ティエリー・ジョンケ「蜘蛛の微笑」
平岡敦訳、ハヤカワ文庫
あとがきにもあったけれど、何の予備知識なく読むのがいいです。タネに驚くというよりも描写にやられた感がある。二人称の部分もすごい。
本筋に関係ないところで私にはちょっとしたサプライズが。ヴェジネはルパンが住んでいた場所だなあ(「カリオストロの復讐」)と思いつつ読んでいたのだけど、あそこへ行くとは嬉しかった。エヴの株が上がった。
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