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2006/12/30

雑誌「ふらんす」2007年1月号 対訳で楽しむ『カリオストロ伯爵夫人』

全4回連載の2回目。著者:太田浩一

今回も2シーン。引用箇所は少ないけれど内容を補足してあるので一応筋が追えるようになっている。朝にはある女性と甘美なときを過ごし夕べには別な女性を神だとあがめる。最低な男ーと思いつつ。それが性なんでしょう。

もう一つは手鏡の力によって若さを取り戻すシーン。この手鏡には謎の4つの言葉が彫り付けてある。そういえば七本枝の燭台というのは枝が7本じゃなくて6本+支柱なんですよね。なんとなく7本と思ってしまっていた。思えば日本の七支刀っていうやつも枝分かれしているのは6本だった。

付録のコラムは「ルパン対ホームズ」

コミックマーケット71で「鉄人28号 白昼の残月」の

プロモーション映像が見られるらしいです。明日(12/31)がラストです。
私は見てません。ちゃんとした情報があれば見られるまで待っても良かったんだけど、あまり長い間居られる場所じゃないから。匂わすぐらいでもいいから公式で書いといてくれればいいのに。

StarChildイベント情報
http://www.starchild.co.jp/event/comike71.html
すたちゃまにあ~STARCHILD WEB SITE~
http://www.starchild.co.jp/


企業ブースでは他に2004年度TVアニメ版の鉄人28号の下敷きが売ってますのでどうぞ。
(2年前から売っているやつなので絵柄はどこかでみたことあるはずのもの)
セル画専門店 アニメショップ アニメワールドスター
http://www.anime-world-star.com/

横山光輝「鉄人28号 原作完全版」第15巻購入のこと

巨大アリ事件の結末部分と、にせもの事件の前半です。本物と偽物が全く同じ外観というのが面白い。そっくりでも漫画の記号として少し変えてあるパターンのほうが多いのでは。

見出し一覧に第15巻の収録範囲を追加しました。
漫画「鉄人28号」見出し一覧

2006/12/29

雑誌「オトナアニメ」Vol.3の鉄人28号特集予定

洋泉社の雑誌「オトナアニメ」のVol.3がアニメ劇場版「鉄人28号 白昼の残月」について掲載すると予ねてから告知がありましたが、ちょっと詳しい内容が出ました。2007年1月11日発売予定です。

オトナアニメ 3 - Yahoo!ブックス
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/r0234916
アニメイト通信販売:商品詳細:書籍 オトナアニメ VOL.3
http://www.animate-shop.jp/webshop70/commodity_param/ctc/book/shc/0/cmc/4056675

☆『鉄人28号 白昼の残月』公開記念特集
  鬼才・今川泰宏の世界
  今川泰宏監督ロングインタビュー(予定)


オトナアニメ(オフィシャルブログ)
http://d.hatena.ne.jp/otonaanime/


□2007/01/09
公式サイトに表紙が出ました。こってりしすぎ。
“燃えよ!今川泰宏”の世界とありますね。
オトナアニメ:あけましておめでとうございます!/表紙です
http://d.hatena.ne.jp/otonaanime/20070106

2006/12/22

「アルセーヌ・ルパン」エピソード年表(ルオー氏作成版)

アンドレ=フランソワ・ルオー氏作の年譜から起こしたものです。翻訳を通さずに日付と作品名だけを拾ったので内容を取り違えているかもしれません。この年譜は「LES NOMBREUSES VIES D'ARSENE LUPIN」(アルセーヌ・ルパンの幾多の生涯)というアルセーヌ・ルパン研究本に収録されているようです。元の年譜は表下のリンクを参照ください

「アルセーヌ・ルパンの帰還(A1)」「アルセーヌ・ルパンの冒険(A5)」「その女性は僕のもの(A7)」以外、ほぼすべての作品を年譜に収めています。贋作ルパンものも含んでいますが省きました。以前紹介した「アルセーヌ・ルパン」エピソード年表(集英社文庫版)と一部順番が違いますが、作中で事件年が分かる作品と分からない作品があるためです。

事件年年齢備考作品No.タイトル
1.ダンドレジー時代(1872-1899)
18740誕生
188061-5王妃の首飾り[事件]
188612母死亡
1892181-7アンベール夫人の金庫
189420-[友人のサービス]
13カリオストロ伯爵夫人
1896226-2結婚指輪[回想]
2.ルパン時代(1900-1909)
1901271-1アルセーヌ・ルパンの逮捕
9月1-2獄中のアルセーヌ・ルパン
1902281月1-3アルセーヌ・ルパンの脱獄
3月1-4謎の旅行者
5月1-5王妃の首飾り[解決]
6月1-6ハートの7
7月1-8黒真珠
1-9遅かりしエルロック・ショルメス
9月-翌3月7水晶の栓
1903293月-8月6-9ルパンの結婚
8月6-2結婚指輪[事件]
8月-9月6-4地獄の罠
10月6-8麦藁のストロー
11月6-5赤い絹の肩掛け
12月6-6さまよう死霊
1904302月2-1金髪婦人[当たりくじ事件]
3月2-1金髪婦人[殺人事件]
4月6-3影の合図[事件]
9月-10月2-1金髪婦人[ダイヤモンド事件]
1905314月6-3影の合図[解決]
4月6-1太陽のたわむれ
4月-8月14緑の目の令嬢
11月A3エメラルドの指輪
11月-翌8月15-*バーネット探偵社
190632A4壊れた橋
7月18二つの微笑を持つ女
1907332月-3月16謎の家
6月-9月3戯曲アルセーヌ・ルパン
1908343月6-7白鳥の首のエディス
6月2-2ユダヤのランプ
1909354月-12月4奇岩城
A2山羊皮服を着た男
3.セルニーヌ時代(1910-1913)
1910366月-10月17バール・イ・ヴァ荘
19113712-*八点鐘
1912384月-翌6月5813
4.ペレンナ時代(1914-1919)
19144011月-12月8オルヌカン城の謎
1915414月9金三角
1917433月10三十棺桶島
1919452月-9月11虎の牙
5.最後の冒険(1920-1939)
1921477月-綱渡りのドロテ
1923493月-6月19特捜班ヴィクトール
-プチグリの歯
1924501月-9月20カリオストロの復讐
3月-10月21ルパン最後の事件
192854(1928-1929)22アルセーヌ・ルパン最後の恋
1932588月A6アルセーヌ・ルパンとの十五分


