クラブ・デュ・リーヴル・ポリシエ版のルパンシリーズ(洋書)
「クラブ・デュ・リーヴル・ポリシエ」は、ミステリ愛好家の手により1958-1969年に出版された推理小説の選集です。
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これを見ると、確かに全集となっているのはアルセーヌ・ルパンシリーズだけのようです。ルパンものはほぼ網羅されていて、第1巻には、ルブランの伝記や、ジュール・クラルティの序文や、ナルスジャックの評論が収録されたようです。このうち、ナルスジャックの評論は創元推理文庫「二つの微笑を持つ女」(石川湧訳)で読めます。クラルティの序文は名探偵読本7「怪盗紳士ルパン」で読めます(「『怪紳士』序文」保篠龍緒訳)。
第1巻:「アルセーヌ・ルパンの冒険」第1巻(怪盗紳士ルパン(1)、ルパンの告白(6))
第1巻(続):「アルセーヌ・ルパンの冒険」第2巻(八点鐘(12)、バーネット探偵社(15))
第4巻:ルパン対ショルメス(2)、戯曲アルセーヌ・ルパン(3)
第7巻:カリオストロ伯爵夫人(13)、奇岩城(4)、フランス国王の秘密(パスティーシュ)
第10巻:水晶の栓(7)
第12巻:813(5)
第14巻:オルヌカン城の謎(8)、金三角(9)
第15巻:三十棺桶島(10)、虎の牙(11)
第16巻:緑の目の令嬢(14)、謎の家(16)、バール・イ・ヴァ荘(17)
第17巻:二つの微笑を持つ女(18)、特捜班ヴィクトール(19)、カリオストロの復讐(20)
第32巻:綱渡りのドロテ、ジェリコ公爵
別巻2:ノー・マンズ・ランド、三つの目
ちなみに、他の作品は次のようなものです。(第10巻以降は省略)
第2巻:ジョン・ディクスン・カー「火刑法廷」
第3巻:エラリー・クイーン「オランダ靴の謎」
第5巻:フランセス・ノイズ・ハート「ベラミ裁判」
第6巻:ガストン・ルルー「黄色い部屋の謎」「黒衣夫人の香り」
第8巻:アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」
第9巻:トーマ・ナルスジャック「贋作展覧会」(短編集。ハヤカワポケットミステリ「贋作展覧会」は全作品の翻訳ではない)
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