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2007/08/05

「奇岩城」探求(その7) 城館の様式

※以下の文章は「奇岩城(4)」の内容に触れています。※


エギーユの城館とは究極のところどういう姿だったのか? 高い塀というのは想像できないので、城館本体の姿のみを考えてみる。ルイ13世様式であることは指摘したけれど、ではルイ13様式とはどんな建物なのか? 写真でみたほうが早いだろう。


ImagePlaceVosges PavillonReine.JPG - Wikipedia
http://fr.wikipedia.org/wiki/Image:PlaceVosges_PavillonReine.JPG
Place des Vosges - Wikipedia(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Place_des_Vosges

ミニチュアで欲しくなるくらい鮮やかな色合いである、建築の本では次のように解説されている。

アンリ4世がパリ「近代化」に果たした役割は大きい。柱廊がめぐる国内広場(現ヴォージュ広場、1604-12)は市内初の広場であり、シテ島の西端にも王太子広場(1607)が整備された。これらの広場を囲う建築は、赤レンガを基調として隅部に白い切石(コーナーストーン)を鎖状に縦に積んだツートンカラーであり、次代のルイ13世治下までのフランス建築の特徴の一つともなる。ルイ13世様式の名で知られ、初期のヴェルサイユのデザインもそうである。(「図説 西洋建築史」彰国社2005年より)

赤レンガと白い石。塀で隠されていなければ、ボートルレならすぐにわかっただろう。急傾斜のスレート屋根も特徴の一つ(「ヨーロッパ建築史」昭和堂より)。ガストン・ルルーの「黒衣夫人の香り」には「ルイ十三世風の広い屋根を冠った桃色煉瓦の建物」(ハヤカワ文庫P36)という表現があるが、ルイ13世様式の屋根といえば急斜面で高さのある屋根とすぐ分かるものだったのだろう。急傾斜の屋根はフランスの伝統的な屋根でもあり、その最後の時代のものだった。「ヴェルサイユ宮殿の歴史」(創元社)に載っている絵を見たところでは、ヴェルサイユ宮殿の建物も初期(ルイ13世様式)には屋根のあるデザインで、徐々に屋根がないデザインに変わっていることがわかる。


郊外型のシャトーの例としてブレクール城館を紹介する。壁に使われているレンガ(?)が少し違うように見える。郊外ではこういう煉瓦もありだったのかもしれない。高い屋根ははっきりと分かる。

Hotel Chateau de Brecourt(仏語。英語ページあり)
http://www.chateaudebrecourt.com/
シャトー ・ペンション厳選リスト
http://www.francechateaux.jp/LIST/LISTINDEX/listtop.html
シャトー・ド・ブレクール
Chateau de Brecourt パリからおよそ70キロ、車で1時間弱。ノルマンディー地方へ向かうルート上にある。堀に囲まれ、森を従えた、ルイ13世様式のお城。


前→「奇岩城」探求(その6) 城館の塀
次→「奇岩城」探求(その8) 城館のシンボル

※以上の文章は「奇岩城(4)」の内容に触れています。※

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