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2007/06/24

「アルセーヌ・ルパン」読書案内

ルパンシリーズを俯瞰できるほど読んでいるわけではないので、読書案内といっても、お薦め作品とこれを読んでおいたほうがいいよというレベルの内容です。


◆◇入門編◇◆
アルセーヌ・ルパンシリーズは全部で21冊です。そのうち、「813(5)」と「虎の牙(11)」は2分冊されていることが多いので、23冊と考えてもいいでしょう。作品一覧は「アルセーヌ・ルパン」作品リストを参照下さい。最初に読むのは短編集がおすすめです。「怪盗紳士ルパン(1)」「ルパンの告白(6)」「八点鐘(12)」「バーネット探偵社(15)」の4つが短編集です。長編なら「水晶の栓(7)」がおすすめです。


○シリーズ読破に向けて
どういう順番で読めばいいか、ベストなのは出版順です。偕成社アルセーヌ=ルパン全集は出版順に並んでいるので、1巻から読めばよいです。順番どおりに読もうとしたら途中で疲れてしまうという場合は、

  • 関連性のある作品の順番はなるべく崩さない
  • 「813」は早めに読む(ネタバレされる可能性があるため)

このあたりを頭に入れておけば多少順番が前後しても大丈夫だと思います。

関連性のある作品というのは、前作を受けて書かれている作品のことです。★印は順番に読むことを推奨します。

  • 「怪盗紳士ルパン(1)」→「ルパン対ショルメス(2)」→「奇岩城(4)」
  • 「奇岩城(4)」→「813(5)」→「虎の牙(11)」★
  • 「金三角(9)」→「三十棺桶島(10)」→「虎の牙(11)」
  • 「カリオストロ伯爵夫人(13)」→「カリオストロの復讐(20)」★
  • 「バーネット探偵社(15)」→「謎の家(16)」→「バール・イ・ヴァ荘(17)」

○翻訳について
比較的入手しやすい本をを「アルセーヌ・ルパン」邦訳一覧にをまとめています。

このうち全部読破しようとすると偕成社アルセーヌ=ルパン全集の一点推しになってしまいます。というのは、今は読めるようになったけれど、私自身創元推理文庫、新潮文庫は昔挫折したことがあるからです。偕成社のほうが馴染みがありますし読みやすい。新潮文庫はフォントは読みやすくなりましたし、ラインナップとしてもいいとこ取りな感があります。創元推理文庫は薄いので手軽に感じます。文章については個人の感覚によるので、実際に手にとって数ページ確かめてみるのが一番でしょう。


○お薦め作品
私は短編をちびちび読むより、長編を黙々と読むほうが好きです。そして登場人物が生き生きとしているところが好き。そういう私が独断で選んだ作品なので、参考までに。
ルパンシリーズ前半は帝国主義バリバリの時代を背景としているので、そこに苦手意識(受け入れがたさ)を感じるかもしれませんが、完成度と緊張感の高さはやはりシリーズ前半に集中しています。

  1. 「怪盗紳士ルパン(1)」
    短編集。やはり1作目がないと始まらない。シリーズの持つ多彩さがこれだけでも出ている。
  2. 「813(5)」
    長編。ルパンシリーズ最高潮。ルパンの人生が凝縮されている。
  3. 「八点鐘(12)」
    短編集。全編にわたる機知とユーモアがいい。

次点「水晶の栓(7)」

○お薦めとはいわないが私は好きな作品

  1. 「奇岩城(4)」
    長編。ルパンシリーズの秘密は「奇岩城」に始まって「奇岩城」に終わる。読むなら岩波少年文庫かハヤカワ文庫で。
  2. 「三十棺桶島(10)」
    長編。アルセーヌ・ルパンを期待して読んだ方から文句を言われるかもしれないのでこちら。でもお薦めでもある。怪奇風味が読んでいてぞくぞくする。
  3. 「特捜班ヴィクトール(19)」
    長編。大人の喜劇です。ああそういうことかと分かっで読むのが面白い。お薦めとは言わないですよ。

