手。「少女サロン」という少女向けの雑誌に連載されたためだろう。事務所の場所は「スパイ~」は京橋、「三面~」は虎ノ門。道具立てはドイルの「バスカヴィル家の犬」の趣向を借りているように思う。過去の因縁めいた話、脱獄した殺人犯、恐ろしい獣etc.

東京紳士の超人ぶりはさすがだが、少女たちの健気さは無理なく描かれている。犯人については分かったものの、不可能ではないかと思ったら、超展開が待っていた。「スパイ第十三号」では、最後に新化学薬の原料って何?というのが残ったので、解答を用意してあるぶんよいかもしれない。ああ、でも60年前の事件は解決していないのか。少年少女たちと東京紳士の活躍ぶりを描くことがメインなので、全ての解明は二の次なのかも(面白かったのでこれはこれでよい)。

「ビックリ、シャックリ、アマグリ進上で、オドロキ、モモノキ、サンショノキ……てな顔をしているね」(P162)

なんてお茶目な物言いの東京紳士(笑)

柴田錬三郎「怪人黒マント」

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