□リンク
フランス語版と英語版がありますが、違いは確認していません。参照したのはフランス語版です。
Arsene Lupin : chronologie d'un gentleman-cambrioleur(仏語)
http://captainbooks.free.fr/articles/lupin.html
Arsene Lupin Timeline by A.-F. Ruaud(英語)
http://www.coolfrenchcomics.com/arsenelupintimeline.htm

les moutons electriques - Les Nombreuses vies d’Arsene Lupin
http://www.moutons-electriques.fr/livre.php?p=intro&n=10(仏語。概要)
http://www.moutons-electriques.fr/livre.php?p=index&n=10(仏語。目録)
この本はBibliotheque rouge(赤のライブラリー)の一冊で、同じくホームズやファントマの本も出版されているようです。
les moutons electriques(仏語)
http://moutons-electriques.com/

紀伊國屋書店BookWeb:LES NOMBREUSES VIES D'ARSENE LUPIN (MOUTONS ELECTRI)
https://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/booksea.cgi?ISBN=2915793107


□贋作ルパンもの
元の年譜にある原作者以外のルパンもの、贋作か研究書か分かりませんが、タイトルと何語で書かれているかのみ挙げておきます。ボアロー=ナルスジャックについては邦題も。

Michel Zink "Le Mystere d'Arsonval" (仏)
Yves Varende "Les ecumeurs de la Bourse" (仏)
Randy & Jean-Marc Lofficier "Arsene Lupin Arrives Too Late" (英)
Boileau-Narcejac "Le Serment d'Arsene Lupin" (仏) 邦題「ルパン危機一髪」
Boileau-Narcejac "Le Second Visage d'Arsene Lupin" (仏) 邦題「アルセーヌ・ルパンの第二の顔」
Boileau-Narcejac "La Poudriere" (仏) 邦題「バルカンの火薬庫」
Boileau-Narcejac "Le Secret d'Eunerville" (仏) 邦題「ウネルヴィル城館の秘密」
Boileau-Narcejac "La Justice d'Arsene Lupin" (仏) 邦題「ルパン、100億フランの炎」
Jean-Marc & Randy Lofficier "Escape Not The Thunderbolt" (英)
Anthony Boucher "Arsene Lupin vs. Colonel Linnaus" (英)
Claude Ferry "Le Gentleman en Noir" (仏)

□2009/12/29 URL更新

□2011/01/29
Chronologie de la vie d'Arsene Lupin - Wikipedia(仏語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Chronologie_de_la_vie_d%27Ars%C3%A8ne_Lupin

2006/12/21

アニメ劇場版「鉄人28号 白昼の残月」オフィシャルサイトオープン

映画「鉄人28号 白昼の残月」-オフィシャルサイト-
http://www.tetsujin28-movie.com/
まだカミング・スーン状態ですが、とうとうオープンです。フラッシュ絵と主題歌「鉄人28号」がフルコーラスで流れてます。わーい。
今回の制作委員会は鉄人計画2007というのですね。

オフィシャルブログもオープンしてました(12/23追記。オフィシャルサイトのどこからリンクされてるんだろう…)
映画「鉄人28号 白昼の残月」オフィシャルブログ
http://www.tetsujin28-movie.com/blog/


川崎市市民ミュージアムでは、トーマス転炉の鉄人化が完了したようです。なんだか今回のアニメ版っぽい顔ですねえ。目は赤じゃなくてもよかったかも?
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 雑記帳 鉄人28号誕生50年…横山光輝の世界展開く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000012-maip-soci.view-000
このモニュメント制作については川崎市市民ミュージアムのトーマス転炉が鉄人28号に変身にも追記しました。

「ゴーストハント」第12話

サブタイトル:FILE5 サイレント・クリスマス #1

この話は小説版にはなくて漫画に有る。原作者の小野不由美さんが書き下ろした原作を漫画にしたもの。

今回の舞台は教会。ジョンのテリトリーかと思えば、なんだかリンさんに注目が。お父さん?! 男の子に、30年前の行方不明になった男の子がとり憑いてて、その昔の子のお父さんに似ているらしい。祓ったと思ったら今度は麻衣に…。それにしても、何が何でも全員集まるのね。

映画「リュミエール兄弟と巡る映画の旅」+「コーラス」

横浜にある赤レンガ倉庫というところで上映されたものを見に行った。夜行くには結構暗くて周りに建物がなくて寂しい。その分見通しよくて安心かも知れない。倉庫前にスケートリンクが設置してあって500円で滑れるみたい。

映画館ではないからかなぜかスクリーンが遠かった。ステージの上にスクリーンが掛かっていて、その手前に4メートルくらい床があって、階段状の観客席があってという形だったのだけど、床には椅子が置いてなくて階段状のところにだけ椅子あった。それほど客は多くなかったので、みな椅子に座れていた。椅子はただの椅子なので長時間座るにはお尻が痛い。

ノエルに見たい9つの愛の物語 / 横浜シネマテーク上映会2006
http://www.yaf.or.jp/cinematheque/1218.html
横浜赤レンガ倉庫1号館ホール、2006年12月18日


□リュミエール兄弟と巡る映画の旅
フローラン・ダバディーという方の解説を聞きながら見る。これは映画の祖フランスのリュミエール兄弟によって19世紀末に撮影・上映されたものを編集した作品。

記念すべき最初の映画といわれる「リュミエール工場の出口」。休み時間に工場の外に出てくる従業員を撮ったもの。一度は何も知らせずに自然なものを撮る、二度目はリテイクで工場に戻らせてからもう一度出るところ撮る。ただそれだけのようにも言えるし、100年前の何気ない姿というのがそのまま残っていることが何より貴重とも言える。

列車が駅に入ってくるシーンはどこかで文章としてみたことがある。今では何気ないシーンだけど、当時の観客にとっては迫力だったわけですね。列車の中から外の風景を映したものもあった。動く歩道も。動く歩道には等間隔に棒がにょきっと生えてて、それにつかまって乗る。タイミングが難しそう。塀の取り壊しも面白かった。

史上初の映画俳優?トランプ遊びをしている3人のところにやってくるウェイター。確かにかえって不自然。誰もが一度はやってみた(い)水撒きをしている時のホースを足で踏んづけるというアレを実演するシーンもあった。おやおかしいと覗き込むタイミングを計って足を離すとざばーっと水がかかる。たまたま帰りに読書中だった中公文庫の「パリ・世紀末パノラマ館」を開いたらにこの部分のポスターが載っていた。ホースを踏んでいた人がそうっと逃げるシーンとそれを見た観客が笑う姿をポスターにしたもの。

軍隊の訓練の影像もある。えーと、これが訓練? そりゃドイツに負…(というのをフランス人が言うからシャレになるわけで)。なんか馬の背に次々乗っていく(失敗したり成功したりドリフみたいと思った)とか、トランポリンとか?