次点「虎の牙(11)」


◆◇応用編◇◆
ルパンシリーズは読破した、あるいは面白そうなものは一通り読んでしまったという方向けです。

三宅一郎「奇岩城の大嘘」

新潮文庫編集部編「百年目」新潮文庫、2000年所収。
「奇岩城(4)」の邦訳にまつわる長年の誤り、錯覚を指摘したもの。私にとっては(再)出発点となった本。入手できないので図書館等でぜひ。[詳細]

『怪盗ルパン 奇巌城』江口清訳、集英社文庫、1992年
『世界の名探偵コレクション10(2) アルセーヌ・ルパン』長島良三、堀内一郎訳、集英社文庫、1997年

集英社文庫から出ている2冊は解説が豊富で年表などもついていてお薦め。入門としても良し。(解説・浜田知明)

『戯曲アルセーヌ・ルパン』小高美保訳、論創社、2006年

ルパンシリーズには小説だけではなく戯曲もあり。解説もルブランの伝記や、出版来歴について詳しいけれど、ちょっと上級者向けになってしまうかも。でも非常に参考になる一冊。(解説・住田忠久)[詳細]

雑誌「ミステリマガジン」2005年11月号

ルパン生誕百周年&フランス・ミステリ特集号。ルブラン作の短編「壊れた橋」や、ボアロー=ナルスジャックのパスティーシュ等見所が多い。入手可能なので書店等でお取り寄せを。[詳細]

トマ・ナルスジャック「アルセーヌ・リュパン」

創元推理文庫「二つの微笑を持つ女」所収。
小論。パスティーシュを書くだけあって短文ながら本質をよく見抜いていると思う。

○参考
一冊まるごとアルセーヌ・ルパンを扱っているのは以下の3冊です。どれも入手できないため探してまで読む必要はないと思います。

和田英次郎『怪盗ルパンの時代 ベル・エポックを謳歌した伊達男』早川書房、1989年

ルパンシリーズ中の車や、ロシアなどのキーワードに焦点を当てて書いている。読みやすい。

ジャン・クロード・ラミ『アルセーヌ・リュパン 怪盗紳士の肖像』大友徳明訳、東京創元社、1986年

パスティーシュ風味。一部原作とはパラレルな設定になっていてるので、気をつけて読まないと混乱する。

『名探偵読本 怪盗ルパン』榊原晃三編、パシフィカ、1979年

内容は多彩だけれど、少々古くなっていると感じる。(未入手のため一部閲覧したのみ)
(参考)名探偵読本-7怪盗紳士ルパン 榊原晃三編

○ルパンシリーズの周辺
フランスの推理小説についての研究書です。興味があれば読んで損はしないと思います。

小倉孝誠『推理小説の源流 ガボリオからルブランへ』淡交社、2002年

19世紀からからルブランへいたるまでのフランスにおける推理小説について追ったもの。[詳細]

松村喜雄『怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史』双葉文庫、2000年

19世紀から第二次世界大戦後までのフランス・ミステリーについて俯瞰できる。ルパンシリーズに関しては情報が古いところもある。[詳細]

映画「キサラギ」

ユースケ・サンタマリア→オダ・ユージ、香川照之→いちご娘というハンドルネームにまんまと釣られて見に行った(笑)

退屈な部分もあるのだけれど、揃ってから徐々にシチュエーションが分かってきて、時折笑えた。どちらかというと夜中のテレビでまったり見る内容という感じがする。レイトショーでまったり見てよかった。んで、私はジョーはいらなかったと思う。

キャスティングの妙だなあ。「オダ・ユージ」って騙れるのは彼しかいないというのと、もう一個意外性。安男は最初わざとらしさを感じたけれど、途中から慣れた。スネークはこうもりっぽさ、軽さが出ててよかった。いちご娘、ちょっぴり可愛かった。やっぱ一番かわいそうなのは家元だなあ…。


映画「キサラギ」オフィシャルサイト
http://www.kisaragi-movie.com/

2007/06/23

名前の呼び方

フランス語の原文を眺めていて気づいたことがある。「金髪婦人(2-1)」「ユダヤのランプ(2-2)」でウィルソンがショルメスのことをハーロックって呼んでる。(このブログでエルロック・ショルメスとしているのは、ルパンシリーズで描かれている人物を浮き彫りにするためのものなので、イギリス人ならハーロックかな)

