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2008/01/16

パラオ-ふたつの人生

鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功
2007年11月17日(土)-2008年1月27日(日)、世田谷美術館
企画展 - 世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

訪問日:1/12
世田谷美術館は砧公園の中にある。行きは用賀プロムナードという舗道を通っていった。駅からの入り口に少し迷うけれど、一旦入ってしまえば道なりに進める。

2人が出会ったのは当時日本の委任統治領で、南洋庁がおかれていたパラオ。9歳年上の土方は中島を敦ちゃんと呼んで可愛がっていたようだ。「土方久功」「中島敦」、2人の交流とパラオについての「パラオ-ふたつの人生」と3つのコーナーに分けて順番に紹介されていた。

土方久功の名前には見覚えがある。パラオ関係で名前を見たのかもしれない。画家・彫刻家としての紹介がメインで、同じモチーフを絵と、彫刻と、レリーフと違う媒体で表現したりしていて、それぞれ面白かった。人を表現した像では、一部が少し変わっていて新しい生き物になっていたり。モデルはパラオの人たち。著作も多く、詞や絵本も紹介されていた。絵本「ゆかいなさんぽ」には見覚えがあった。


中島敦は字が上手い。原稿用紙は50年前からデザインが変わっていないんだと違うところで感心してしまった。直筆の原稿が多かったけれど、ゆっくり見られるのでよかった。最近多い、壁に映写するのはチラチラして苦手。見上げなければならないし…。今回も壁上映が全部で5箇所くらいあったけれど(初っ端入り口の2人各々の生涯を紹介するものがそれだったから後回しにして見忘れた)。生誕100周年の2009年には神奈川近代文学館が所蔵する直筆原稿を収めたDVDが出版される予定があるらしい。

派生作品として、「山月記」のからくり書物なるものがあった。保護のために1時間に1回程度の上映。箱を開けると?音楽が鳴り、朗読が始まる。薄暗くてよく見えなかったのだけど、売店にあった図録を見たところ、ちゃんと人が虎になる、虎の皮をかぶる?みたい。
ジュール・シュペルヴィエルの「海の上の少女」もあるらしい。これは見てみたい。
ムットーニのからくり書物
http://www.setabun.or.jp/muttoni/muttoni.htm

他に野村万作・萬斎親子が出演した舞台「敦 -山月記・名人伝-」のDVDを上映していた。エンドレスで流していたので「名人伝」の方から見たけれど、萬斎さんが変な格好をしていると思ったら中島敦役だった(ごめんなさい)。背広も昔風なのか似合ってなかったので…。「山月記」に至っては中島敦が4人に増えていた(笑)


最後のコーナーは、土方と中島の親交の様子や、土方が収集したパラオの文物が展示されていた。写真やパラオで発行されていた絵葉書なども。中島の息子宛のはがきは、子供思いな内容と、漢字をひらいたり振り仮名を振ったりした気遣いにあたたかい気持ちになった。


□2008/01/25
売店で売っていたパラオのタピオカクッキー美味しかった。

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