とこんな風に一つ一つのシーンが面白かった。残念ながら日本の風景は映らなかった(というよりフィルムの途中で終わったかも)。


□コーラス
2004年フランス。DVDで見たことがあったので見たことのない映画がよかったなと思ったけれど、かわいいペピノに会えるしいいか、と思った。ペピノかわゆい。綴りを間違えようが算数ができなかろうがあんたは賢かったよ。ペピノはだんだんと門に立つことはなくなってった、二度目に見てそういうところにも気づけてよかった。大人になったペピノよりモランジュのほうが似てる(そりゃあ親子だもん)。

モランジュの母親役は映画「ルパン」でアルセーヌの母親役だったマリー・ビュネル。こちらでもやさしいママを演じている。モランジュのソロもすごかったし、少年たちの歌声には心が洗われる気がした。

ダン・ヴラウン「ダ・ヴィンチ・コード」上・中・下

角川文庫、越前敏弥訳

表現が直接的すぎて小説にする意味は?と思ったりして。この本の種となっている話は「ジュール・ヴェルヌの暗号」という本で知っていたのだけど、展開も工夫がないし、なんだかパズル雑誌に載ってる謎解き漫画みたい。パズルを解くためだけに設定されたキャラクターが動いているという感じ。この手の謎解きは無理を承知でへえーっていうのが相場だけど、なんかダメだったな。上巻の途中で飽きてしまった。種本から引っ張ってきたであろう部分は面白かったけど。

2006/12/17

ジョゼフィーヌ・バルザモ(Josephine Balsamo)

□登場作品
カリオストロ伯爵夫人(13)
*カリオストロの復讐(20)

□プロフィール
名前:ジョゼフォーヌ・バルサモ。別名はカリオストロ伯爵夫人、ペルグリニ夫人等。愛称はジョジーヌ
年齢:-
髪・目の色:褐色の髪
出身/国籍:-
家族構成:-

□解説
ヒロインのうちでもっともなぞめいた女性。カリオストロ伯爵(1743-1795)の娘で、100年を生きる魔女という。後にナポレオンの皇妃となったジョゼフィーヌの娘とも。カリオストロ伯爵の本名はジュゼッペ・バルザモ、フランス語ではジョゼフ・バルザモである。

モナリザを思わせるようなその美貌がアルセーヌ・ルパンを魅了したが、自分の正体に気づいたルパンが徐々に離れていこうとすることを察し、自らのそばにとどめようとする。年齢は明らかになっていないが、見かけの年齢は30歳前後と思われる。

ルパンシリーズのヒロインたち

クラリス・デティグ(Clarisse d'Etigues)

□登場作品
カリオストロ伯爵夫人(13)
*カリオストロの復讐(20)

□プロフィール
名前:クラリス・デティグ
年齢:18歳
髪・目の色:金髪青目
出身/国籍:コー地方(ノルマンディー地方)
家族構成:父

□解説
地方貴族の娘。若きアルセーヌ・ルパンにプロポーズを受けるが父親に結婚を反対されている。婚約すらままならぬうちにルパンを夜の寝室に招じ入れてしまうが、その直後に途絶えたルパンからの連絡を待つことになる。

エトルタの西にエティグという地名(or地所の名)があり、クラリスの屋敷の場所はこのあたりに設定されているようだ。

ルパンシリーズのヒロインたち

2006/12/16

宝塚「『A/L(アール)』-怪盗ルパンの青春-」公演予定

宝塚宙組によるアルセーヌ・ルパン公演の詳細が出ました。

TAKARAZUKA REVUE 公演案内:『A/L(アール)』-怪盗ルパンの青春-(東京特別公演)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/07/cosmos_seinenkan_al/index.html

詳しいあらすじが出ています。やっぱりこのエピソード使ってきましたね。「王妃の首飾り(1-5)」を元に、かなりアレンジするようですが、アニエス嬢というのが今回のヒロインでしょうか。


大阪と名古屋公演の詳細についてはこちらから。
宝塚歌劇 公演案内
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/index.html
梅田芸術劇場:『A/L(アール)』-怪盗ルパンの青春-
http://www.umegei.com/s2007/al_lupin.html


ミュージカル
『A/L(アール)』-怪盗ルパンの青春-
作・演出/齋藤吉正

●梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演
2007年3月15日(木)~3月27日(火)
<一般前売開始:2007年2月3日(土)>
●東京特別公演(会場:日本青年館大ホール)
2007年4月1日(日)~4月8日(日)
<一般前売開始:2007年2月25日(日)>
●名古屋特別公演(会場:中日劇場)
2007年4月13日(金)~4月15日(日)
<一般前売開始:2007年2月8日(木)>


□2007/03/18追記
宙組公演グッズ
http://kageki.hankyu.co.jp/goods/quatre/stage/cosmos/cosmos_21.html


□2007/03/26追記
公式サイトの構成が変わったようなので、新しいURLを貼っておきます。
『A/L(アール)』 | 宙組 | 日本青年館大ホール | 宝塚歌劇 | 公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/9/index.shtml


□2013/08/13
現在のURL。
『A/L(アール)』 | 宙組 | 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ | 宝塚歌劇 | 公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/07/cosmos_dc_al/

2006/12/13

「ゴーストハント」第11話

サブタイトル:FILE4 公園の怪談!?