これには少し驚いた。この時代のブルジョワジー(中流階級?)は、下の名前(ファーストネーム)で呼ばず姓で呼びあうのが一般的だから。ここのところ個人によっても異なるから必ずそうとはいえないけれど。ウィルソンはショルメスのことをファーストネームで呼んでいるのに、ショルメスはウィルソンを姓で呼んでいるのもバランスが取れてないっぽい。ということは…2人の力関係はなんだろう? 1.幼馴染、2.名前もウィルソン(ありえないって)、3.実はウィルソンがボスetc.…

念のためシャーロック・ホームズはファーストネームで呼ばれているかどうかを調べた。呼ばれているけれど、呼んでいるのは兄マイクロフトのようだ。それを承知でウィルソンにショルメスをファーストネームで呼ばせているのだろう。

調査には以下のサイトの原文を使用した。
http://etext.library.adelaide.edu.au/d/doyle/arthur_conan/


さてルパンはどうかというと、アルセーヌと呼ばれる例は「アンベール夫人の金庫(1-7)」にある。ここでは恩人ということで身内扱いされているからだろう。他には見当たらない。本名よりも偽名のファーストネームで呼ばれることの方が多い。女性からだ。親しい男女間ならば、ファーストネームで呼び合っても不思議ではないのだろう。ただしそれらはシリーズの後半で、登場する人物や時代の違いもあるけれど後半は男女間も軽いイメージがある。

呼ぶ例で行くと、ルパンがファーストネームで呼ぶのは使用人や部下など目下の相手で、(一応)対等な立場で呼んだ例は「テオドール」しか浮かばない。「バール・イ・ヴァ荘(17)」に出てくる人物だ。でもこの場合、親しいというより、いつの間に名前呼び合う仲になったのかと突っ込むべきで…まあ2人のそらっとぼけた会話がたまらなく可笑しいのだけど。ルパンがかなりリラックスしているのは分かるけれど、テオドール氏の態度には不審な感もある。

私がルパンとテオドール氏が同年齢くらいだろうと思っている根拠の一つは、自分のことをラウール(偽名のファーストネーム)と呼んでもいいよとも言っているからだ。年齢には敏感な男だから、そうでなければ嘘でも言わないだろう。テオドール氏はラウールと呼んだかというと、今のところそんなシーンは発見できていない。

ミステリー名作選「男爵夫人の鳩紅玉」公演予定

大阪にあるP・T企画という劇団の公演です。
アルセーヌ・ルパン2度目の企画です。
今回も見にいけませんが、見覚えがあるようなないような名前が並んでいますね。
アレンジ元はアレかなと想像してます。


劇団P・T企画:男爵夫人の鳩紅玉
http://pt-kikaku.com/00mystery18/00top.htm

ミステリー名作選 Vol.18 in Cafe Restaurant Girasole
アルセーヌ・ルパンシリーズ
男爵夫人の鳩紅玉(ピジョン・ブラッド)
7/14(土)~17(火)

劇団P・T企画
http://pt-kikaku.com/
大阪ナイトカルチャ-:アルセーヌ・ルパン『男爵夫人の鳩紅玉』
http://www.osaka-nightculture.com/detail.php3?eid=754

2007/06/21

高橋冴未「きらきら馨る 虎の巻」

文庫本購入者が対象の全員プレセントの景品。申込に不備があったためようやくゲット。
文庫本サイズで、装丁は同じ紫色のトーンで揃えている。
大半は文庫化で漏れた単行本のあとがきや平安時代の有職故実やアフレコレポート。描き下ろしは右大臣家のその後すなわち葵復活作戦。綾姫は亡くなったことになってたからね。めでたしめでたし。
もうすぐ入内篇の予告懐かしい。ひょっとしたら単行本にはカバーめくった本体のほうに載ってたかも。

2007/06/19

大河ドラマ「風林火山」第24回 「越後の龍」

今回景虎よりも真田のほうが見所だったのでは。忍芽さんカッコいいなあ。六連銭のエピソードよかった。

赤い演出の景虎とかなぜか反って笑えてしまった。オープニングは見逃した。教来石が井戸を埋めたと報告したとき晴信が言ったセリフ「ようした、教来石」の教来石の節回しもツボにはまってしまった。「甘利(あ~ま~り~)」だとか信虎が入ってきている。四郎(赤ちゃん勝頼)を抱っこしてるときのセリフ回しはもうちょい普通にしてていいと思うけど。


