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2007/08/18

ジェイムズ・フェニモア・クーパー「モヒカン族の最後」上・下巻

犬飼和雄訳、ハヤカワ文庫
下巻の中盤からはまさに息詰まる感じ。ラストああなるとは思わなかったので驚いた。

気になったのはホークアイのあるセリフ。所詮は白人だからと言えるかもしれないけれど、そうではなくて当事者になれないからこそ冷静な目を持っているのかもしれない。話の舞台は18世紀。クーパーが書いたのは19世紀で数十年の開きがある。その後の歴史を踏まえた上書かれたものだから。


何かの本で触れていたけれど、確かに鋭い観察眼を持っている。

「この足跡はたよりないものですが、しっかりとまっすぐ歩いています。歩幅が開きすぎているということはありません。それにいいですか、踵をほとんど地面につけていません。黒い髪のコーラさんは、あそこで木の根から根へと、小股にとびながら歩いています。ですから、心配なさることはないと思います。わたしの見るかぎりでは、娘さんたちはふたりとも、このあたりではほとんど疲れていません。それにたいし、歌の先生は、足跡から見てはっきりわかるように、足を痛めてひきずっています。ほら、先生はあそこで滑っています。ここでは、足を広げ、よろめきながら歩いています。ほらあそこでは、かんじきでもはいて歩いているみたいに、よたよたしています。そうです、あの先生は喉ばかりきたえて、足をきたえることをほとんどしなかったのでしょう」


この作品は「革脚絆物語」シリーズの2作目で、1作目の「開拓者たち」上下巻が岩波文庫から出版されている。

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