これは小説にはなくて、漫画にあるおまけエピソードらしい。だからいつもとノリが違う。なんというか霊が題材なだけに、そうなった原因を軽いノリにするのはあまり好きじゃないなあ。作品によって違うと思うけれど、ゴーストハントはそんなアニメじゃないと思うので。それを脇においておけば楽しい話だけどね。

真砂子最強だ。麻衣がバリバリライバル目線なんですが。しかもいつの間にか周りにばれてるし。いいのか? ぼーさんは麻衣になつかれて嬉しそうだ。綾子はなんだかんだいって気に入った子には太っ腹におごってくれそう。お金もってそうだし。いいなあジョン。

ラスト3組それぞれでデート(?)とかいくつかデジャヴュがあるのだけど、小説の描写で今まで漏れてたものを補った面もあるのかなあ。でも伏線に使うなら誰かさんの態度はもうちょっと変えるべきなのでは。

高齋正「パリ~ボルドー1895 最初の本格的自動車レース」

インターメディア出版、2000年

同氏の著「馬なし馬車による走行会 パリ~ルーアン1894」で取り上げられている前年のイベントは「走行会」だったけれど、今回はちゃんとしたレースです。それでも輸送手段として実用に耐えねばならぬというので、優勝する車には4人乗り以上であることなど条件がつけられた。

前回ダントツ一番で到着した蒸気自動車、開発目覚しいガソリン自動車、そして初参戦の電気自動車。その優劣の程は?とか、ここで初めて空気入りタイヤが参戦とか、見所も。ミシュランタイヤ、名前知っているのが出てきた。ダンロップのことにも触れていた。空気入りタイヤは自転車には実用されていたけれど、自動車に対してはまだ試行錯誤で開発中のもの。

一番で到着した自動車はパリ~ボルドーの往復1200キロを約49時間かけて走破。平均時速24キロ。一番の自動車は余力があったとはいえ、他の自動車はそれより10時間以上も遅れていたし、まだまだ長距離輸送には遅い時代だった。優勝しなくてもいい、完走することに意義を求めたり、一番最初にゴールすることに意義を求めたり、それぞれの思いが良かった。交代せず運転し続けて完走したルヴァソールは凄い。しかも50歳代で。


メモリンク。
ルヴァソール車のミニチュア。詳しい解説がある
My Collection Gallery Panhard & Levassor 1908
http://homepage3.nifty.com/greendragon/mycollpanhard1908_01.html
ルヴァソールの車は日本に上陸したことがあるらしい
日本自動車百年史
http://www.st.rim.or.jp/~iwat/index_j.html

ジェイムズ・モートン「わが名はヴィドック」

副題:犯罪者、警察密偵にして世界初の私立探偵の生涯とフランス革命時代
栗山節子訳、東洋書林、2006年
http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=4887217161


前半はなかなか読みすすめられなかった。脱獄話ばかりで世間とかかわりがない分面白みがなかったからだろうと思う。読み進めていくと面白くなってくるけど、年代や人物名がたくさん出てきて覚えられない。覚えられてたら楽しめただろう。この本を元に年表や人物を整理したら結構面白いかも。

ヴィドックは何度も何度も脱獄を繰り返すのだけど、現実に脱獄を試みるというのはなかなか凄まじいと思った。最初の頃何度か出てくる足焼き強盗というのは被害者の足の裏を火で焼いて脅迫する強盗団。この拷問方法は「金三角(9)」でエサレス・ベイがやられたやつだ。恐ろしや。

ヴィドックのお仲間であったり、ヴィドックが追った犯罪者の例がいくつも紹介されている。

ジョサスには思いやりもあったようだ。アザール通りのアパルトマンに出ものがあると聞いて押し入ったが、あったのは質札の山だけ。そこで家具を壊したことをわびるメモとともに修理代として五ルイを置いてアパルトマンを後にした。

礼儀正しい強盗の伝統というわけだ。


見ててよかった「天井桟敷の人々」。この本を読むのにかなり期間が掛かってしまったので、その間にたまたま見たのだった。映画に出てくるジャン・ガスパール・ドゥビュロー(バチスト)、フレデリック・ルメートル、ピエール=フランソワ・ラスネール、みな実在の人物だ。このうちルメートルがヴィドックと交流があったらしい。映画のルメートルはフランスのおしゃべり男はかくやという感じ(ラスネールよりルパンっぽいイメージがした。もちろんルパンはどっちにもなれると思うけど)。実在のルメートルは「ヴォートラン」という戯曲を演じたことがあるそう。「ゴリオ爺さん」を元にバルザック自身が脚本を担当。芝居は即日上映禁止。もちろんヴォートランのモデルはヴィドック。

パレ・ロワイヤルとグラン・ブルヴァール
http://www.u-gakugei.ac.jp/~seminair/memoire/02/iwama.htm


ヴィドックの回想録は「ヴィドック回想録」として日本語訳されている。回想録はいくつかあるので、どれが元になっているか不明。
フランソワ・ヴィドック著、三宅一郎訳、作品社、1988年
作品社:ヴィドック回想録
http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/kaigaibungaku/tanpin/140x.htm

「横山光輝の世界」

会期:2006年11月18日(土)~2007年1月8日(月・祝)
会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室
http://www.kawasaki-museum.jp/exh/yokoyamamituteru.htm

訪問日:12/10
閉館間際に入ったのでじっくり見られなかった。トーマス転炉はまだまだ作業中という感じ。

最初に鉄人のコーナーに入って、くまいもとこさん(2004年度アニメの正太郎役)の声と実写劇場版の音楽が聞こえて一瞬錯覚してしまった。テレビモニタで両方の影像を流していたから。やっぱ「鉄と勇気」(実写劇場版のメインテーマ曲)は好きだ。あとオープニングもいい、本物の記録フィルムみたいで。バトルはあまり気にしないけど、もうちょっと鉄人のデザインを練ってほしかったなあ。実写劇場版はコントローラーや「鐵巨人計画」のポスターが展示してあった。

2004年度アニメは劇場版やりますよという宣伝付で流れていた。影像はいつもの1話アバンからオープニング。パネル2点はどちらもブラック博士の憂鬱の回。モノクロアニメも影像が流れていて、スリルサスペンスとたぶんニコポンスキーが映ってた。あとセル画など。原画展示はロビーの読みきりと、ロビー編の初回だった。うっすらつけられている陰影は原作完全版では消されているので見られるのは貴重。グッズの展示も何点かしてあった。

他にも貸本時代から三国志などの歴史ロマンの漫画に到るまでジャンルに分けて多数の原画が展示されていた。私にとっては決して懐かしい漫画家ではない。それでも名前なら知っているという漫画がたくさんあった。貸し本時代の作品やバリバリの少女漫画を読んでみたい。

各コーナーのモニタで実写やアニメ化された映像も流れていた。シアターコーナーで上映していたのは初代サリーとモノクロアニメの鉄人とアニメの赤影と実写劇場版の鉄人(抜粋して約20分にしてある)だったと思う。全部見たら100分くらいか。