「時代劇マガジン」に載っていたけれど、武田勝頼役は晴信の子供時代(勝千代)を演じた池松壮亮くんらしいです。これは嬉しい。勝頼の成長が楽しみ。

公式サイトにも情報が上がってました。
Blue Shuttle Official Site:池松壮亮
http://www.blue-shuttle.com/actor/ikematsu.html

2007/06/17

アルセーヌ・ルパンシリーズ出版100周年

今を去ること100年前の6月10日にルパンシリーズ最初の単行本が発売されました。「怪盗紳士ルパン(1)」です。

「Arsene Lupin, gentleman-cambrioleur」というタイトルがなんとも秀逸です。最初の挨拶、名刺代わりとしてうってつけのタイトルだからです。「813(5)」で、ケッセルバッハに突きつけられた名刺の文句がまさにこの「Arsene Lupin, gentleman-cambrioleur」です。だから肩書きとフルネームが揃わなくちゃならないのです!

ちなみに新潮文庫版ではタイトルこそ「強盗紳士」だけど、名刺の肩書きには「紳士強盗」とも訳しています。実はこちらのほうが妥当なのではと思っています。

なお、ルパンシリーズの単行本一覧は「アルセーヌ・ルパン」作品リストにまとめています。


以下のブログで発売に先駆けて雑誌「ジュ・セ・トゥ」の1907年6月号に掲載された広告が紹介されています。

100年前のフランスの出来事 「強盗紳士アルセーヌ・ルパン」単行本ついに発売!
http://france100.exblog.jp/5604072/

景品もよくて、宣伝文句も気合が入っていますね。雑誌「ジュ・セ・トゥ」や原作を発表順に読んでいくと、シリーズを盛り立てるためにいろいろな手練手管を使っているのが分かって面白いです。純文学を志していたルブランにとってこれら商業主義は嫌な面もあったんだろうと思いますが、上手い。ルパンシリーズは第1作の反響を受けて続編の依頼を受けたようですが、ホームズ登場についても編集側から要請(強い期待)があったことは想像に難くないです。

折角なので、懸賞のベスト3に答えてみます。
1. 「ハートの7(1-6)」…「常軌を逸して素晴らしく思える冒険」といえばこれでしょう。
2. 「遅かりしエルロック・ショルメス(1-9)」…膨らんだ袋、零れ落ちる宝石…昔から好き。
3. 「王妃の首飾り(1-5)」…あらためてハヤカワ文庫版を読んだとき一番衝撃を受けた。

2007/06/13

ル・フィガロのクイズ:アルセーヌ・ルパンを知っていますか?

以前紹介したル・フィガロのクイズ記事が、サイトのクイズコーナーにあがっていました。採点&解答ありなので、ぜひ挑戦してみてください。結構難しいですよ。

Quizz : Connaissez-vous Arsene Lupin
http://quiz.figaro.net/quiz.php?cle=47


文字化けしている場合は、西ヨーロッパ言語にエンコードしてください。文字化けしたままだとボタンが上手く機能しないようです。
ブラウザがIEの場合、表示→エンコード→西ヨーロッパ言語

フランス語が分からない方は以下の記事を参照ください。ただし、ページ下部のコメント欄に私の回答がありますので、ご注意ください。
ル・フィガロの記事:アルセーヌ・ルパンを知っていますか?


私の成績は16/18でした。過去に調べていたしその際コメントも頂いて参考になったのでかなりずるい点数ですが単純に嬉しい。

2007/06/11

大回顧展モネ

MONET 大回顧展モネ ―国立新美術館にて開催!―
http://monet2007.jp/
国立新美術館 2007年4月7日(土)~7月2日(月)

訪問日:6/4
開催前からずっと行きたくてチケットも買っていたけれど、会期も終盤になってしまった。100点近くモネモネモネで埋め尽くされていた。とくに「かささぎ」は圧巻だった。一番大きな睡蓮の絵は透明のプラスチックか何かで保護されてて、照明が反射して見づらかった。エトルタの絵も2枚あった「ポルト・ダヴァルと針岩」と「エトルタの日没」。

