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2007/06/11

「鉄人28号 白昼の残月」感想

初回でも残月とショウタロウの両親については勘付いた。だから動機や背景が共感できるかどうかが肝だったけれど、私には理解できなかった。作画は映画にしてはよくないと感じる人もいるだろうなあ、私はあまり気にならなかったけれど。ロボの戦いのところは動いて迫力があったし。お粗末扱いされてたけれど、MONSTERの動きもよかった。私がMONSTER好きになったのはタイムスリップグリコのおかげだ。この造詣でちゃんと立つんだと感動した。(ボディにMONSTERと書くなんて何それふざけてるの的な感想を見かけたことが…全く知らない人には抵抗あるよねあのデザイン)

ストーリーや作画よりも、台詞回しが気になった。セリフの「型」を作りたいのかもしれないけれど、ちぐはぐさを感じてしまう。脈絡なさも。ラストのセリフももっとどうにかなったんじゃないかと思う。内容の割りに、見たあとの感想がさわやかだったけれど。なんどか見ていると映画館の暗がりで見るために作られた作品だということがよく分かる。月の演出や、鉄人の目、音楽など。仕草や表情の描写も気を配られている。だから惜しい。


でもいいんです。何より見られたことがうれしい。楽しめたし。大塚署長がかっこよかった。ピストルを構えたり、正太郎を助けるシーンも多くて。お茶目なところも好きだ。正太郎はお寺で正座しているのが礼儀正しくて可愛い。ポートレートにイメージボードが使われていたのも高ポイント。でも全体的にTV版よりちんまり描かれた気がする。ショウタロウと並んだときのバランスや、著長さんに助けられるシーンが多いところや。お高ちゃんの問題発言。あれはどーなのよ。笑っちゃったけど。

村雨とお高ちゃんは、不可欠な存在です。クロロホルムはTV版より男前度が上がっていた。声優話になってしまうと、ショウタロウは最初は期待はずれの感がするけれど最後は納得する。竜作はどこまで行っても若本さんだなあ。月枝さんはこの方しかありえない。

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