2006/12/12

1910年代のトルコにおける演劇「アルセーヌ・ルパン」

アルセーヌ・ルパンはトルコで劇になっていた。アジア・アフリカ言語文化研究所のサイトには2つの演目が確認できる。「アルセーヌ・ルパン」でアルセーヌ・ルパンを演じたブルハネッディン・ベイ(Burhaneddin Bey)と言う人は前年にシャーロック・ホームズを演じたこともある。なおベイは称号で、「金三角(9)」に出てくるエサレス・ベイのベイと同じ。


アジア・アフリカ言語文化研究所:アジア文化とヨーロッパ文化との狭間で―19世紀末オスマン朝演劇ポスター展―
http://www.aa.tufs.ac.jp/osman/

演目:アルセーヌ・ルパン
劇団:ブルハネッディン・ベイとその一座
劇場:エレンキョイ劇場
上演年/西暦:1910年7月15日(財務暦:(推定)1326年7月2日)
構成:驚嘆娯楽、興奮恐怖4幕

詳細:シャーロック・ホームズと同様、当時のナンバー1男優、ブルハネッディン・ベイ主演によるアルセーヌ・ルパン。観客は「男性のみ」という但し書きもみられる。また、シンガー・ミシンをはじめ、嫁入り衣装や婦人服、生地および室内装飾品など舶来品をあつかう外資商会の広告から、当時のイスタンブルの国際的消費文化をうかがい知ることができる。6月と記された上演月が手書きで7月に訂正されている。財務暦と西暦との対照を検討すると、手書きによる財務暦7月の方がたしかにより正しいと思われる。

演目:シャーロック・ホームズ対アルセーヌ・ルパン、あるいはイギリス対フランス
劇団:ブルハネッディンとその一座
劇場:シェフザーデバシュのフェラフ劇場
上演年/西暦:1911年11月10日(財務暦:(推定)1327年10月28日)
構成:興奮恐怖劇6幕1景


「アルセーヌ・ルパン」は4幕劇ということで、ひょっとしたら4幕の戯曲「戯曲アルセーヌ・ルパン(3)」の翻訳版が利用されたのかもしれない。興奮恐怖な内容ではないのだけど。盗み自体が恐怖だと言えばそうかも。キャスト表が載っているがアラビア文字なので読めない。

2006/12/09

モーリス・ルブラン「戯曲アルセーヌ・ルパン」入手のこと

e-hon 本/戯曲アルセーヌ・ルパン/モーリス・ルブラン/著 フランシス・ド・クロワッセ/著 小高美保/訳
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031813905
図書出版 論創社
http://www.ronso.co.jp/

じっくり読もうと思っていたのに、結局全部読んでしまった。

□作品について
収録されている戯曲は3本。(戯曲というのは舞台の台本形式で書かれたもの。この本に収録されているうち2本は実際に上演されている)

  • 戯曲アルセーヌ・ルパン P1-213
  • アルセーヌ・ルパンの帰還 P251-322
  • アルセーヌ・ルパンの冒険 P322-358

前2つはフランシス・ド・クロワセと共作で、3つ目だけルブラン単独の執筆。

・戯曲アルセーヌ・ルパン
グルネイ=マルタンの屋敷からランバル王女の王冠を盗む話。「ルパンの冒険」や「リュパンの冒険」として翻訳されている作品の元の戯曲。戯曲の登場人物は過去にまとめたことがある。
戯曲版「ルパンの冒険」の登場人物

小説では変えられている部分もある。小説にある嫌いなシーンがなかったので良かった。戯曲のソニアは嫌いじゃない。

・アルセーヌ・ルパンの帰還
ジョルジュ・シャンドン=ジェロ家の昼食で、ルパンが新聞に出した手紙からルパンはいるかいないかの話しになって…という話。昼食に招かれた人がたくさん出てくるのでメモを取りながら読むのもいいかも。でもあまりオチらしきオチはないです。事件が終わる前に終わっているとも取れる。

この作品には「戯曲アルセーヌ・ルパン」に出てくるソニアとジェルメーヌという同じ名前の女性2人が出てきます。これが“ソニアとジェルメーヌ”なら、小説「リュパンの冒険」の2人は別人だと思ったのです。こういう舞台は楽しく見れないとね。「戯曲アルセーヌ・ルパン」の前に書かれたものらしいけれど、内容からも「奇岩城」の前にかかれたものだと思った。

・アルセーヌ・ルパンの冒険
本邦初訳。彫刻家ダンブルバルの屋敷からエメラルドの首飾りを盗む話。終始ドタバタ劇という感じがして3つの中ではちょっと落ちる。でも場面や状況設定が緻密で、想像すると楽しい。言葉遊びもいっぱいありそうだけど分からない。

なんというか戯曲はルパンシリーズのなかでは“まっとうな盗みの話”だなあと。


□解説について
戯曲3つだけでも十分なボリュームだけど、この本の見所は充実した資料。

  • 「戯曲アルセーヌ・ルパン」校異 P214-249
  • 解説(住田忠久) P359-430
    • 作品解説
    • 舞台のルパン―他作家による劇作の歴史
    • ルパン・ルブランの伝説とその真実
    • アルセーヌ・ルパン・シリーズの歴史
  • アルセーヌ・ルパン・シリーズ出版目録(住田忠久編) P431-490

・「戯曲アルセーヌ・ルパン」校異
1909年の初版と1927年の版で違う箇所をまとめたもの。長々としたセリフが削られていたり、動作が追加されていたり、場面のオチがちがうものもあったり面白い。

・解説
収録作品の解題から始まって、翻訳史など、怒涛のごとく綴られている。ルパンものが宝塚など過去に日本で舞台化されたことも触れられている。邦訳書に使用されたフランス語テキストのこととか、ルパンやルブランの伝説に関する誤りなども訂正されている。自分的にはプロヴァンス号はやっぱりプロヴァンス号だったとか、1906年3月号の「奇岩城」の予告のことが興味深かった。予告ページは確認していたけど、何月号か正確なところを調べようと思いつつ先延ばしにしていたので。最初からルパンで書くつもりだったのかそうでなかったのかはともかく2作目から意識して書いていたのだろうと思う。

訳本によって違いがあるのは底本の違いだとどこかで読んでいたけれど、どこか理解してなかった。リオン・ドールのくだりは、邦訳書の多くにはない。じゃあそれらが参照した底本にはなくて、保篠訳はより古いテキストを参照していたから含まれていたのか。ちなみに初出の「ジュ・セ・トゥ」には有る。他にも多分違うことがあるのだろう。元のテキストを知らないのではっきりしたことは言えないけど、この文章があるならここは削っちゃダメだろうというのが欠けてたりするから、無茶をする。こういう無茶は今でもあったりするが。例はぜんぜん違うけど「鉄人28号」も単行本はかなり無謀な目にあっている。

ルパンシリーズがどのように発表されたかを年を追って紹介されていてそれ自体も興味深いのだが何よりサプライズなのが未発表の作品がまだあるということである。しかも「アルセーヌ・ルパン最後の愛」と題された作品は長編らしく、読者の出刃亀根性をくすぐるような情報が盛り込まれているようだ。読みたい!