会場は細かくブロックに分かれているため、モネの影響を受けた作品のスペース(行き止まり)と順路と来た道とが分からなくなる、ちょっとした迷路感覚を味わってしまった。冷房の噴出し口が床にあるので、サンダルとか足が露出する靴だと冷えるかも。モネの影響を受けた作品たちは少なからず意味不明なものもあった。白いキャンバスが2つ重なってるのとかよく分からない。

グッズは普段見かけるのとは違う一風変わったものもあった。マーブルチョコレートをちりばめて絵道具のパレットのようにしてあるのが可愛いかったけど、高いのでパス。でもモネ・マーカーはつい買ってしまった。

ティエリー・ジョンケ「蜘蛛の微笑」

平岡敦訳、ハヤカワ文庫
あとがきにもあったけれど、何の予備知識なく読むのがいいです。タネに驚くというよりも描写にやられた感がある。二人称の部分もすごい。


本筋に関係ないところで私にはちょっとしたサプライズが。ヴェジネはルパンが住んでいた場所だなあ(「カリオストロの復讐」)と思いつつ読んでいたのだけど、あそこへ行くとは嬉しかった。エヴの株が上がった。

「鉄人28号 白昼の残月」感想

初回でも残月とショウタロウの両親については勘付いた。だから動機や背景が共感できるかどうかが肝だったけれど、私には理解できなかった。作画は映画にしてはよくないと感じる人もいるだろうなあ、私はあまり気にならなかったけれど。ロボの戦いのところは動いて迫力があったし。お粗末扱いされてたけれど、MONSTERの動きもよかった。私がMONSTER好きになったのはタイムスリップグリコのおかげだ。この造詣でちゃんと立つんだと感動した。(ボディにMONSTERと書くなんて何それふざけてるの的な感想を見かけたことが…全く知らない人には抵抗あるよねあのデザイン)

ストーリーや作画よりも、台詞回しが気になった。セリフの「型」を作りたいのかもしれないけれど、ちぐはぐさを感じてしまう。脈絡なさも。ラストのセリフももっとどうにかなったんじゃないかと思う。内容の割りに、見たあとの感想がさわやかだったけれど。なんどか見ていると映画館の暗がりで見るために作られた作品だということがよく分かる。月の演出や、鉄人の目、音楽など。仕草や表情の描写も気を配られている。だから惜しい。


でもいいんです。何より見られたことがうれしい。楽しめたし。大塚署長がかっこよかった。ピストルを構えたり、正太郎を助けるシーンも多くて。お茶目なところも好きだ。正太郎はお寺で正座しているのが礼儀正しくて可愛い。ポートレートにイメージボードが使われていたのも高ポイント。でも全体的にTV版よりちんまり描かれた気がする。ショウタロウと並んだときのバランスや、著長さんに助けられるシーンが多いところや。お高ちゃんの問題発言。あれはどーなのよ。笑っちゃったけど。

村雨とお高ちゃんは、不可欠な存在です。クロロホルムはTV版より男前度が上がっていた。声優話になってしまうと、ショウタロウは最初は期待はずれの感がするけれど最後は納得する。竜作はどこまで行っても若本さんだなあ。月枝さんはこの方しかありえない。

2007/06/10

フィリピンのTVドラマ「LUPIN」(続報)

公式サイトがあったようです。
トップの画像、車のCMみたい(笑)
VIDEOメニューで動画も見られます。
時間がまちまちだから、フル映像ではないと思うけど。

Lupin - iGMA.tv
http://www.igma.tv/shows/Lupin


フィリピンのTVドラマ「LUPIN」

2007/06/09

大河ドラマ「風林火山」第22回 「三国激突」

前回キャストが少なかったのに、今回は怒涛のように人物と情報が…小山田殿、早分かり地域情勢図ありがとう。あのとき勘助を雇わなかった自分は見る目があったなんてかっこいいセリフだ北条。

いずれ自分で海のある土地を手に入れるさと発言し、それは駿河ではあるまいの?といわれて笑う晴信、黒い、黒すぎる。渋声の雪斎と、やけに美声な義元と、黒晴信の取り合わせ、聞いてるとくらくらする。いいですわ。

