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2007/03/07

作品リストの作品名をショルメスに改めること

作品リストの作品名をホームズからショルメスに変更した。作品リストをあまりコロコロ変えるのは良くないので躊躇していたけれど、この件については朝令暮改なことにはならないと思うので。
作品リスト

最初は手探り状態だったから、ハヤカワ文庫「怪盗紳士ルパン」にあるリストを参考にしたけれど、新しい情報が出てきて補足したためかなり違ってきている。シリーズの全体像について少しは理解できてきたから自分なりのリストを作るべきかなと思うけどまだ試行錯誤中。一応努力の跡→作品リスト試案
「ルパンの冒険(3)」(戯曲が翻訳されたし)と「ルパン最後の事件(21)」(最後じゃないし)もいずれは変更する必要があると考えているけど、今のところ保留。


イギリス人なのになぜ英語発音のハーロック・ショームズでなく、フランス語発音のエルロック・ショルメスとしたか。以下理由。

・原文では「Herlock Sholmès」であること(アクサンがついているので姓のeはエと読む)
・研究書等でエルロック・ショルメスと音写されていること 例:「推理小説の源流 」
ドキュメンタリー「Arsene」で、エルロック・ショルメスと発音しているように聞こえること
・英訳版では必ずしもハーロック・ショームズではなく、ホルムロック・シアーズと名前が変更されている場合があり、日本のミステリ関係の本の中には原作ではシアーズだと誤っているものもあった。ゆえにハーロック・ショームズという名前は定着していないこと
・フランスにはeにアクサンのついたオルメス(Holmèsという姓があるらしいこと。それを踏まえた名前と思われる


○余談1
以下のフランス語原文が読めるサイトでは、「遅かりしエルロック・ショルメス(1-9)」にはアクサンがなく、「金髪婦人(2-1)」以降はアクサンがつく。細かい。(オムニビュス社の3巻本の全集(洋書)では遅かりし~もアクサンつき)
Books in the public domain in Canada - Maurice Leblanc

○余談2
音楽家オーギュスタ・オルメスはフランスに帰化したときに、姓をホームズからオルメスに改めたらしい。
オーギュスタ・オルメス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%B9

○余談3
「ハックルベリー・フィンの冒険」(トム・ソーヤは読んだことないもので)の作者マーク・トウェインの小説にシャーロック・ホームズが出てくる話がある。「大はずれ探偵小説」という題でエラリイ・クイーン編「シャーロック・ホームズの災難[上]」に翻訳されている。

原題は「A Double Barrelled Detective Story」だけど、これがフランスで出版されたとき、姓にアクサンがついて「Plus fort que Sherlock Holmès(シェルロック・オルメスより強し)」というタイトルになったようだ。一応贋作だと仄めかせられるフランス語ならではの表記だ。1907年2版ということなので「金髪婦人(2-1)」よりぎりぎり後、惜しい。Sherlock Holmesってフランス人はどう発音してたんだろう。

Plus fort que Sherlock Holmes by Mark Twain - Project Gutenberg(フランス語)
http://www.gutenberg.org/etext/11622
Gallica - Twain, Mark (1835-1910). Plus fort que Sherlock Holmes ; suivi de Sept contes. 1907.(フランス語。上の底本)
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k661525
A Double Barrelled Detective Story by Mark Twain - Project Gutenberg(英語)
http://www.gutenberg.org/etext/3180
A Double Barrelled Detective Story by Mark Twain - Project Gutenberg(英語。オーディオ版)
http://www.gutenberg.org/etext/9017
Not the Sherlock Holmes page selected Gaslight parodies and pastiches(英語)
http://gaslight.mtroyal.ab.ca/gaslight/parody.htm
ところでSherlockというのは古英語でfair-haired(金髪)の意味らしいんだけど…。
sherlock - Definitions from Dictionary.com
http://dictionary.reference.com/browse/sherlock

○余談4
少し時代が下ってフランスのカミと言う作家にLoufock Holmèsという探偵が登場する作品がある。これはルーフォック・オルメスと翻訳されている。ちなみにLoufockはloufoqueと同じ発音で、さらに脱線すると、loufoqueはもともとfouという言葉の隠語だったようだ。

ルーフォック・オルメス(Loufock Holmes)
http://www.aga-search.com/807loufockholmes.html
読書会l'Insoutenable legerete de l'etre
http://homepage2.nifty.com/RieEzaki/french/kundera.html

L6 loufoque = (fou の largonji 隠語)(話などが)とてつもない
largonji 隠語というのは、語頭の子音をl で置き換え、その子音を
語末に置き、-em, -{, -i,-oque,-uche,-ardなどの語尾を加えて作った
隠語だそうです。EX. joargon ->largonji, bon->lonbem

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コメント

ショルメスはショルメスとして面白いキャラですよね。
せっかくのルパンシリーズの名ライバルキャラなのに、日本の慣習でホームズと翻訳しちゃうのは逆にもったいなかったんじゃないかなと思います。ホームズファンにも必要以上に恨まれるし(笑)。
K-Aさんの以前の考察の通り、「ショルメス」だからこそ効いてくるギャグの仕掛けもちりばめられているんですよね。

邦訳書によく書いてある、ショルメスがホームズであることは明らかだというのは証明されたものではなくて、完全な方便なのですよね。むしろかなり無理があるうえに、やってはならないことのはずなのですが。いろんな読み方、捕らえ方があっていいはずなのに、制限されてしまっているのはもったいないと思います。
私はショルメスがショルメスとして好きなので、いろいろいわれるのはちょっと悲しいです…。追いかけるときにトリックを使ってくるほどの人物はショルメスだけなのに。

同感です。
あえて「ショルメスが好き」と言うスタンスの文章ってあまり見たことないんで、ちょっと嬉しいです(笑)。新派立ち上げましょうか(笑)。

いいですねー新派(笑)
自分が多分に判官びいき気質なのは自覚してます(笑)

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