・アルセーヌ・ルパン・シリーズ出版目録
アルセーヌ・ルパンシリーズ全作品について、初出や刊行情報の詳細な目録。未発表作品もあり。

解説も出版目録も殆どの情報がルブラン生前の頃までなので、その後の情報も知りたい。実在の事件がモデルとなっているというアンベール夫人は知っているけれど、黒真珠のモデルは何かとかも気になる。ぜひぜひ公表して欲しい。出版界がアルセーヌ・ルパンに冷たいというのはうすうす感じる。Webで徘徊しているだけで過去にぽしゃった企画2件見つけたことがある。それでも私、ルパンシリーズは恵まれていると思う。…不幸だけどね。

古い作品が朽ちていくのは仕方がないとは思う。でもアルセーヌ・ルパンシリーズはまだちゃんと紹介されていない魅力があると思う。どこの何とはいわないがイメージ先行でガタガタの紹介をするのはやめて欲しい。結果的に興味を持ってくれるはずの人の読む気をなくする(私も危うく読む気が失せるところだった)。中学生以降図書館で見かけるのはほぼ偕成社アルセーヌ=ルパン全集だったけど、30冊という冊数を目の前にしてどれをどう読んでいいのか良く分からない部分があった(実は順番に読めばよかったんだけど)。そのときに案内書のようなものがあれば私の読書暦も少しは違っただろうか。

ちょうどよい折なので、解説で紹介されていない舞台に関する情報を投稿しておこう。


□2006/12/12更新

アニメ劇場版「鉄人28号 白昼の残月」公開日決定

少しでも多くの県で公開されますように。

横山光輝氏の傑作「鉄人28号」の劇場版アニメーション『鉄人28号 白昼の残月』が、2007年3月31日より新宿武蔵館ほか全国順次ロードショーされることが決定した。

livedoor Anime News:劇場版アニメーション「鉄人28号 白昼の残月」2007年3月31日ロードショー決定&新着画像公開
http://blog.livedoor.jp/ld_anime02/archives/50796918.html
『鉄人28号/白昼の残月』2007年3月31日公開日決定::CinemaLeaf
http://www.moon-leaf.biz/cinema/news/2006120801.shtml
CINEMA TOPICS ONLINE:劇場版アニメーション『鉄人28号 白昼の残月』公開日決定のお知らせ
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=5683

以前の記事
「鉄人28号 ~白昼の残月~」公開決定
「鉄人28号 白昼の残月」情報(続報)


□2006/12/16追記
ITmedia +D Games:「鉄人28号 白昼の残月」公開日が決定に (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0612/11/news055.html

映画「鉄人28号 白昼の残月」-オフィシャルサイト-
http://www.tetsujin28-movie.com/


□2007/01/07追記
アニメイトTV Web - ニュース速報 - 今川監督最新作『鉄人28号 白昼の残月』HP始動
http://www.animate.tv/nf/detail.php?id=0000001089

新宿武蔵野館で前売券発売中。
新宿武蔵野館:上映予定ラインナップ
http://www.musashino-k.co.jp/cinema/tokyo/schedule.html

川崎市市民ミュージアムのトーマス転炉が鉄人28号に変身

「横山光輝の世界展」が開催中の川崎市市民ミュージアムの中庭に置かれているトーマス転炉を鉄人28号の頭部に変身させようとしている。名づけて「トーマス転炉鉄人化計画」?
現在制作中で2007年1月18日まで展示される予定。

東京新聞:鉄人28号 建造中!? 産業遺産の『転炉』が変身
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20061205/lcl_____kgw_____003.shtml

トーマス転炉は、バス停の有るほうを表とすると裏側にある。元から鉄人28号に似ているとも言われてたようだけど、私は気持ちは分かるけど見えないと思った。


「横山光輝の世界展」に関する新聞記事は以下。
asahi.com:マンガ家・横山光輝の本格的な回顧展 川崎で開催-文化一般-文化芸能
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200612030106.html
東京新聞:中原区で初の大回顧展 横山光輝の作品『全体像を紹介』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20061124/lcl_____kgw_____003.shtml


□2006/12/21追記
完成したようです。
雑記帳:ロボット漫画の草分け「鉄人28号」の…-話題:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061219ddm041040162000c.html
雑記帳:鉄人28号誕生50年…横山光輝の世界展開く-PHOTOジャーナル:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/archive/news/2006/12/18/20061219k0000m040079000c.html

「正義の味方は簡単には完成しない」

かっこいい!!

「ミステリの名書き出し100選」

早川書房編集部編、2006年
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/117230.html

タイトルどおりの本。海外ミステリなので該当する原文もついている。
ルブラン作品からは「奇岩城」が平岡敦氏の評で載っている。重要なのは一発の銃弾だと。放たなければ事件の様相は全く変わっていた。本当にそう思う。

最初の頃に起こった描写が最後のほうに起こった描写とつながりがあるというのは、よくあるといえばあるんだろうけど、「カリオストロ伯爵夫人」でそれに気づいたときは感慨深かった。

ガストン・ルルーは「オペラ座の怪人」が取り上げられていた。書き出しから言えば「黄色い部屋の謎」より印象に残る。真相が浮世離れしているけれど、案外ミステリの手法を使っていると思う。シムノンの「仕立て屋の恋」は調べてみたら入手できない。被紹介本は早川から出ている本限定っぽいのに増刷しなくてどうする。


ちょっと立ち読みした本のメモ。ジュリアン・シモンズ「ブラッディ・マーダー 探偵小説から犯罪小説への歴史」
イギリス警視庁の捜査官に化けてホルムロック・シアーズを翻弄するとか書いてあるんだけど、イギリスの警官には化けてないはず。

2006/12/08

「怪盗ファントマ」

スーベストル/アラン共著、佐々木善郎訳、矢崎節夫文
小学館、少年少女世界の名作23(フランス編4)所収、1976年

前半はある男性(名前忘れたけれど、多分ランベール)が普通列車にのっていて、息子が待つ駅に着くと殺人事件が起きていた。男性は、息子シャルルに疑いをかけ、後に行方不明となる。