2007/06/06

「花とゆめ」2007年13号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

キョーコのなりきりは、年齢設定が15歳から引き下げられて10歳くらいになっている。その頃の久遠君と似ているのだそうだ。ローリィも前回似ていると思ったみたいだし。クーのことは心中では先生と呼んでいる。表はもちろん父さん。

キョーコは母子家庭で母と上手く行っていない事情を話したようだ。お父さんの子どもだからという“特別”宣言を受けてうれしそう。子どもなら当然包まれていていいはずの絶対的な安堵感みたいなものを味わったことがないんだもの。クーが相手でよかったね。ひねくれた誰かさんにとっては、その懐の大きさが反って縛りになったのだろうか。

デコピンへの反撃に何をやってもいいと宣言されたので、キョーコは父さんをぎゃふんと言わせるべくペットボトルをつかっていそいそと何かを作っている。楽しそう。デコピンのときのクーの表情、似ているのはどのシーンだっけ…。

蓮の言う空の遊びっていうのはハンググライダーとか? ひょっとしたら小型セスナとか操縦できたりして。もしやファントム?!(って無理無理。単行本のどれかに書き下ろされていたイラストの戦闘機ね)

蓮と社さんは番組収録中のクーがいるテレビ局へ。そこで出会っちゃいましたよ。キョーコ久遠と蓮が! これで1ヶ月待つのか。長いなあ。キョーコの顔が久遠君だったから、言葉は交わさないかもしれないけれど、蓮は久遠だと気づくかな。


次回14号はお休みで15号から再開。単行本第16巻が6月19日発売予定。
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

横山光輝「鉄人28号 原作完全版」第20巻購入のこと

ファイア三世編後半と、砂漠の怪ロボット編の序盤。「ファイア三世だっていいロボットですよ」その通り。ファイア博士って腕はいいんだけどね。


見出し一覧に第20巻の収録範囲を追加しました。
漫画「鉄人28号」見出し一覧

2007/06/03

「DS図書館 世界名作&推理小説&怪談&文豪」発売予定

『DS図書館 世界名作&推理小説&怪談&文豪』 さまざまなジャンルの作品を収録 - ファミ通.com
http://www.famitsu.com/game/coming/2007/05/14/104,1179107258,71597,0,0.html

8月2日発売予定。
DS持ってないけど、読みづらそう。とりあえず全部ぶち込んでみましたっていうタイトルもある意味素敵だが、収録予定作品の一覧がツッコミどころ満載(笑)

幸の女王←雪?
ブレーメンの町楽隊←普通は音楽隊じゃ?
ルブランモーリス(ルパンシリーズ)←姓・名は珍しいながら別にいいけど切れ目は?
アーサーコナン(推理シリーズ)←切れ目は?シリーズその2。姓はどこいった??
エドガーアランポー(推理シリーズ)←切れ目は?その3。とりあえず名・姓の順にはなってる

名前の表記ぐらい統一せい!(笑)


□2007/06/21追記
図書館DS 名作&推理&怪談&文学
http://www.dorasu.com/ds/library/index.html
体験版が公開されています。青空文庫の文章を利用しているようです。

2007/06/01

「Arsene Lupin」5巻本の全集(洋書)

ロベール・ラフォン社のブカン・コレクションとして1986年ごろ出版された5巻本の全集。まず3巻まで出て、そのあと4、5巻が発行されたようです。ルブラン自身の手によるアルセーヌ・ルパンものが3巻までにほぼ出揃い、4巻にはボワロー=ナルスジャックなどのパスティーシュを中心に、5巻には非ルパンものが集められています。


□各巻の収録タイトル
作品No.は「アルセーヌ・ルパン」作品リストに従う。「-」となっているのは非ルパンもの。「※」は他作家のパスティーシュ。

巻数No.通しNo.タイトル作品No.作品名備考
111La comtesse de Cagliostro13カリオストロ伯爵夫人
22Arsene Lupin, gentleman cambrioleur1怪盗紳士ルパン
33Les confidences d'Arsene Lupin6ルパンの告白
44Le retour d'Arsene LupinA1アルセーヌ・ルパンの帰還戯曲
55Arsene Lupin3戯曲アルセーヌ・ルパン戯曲
66Le bouchon de cristal7水晶の栓
77Arsene Lupin contre Herlock Sholmes2ルパン対ショルメス
88L'aiguille creuse4奇岩城
219La demoiselle aux yeux verts14緑の目の令嬢
210Les huit coups de l'horloge12八点鐘
3118135813
412L'eclat d'obus8オルヌカン城の謎
513Le triangle d'or9金三角
614L'ile aux trente cercueils10三十棺桶島
3115Les dents du tigre11虎の牙
216L'homme a la peau de biqueA2山羊皮服を着た男短編
317L'agence Barnett et Cie15バーネット探偵社
418Le cabochon d'emeraudeA3エメラルドの指輪短編
519La demeure mysterieuse16謎の家
620La barre-y-va17バール・イ・ヴァ荘
721La femme aux deux sourires18二つの微笑を持つ女
822Victor, de la brigade mondaine19特捜班ヴィクトール
923La Cagliostro se venge20カリオストロの復讐
4124Le secret d'Eunervilleウネルヴィル城館の秘密ボワロー=ナルスジャックによる偽作
225La poudriereバルカンの火薬庫ボワロー=ナルスジャックによる偽作
326Le second visage d'Arsene Lupinアルセーヌ・ルパンの第二の顔ボワロー=ナルスジャックによる偽作
427La justice d'Arsene Lupinルパン、100億フランの炎ボワロー=ナルスジャックによる偽作
528Le serment d'Arsene Lupinルパン危機一髪ボワロー=ナルスジャックによる偽作
629L'affaire Oliveiraルパンの発狂ナルスジャックによる偽作
730Dorothee danseuse de corde-綱渡りのドロテ
831Le prince de Jericho-ジェリコ公爵
932Les milliars d'Arsene Lupin21ルパン最後の事件
1033Le secret des rois de Franceフランス王の秘密ヴァレール・カトガンによる偽作
5134La dent d'Hercule Petitgris-プチグリの歯
235De minuit a sept heures-真夜中から七時まで
336La vie extravagante de Balthazar-バルタザールの風変わりな毎日
437Le chapelet rouge-赤い数珠
538Le cercle rouge-赤い輪
639La frontiere-国境線
740La foret des aventures-[冒険の森]
841Le formidable evenement-ノー・マンズ・ランド
942Les trois yeux-三つの目
1043Un gentleman-[紳士]


この5巻本は現在入手不可。1~3巻までは、おそらく編集したフランシス・ラカサン氏の説を基に、劇中の時代を基準に並べられている。ラカサン氏作成の年表はオムニビュス社の3巻本の全集(洋書)の第2巻に収録されている。ただし、この年表は不十分なところもあり、それをを正したとしているのが、ルオー氏の年表

ところで、作中の年代順に読むのも面白いけれど、シリーズを通して読むなら一度は発表順に読むことを勧める。つまり、偕成社アルセーヌ=ルパン全集の順番や、原文ならオムニビュス社の3巻本の全集(洋書)の並び順で。なお、オムニビュス社版には「アルセーヌ・ルパンの冒険(A5)」入っている、ロベール・ラフォン社版にはない。逆に、ロベール・ラフォン社版にはオムニビュス版にない「ルパン最後の事件(21)」「アルセーヌ・ルパンの帰還(A1)」が入っている。


Bienvenue sur le site des Editions Robert Laffont(フランス語)
http://www.laffont.fr/
Bienvenue sur le site de bouquins(フランス語)
http://www.laffont.fr/bouquin/lacassin.asp
1:http://www.bouquins.tm.fr/livre.asp?code=2-221-04805-9
2:http://www.bouquins.tm.fr/livre.asp?code=2-221-04806-7
3:http://www.bouquins.tm.fr/livre.asp?code=2-221-04807-5
4:http://www.bouquins.tm.fr/livre.asp?code=2-221-05285-4
5:http://www.bouquins.tm.fr/livre.asp?code=2-221-05438-5


オムニビュス社の3巻本の全集(洋書)
「アルセーヌ・ルパン」エピソード年表(ルオー氏作成版)

□2009/11/25 最終更新

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