後半は、ベルサム卿を殺害したガーンという謎の人物とベルサム夫人が出てきて、ガーンは前半の殺人事件の犯人かつファントマとされて死刑を宣告される。それを茶化した劇を上演していたファントマそっくりに化けられる役者が呼び出されて…子ども向けなのにこんな結末で言いのかー、と思った。殺人王ファントマだからなあ。

前半と後半で話が違うようでもあったのだけど、ジューヴ警部もファンドールも出てくる。ガーンが戦争から帰ってきたというのはボーア戦争のことのようだ。

ファントマ(Fantomas)
http://www.aga-search.com/874fantomas.html
Fantomas - Wikipedia, the free encyclopedia(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Fantomas

「ゴーストハント」第10話

サブタイトル:FILE3 放課後の呪者 #4

お見舞いにと花を持ってきたんだろうに後生大事に抱えてるんだと思ったら意味があったわけね。前回まででほぼ犯人は分かっていたから、謎解きに30分は長すぎた。それよりジョンと真砂子の存在が薄すぎるので活躍させてほしい。

謎解きのシーンは、これはこれでありかなあとは思うけど、原作のあのほほえみがあまりに印象的だったから、不満は残る。

スプーン曲げなんて初めて聞いたとか初耳だとか言ってる人たちのなかで嘘つきが。まったく、誰かさんは演技派だな。伏線らしき点がいくつか残ってたんだけど、こののんびりした調子だと、誰かさんの正体は出すつもりだけど、誰かさんは出てこないのだろうか。

次回は小説から外れちゃうみたいね。

2006/12/07

国際子ども図書館に行ってきた

目的は古い南洋一郎版を読むこと。それで昭和33年のポプラ社版を閲覧した。
すごい。何がすごいって現状の版は文章が間引きされている。3行が1行になったり、段落を飛ばしたり、情景描写も削っているし、心理描写も削っている。語の言いかえがあって、より原作から離れてしまっているところもある。この版を読んだ人にとっては現状の版は物足りないのでは。

他にもいろいろな「奇岩城」を読んだ。ボートルレの名前がイジドル・トルレになっていたり、赤いスポーツカーに載るホームズ(おいおい)が出てきたりするのもあった。前者は講談社・探偵名作少年ルパン全集「奇巌城」保篠龍緒訳、1955年、後者は偕成社・怪盗ルパン選集「奇岩城」久米元一訳、1969年。付録の地図に堂々と「奇岩城」の在り処を記しているのはどうかと。でも結構多かった。集英社文庫もそうなってるんだけど。

南澤十七著「新ルパン物語 ダイヤモンドの弾丸」には謎の人物有瀬留伴(あるせるぱん)が出てくる。深夜に謎の発砲事件があり、その翌日に少年新聞記者(鳴海譲次)登場というのは「奇岩城」から発想していると思うけれど、それ以外は怪鳥が出てきたりとルパンの世界とは全く別物。同氏の著「新奇巌城」は書名のみ借りたものだった。


有瀬留伴という名前で思い出した。自爆ネタですが…むかーし、私の頭の中でのルパンは着流しを着てた。名を有瀬流畔(あるせるはん)という。しかも流畔は俳号。アルセーヌ・ルパンを漢字に当てはめようとしたけど本名に使えないような気がして。そこからルパンの姿が着流しになってしまった。われながら変なルパンだけど、子供の想像ってそんなもの。「わが輩」という一人称も少なからず影響してたのかも。(わが輩って明治だよねなんとなく)

「仏像 一木にこめられた祈り」その2

特別展 仏像
http://butsuzo.jp/

訪問日:12/1
初めて金曜日の延長時間に行ってみた。暗い中歩くのは本来怖いけれど、同じ方向に向かっている人が多いので安心した。期間終了直前ということでかなり人が多かった。それでも市原悦子さんの音声ガイドに導かれながら全部見られたので満足。

途中の展示入れ替えで登場したのは滋賀県向源寺の十一面観音。顔の配置が変わっていて、裏の大笑面(だいしょうめん)が異様だった。像がでかい上に表の複数ある顔が照明にテカって全部確認するのが一苦労だった。

「花とゆめ」2007年1号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

ロケも無事終わり、帰り支度も整って緒方監督に挨拶に向かうキョーコ。そのまえに衣類やらお土産やらの荷物ををコンパクトにまとめたのを、百瀬さんからよく纏めたわねと言われて、私所帯臭いですからと自慢してる。モー子さん命名の“所帯臭い”というのが誇りらしい。

一人で出かけたものだから案の定ビーグルのレイノに会って、なぜか人目につかないところに移動してタイマンを張る。…ホテル内とはいえ無用心すぎるよ。

ビーグルはキョーコがお守りに差し出したコーン(石)を触って邪悪なものだから捨てろという。元の持ち主は少年で、邪悪な年を持っていてそのまま成長していれば邪悪に落ちるか死んでいるらしい。サイコメトリストかよ?! もう一度触らせろ、嫌、の押収でなぜか取っ組み合いになっているところに蓮登場。…なぜ取っ組み合い? 緊張が解けてない?

引き剥がされたときに蓮に掴まれたビーグルは蓮の過去を読んだらしい。…あれは金髪だよね?! やっぱ金髪か?


次回2号はお休みで3号から再開。
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

2006/12/03

ヴォルテール「カンディード 他五篇」

岩波文庫、植田祐次訳、2005年
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/4/3251810.html

□収録作

  • ミクロメガス―哲学的物語
  • この世は成り行き任せ―バブーク自ら記した幻覚
  • ザディーグまたは運命―東洋の物語
  • メムノン―または人間の知恵
  • スカルマンタドの旅物語―彼自身による手稿
  • カンディードまたは最善説(オプティミスム)

ページ数に怖気づいていたけど読みやすくて割とすんなり読めた。東洋(といっても中東)が舞台となっているので、東洋文庫収録の説話本を読んでいる気分になった。どれも人生万事塞翁が馬的な話といえるかもしれない。

「カンディード」はモーリス・ルブランが完璧な小説と評したらしいけれど、私の場合何を得たかというとよく分からないかも。フランスの歴史や当時の政治状況がわからないからか。いずれ参考書読んでみよう。筋を追っていくだけでも面白いけど。

「ザディーグ」はこの中では一番入門に向いているかも。小倉孝誠「推理小説の源流 ガボリオからルブランへ」で探偵的なしぐさの萌芽と紹介されてていて、ちょうどこれに収録されていたので読むことができた。引用されているエピソード「犬と馬」はエラリー・クイーン編集の「ミニ・ミステリ傑作選」にも収録されている。

「ルパンの冒険」長島良三訳

偕成社文庫、1987年11月初版、1997年8月12刷

創元推理文庫版を読んでいたらソニア嫌いになりそうだったので、偕成社文庫版を入手した。創元版のソニアは何だか読んでていらついてきてしまう。その部分が偕成社版のほうがまだましだった。

というのはあるシーンで私は一瞬にして怒りのボルテージがあがってしまったから。ソニアはすっごい嫌な女だと思う。

ソーニアは、マドモアゼルには似合わないと思った。白い球は彼女のきめのあらい皮膚とは調和しないし、茶色の皮膚は球の白い美しさを増しはしなかった。公爵もそう考えた。そしてソーニアの白いのどのあたりをじいっと見た。見られてソーニアはバラ色に頬をそめた。公爵さまも同じお考えだと思った。あの真珠はわたしの白い首にこそほんとによく似合うと、公爵さまも考えていらっしゃるのだわ……(創元)

なのにソニアは保護される存在なのだ。ソニアの持ち上げ方(ジェルメーヌを貶めて持ち上げる)がが気に食わない。パッと見ソニアに目が行くのは分かる。でも過去はともかく今の行為は擁護できないから贔屓描写が嫌になってくる。ジェルメーヌはわがままかもしれないけど悪いことして無いじゃん。レルジエール男爵の存在があるのもそういうところがあるからだと思う。ジュルメーヌの文字通り現金なところは面白いし裏がなくていい。

あと舞台だから仕方がないのか、いろいろ違和感のある点もある。ルパンが走って逃げるなんてーとか。この小説版はやっぱりルブランが書いたものじゃないと思うのだけど、元の戯曲版ではどうなっているか楽しみだ。

横山光輝「鉄人28号 原作完全版」第14巻購入のこと

今回からケリー編の後半と巨大アリ事件の前半です。巨大アリ事件から一つの事件ごとに完結していくスタイルになります。巨大アリは放射能Xという映画に影響を受けているらしい。

見出し一覧に第14巻の収録範囲を追加しました。
漫画「鉄人28号」見出し一覧

ジャック・ベッケル生誕百年記念国際シンポジウムで映画「怪盗ルパン」上映予定

フランスの映画監督ジャック・ベッケルの生誕百年記念シンポジウムで「怪盗ルパン」が参考上映として選ばれているようです。

アテネ・フランセ文化センター:ベッケル国際シンポジウム
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2006_12/JBecker.html
アテネ・フランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/

2006年12月22日(金)
16:30~参考上映
怪盗ルパン
Projection du Film:Les Aventures d'Arsene Lupin
1957年/104分/35ミリ/カラー/フランス語(日本語字幕なし)
監督/ジャック・ベッケル
出演/ロベール・ラムールウ リゼロッテ・プルファー ユゲット・ユー

日本語字幕なし! フランス語分からん…行ってどうする、平日だし…。

「怪盗ルパン」(原題:アルセーヌ・ルパンの冒険)はアルセーヌ・ルパンという人物設定を借りてオリジナルの話を作り上げたもので、映画「現金(げんなま)に手を出すな」の監督(ベッケル)と原作者(アルベール・シモナン)のコンビが脚色を担当している。
怪盗ルパン -- キネマ旬 DB- Walkerplus.com
http://www.walkerplus.jp/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=12797
Aventures d'Arsene Lupin, Les (1957)(英語)
http://www.imdb.com/title/tt0050152/

ベッケルの生誕100周年に触れているブログがありました。
ハナログ - ジャック・ベッケルについて覚書
http://d.hatena.ne.jp/hanak53/20060818/p3

2006/12/01

「鉄人28号 白昼の残月」情報(続報)

「鉄人28号 ~白昼の残月~」公開決定の続き。
ネタバレになりそうな画像を含む記事があるので新たに投稿します。

livedoor Anime News:2007年3月公開『鉄人28号 白昼の残月』 新着場面写真一挙公開
http://blog.livedoor.jp/ld_anime02/archives/50783214.html
正太郎がちゃんと拳銃持ってます。

eg:横山光輝氏の傑作『鉄人28号』が平成の世に再び登場! 劇場版『鉄人28号 白昼の残月』2007年3月公開決定! 新場面カット公開!
http://eg.nttpub.co.jp/news/20061129_22.html
寺町警部や秘書まで出ているとは。
↓このあたり、もはやギャグになっている…。

大塚署長:牛山茂
敷島博士:稲葉徹

正しくは大塚署長:稲葉実/敷島博士:牛山茂。稲葉さんはどうしてこう間違えられやすいんだろう。

雑誌「コバルト」2006年12月号 「乙女は龍を導く!」+ミニ特集

榎木洋子さんの読みきり「乙女は龍を導く! 雨のちお姫様だっこ」と、特別企画 古今東西「守龍ワールド」冒険案内が載っています。表表紙のすぐ裏のところには牧あさかさんのカラーイラストが付いています。

「緑のアルダ」は最初からなんとなく気分が乗らなかったけれど、「乙女は~」シリーズは気楽に読めていいです。お姫様だっこ、理花はされたいみたいだけど、私は絶対いや(笑)。
「守龍ワールド」冒険案内は既刊シリーズと今回のシリーズの簡単な紹介が4P(うち1Pは扉絵)。

次号2007年1月号の予告に「緑のアルダ 外伝 約束の地」のタイトルが載っています。東の果て半島に戻った後のお話のようです。消化不良が少しでも解消されているといいのだけど。

Webコバルト -雑誌Cobalt-
http://cobalt.shueisha.co.jp/magazine/index.html
-Webコバルト- オススメ文庫 新シリーズスタート!「乙女は龍を導く!」
http://cobalt.shueisha.co.jp/osusume/newseries/otome/index.html


-Webコバルト- ときめきWebラジオ
http://cobalt.shueisha.co.jp/radio/index.html
第27回と第33回に榎木洋子先生登場。第27回は緑のアルダシリーズ最終巻「緑のアルダ 第二部~守龍編~ 龍の歌」について。第33回に池澤春菜さんによる「乙女は龍を導く!」の一部朗読があります。

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