« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006/08/29

「横浜美術館コレクション展 第2期」

横浜美術館
2006年7月11日(火)~9月24日(日)
横浜美術館 YOKOHAMA MUSEUM OF ART
http://www.yaf.or.jp/yma/
横浜美術館コレクション展について横浜美術館 YOKOHAMA MUSEUM OF ART
http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2006/collection/2/index.html

訪問日:8/26
ギュスターヴ・クールベ「海岸の竜巻(エトルタ)」1870
クールベとエトルタの文字を見て一度見てみたいと思って行った。波が崖に打ち寄せて逆巻く様を描いている。

いろいろな作品が見れた。マドンナの写真を使った作品ではマドンナがこれはバツよと書いたマークがそのままあるものとか。エドガー・ポーに捧ぐ絵は、フランスのポーブームが窺い知れると思ったり。

ダリやマグリットの絵もあった。ブロンズ像もあったけどサッパリ意味が分からない。ダリの「ガラの測地学的肖像」は何だか普通の絵?と思っていたらさにあらず。別な部屋にそのスケッチがあって、なかなか面白かった。

○平成18年度新指定・重要文化財 エリファレット・ブラウン・ジュニア《遠藤又左衛門と従者》 特別展示
今の写真じゃなくて銅板みたいなのに写し込む写真。展示はレプリカだった。

○木村伊兵衛の写真 昭和10―20年代
作家や(川端康成とか久保田万太郎)や写生中の画家(黒田清輝だったっけ?)などの写真があるのが珍しくて面白かった。沖縄や秋田の写真もあった。

「江戸に学ぶ 和算の世界展」

有隣堂ギャラリー、8/23(水)~9/3(日)
有隣堂:ギャラリーのご案内
http://www.yurindo.co.jp/info/gallery.html#wasan

訪問日:8/26
和算には興味があるのだけど、なかなか触れる機会がない。本に後ろ髪引かれたけど結局買わなかった。
昔のそろばんが展示してあったけれど、上の玉が2つ下が5つのものだった、昔のそろばんは下が6つだと思っていたら5つのものもあったのか。


公式ページの問題を解いてみた。どうだろう?

 8 
 3 
 2  9  1  4  7 
 6 
 5 


□2006/09/06
「和算の世界展」問題&正解(掲載期間:2006年9月4日~10月4日)
http://www.yurindo.co.jp/info/06wasan_seikai.html
うーんめちゃくちゃ一杯正解があるのね。合計数が合ってるから多分あってるんだろうなあ。

2006/08/28

「クリムゾン・リバー」(映画)

テレビ朝日、日曜洋画劇場、8/27
原作を読んだけれど、あれだけの内容を映画にするのはやっぱり無理があると思った。TV放送でさらに削られてるんだろうね。赤ん坊の体重の話がないまま結論の話になってた気がする。流石に映画でそれがないと言うことは無いと思うのだけど。映像的に原作の補完ができてよかった。ラストは原作のぶつ切りよりは余韻があるけれど、犯人役が可哀想。

ニエマンスの吹替え菅生隆之さん。よく吹替えで聞くけれど覚えられなくて。分からないなーと思ったら菅生さんと思えばいいのか? なんとなく今回で覚えてきたかも。マックスは関俊彦さんじゃないか。吹替えなんて珍しい。マックス役は映画のみの設定で、原作だとアラブ系の青年でカリムというのだけど、ヴァンサン・カッセルでは無理だよね。

アルプスの自然が良かったー。まさに映像美。

夢人島フェス:ポルノグラフィティ

WOWOW、8/27(日)16;40頃~17:25頃
ポルノグラフィティが1日目にナースコスをやったというのと、WOWOWで2日目を生放送すると小耳に挟んだので見てみた。ホントにやってた。貫禄ありすぎです姐さん。立ち位置不動怖いです姐さん。ボーカルは金髪オカッパで黒メガネで、なんか何かを思いだすんだけど…でもどこかにいそう、仕事バリバリやって二の腕太くなりましたと。ギターはぱっと見華奢に見えないこともないから似合わなくもないけれど、髭跡は如何ともしがたい。バックのサポートで演奏してる人たちはパジャマ姿で患者コスだった。一人左手にギプス嵌めて、右手だけで演奏してたけど全編それじゃ弾けないよねえ。コスプレは1曲目で2曲目からは普通の格好。エネルギーがすごい。

1. DON’T CALL ME CRAZY
2. アゲハ蝶
3. Winding Road
4. Mugen
5. 幸せについて本気出して考えてみた
6. ミュージック・アワー
7. ハネウマライダー

2006/08/27

川崎市市民ミュージアムで「横山光輝の世界」展が開催予定

詳しいことはおいおい分かってくるかと思いますが、とりあえず。

川崎市ホームページ
http://www.city.kawasaki.jp/25/25koho/home/18inter/datafile/11gatu.htm
11月18日(土)~1月8日(月)
「横山光輝展」川崎市市民ミュージアム
横山光輝の作品世界の全貌を展示資料により紹介します。


□2006/09/10
公式サイトに少し詳しい情報が載りました。展示名は「横山光輝の世界」展になったようです。
川崎市市民ミュージアム公式サイト:展覧会一覧
http://www.kawasaki-museum.jp/now.htm

□200/10/21
川崎市市民ミュージアム公式サイト
http://www.kawasaki-museum.jp/

「おばはん刑事!流石姫子ファイナル」

テレビ朝日、8月26日(土) 21:00~

昼間の再放送でしっかり予習してファイナルに臨みました。横浜本牧署の刑事・流石姫子(中村玉緒)と署長の堤恭一(鶴見辰吾)は親子。姫子と恭一の父啓吾(北村総一朗)は昔恋人で、愛し合っていた二人は警察のエリート一家だった啓吾の家族に引き裂かれてしまったのでした。結婚できずに生んだ子供も半ば強引に啓吾の家族に引き取られ、啓吾は別な女性と結婚し(結婚させられ?)、その女性が亡くなった3年後に姫子と恭一は再会します。恭一は自分を捨てた母に反発しつつも徐々に母親と認めていきます。

さてファイナルですがハッピーエンドでよかった。2時間ドラマのシリーズで最終回というのもなかなか珍しい。2つ目のトリック、慎吾ちゃんが実験する必要なかったんじゃないの?(笑) 柳沢慎吾さんがパトカーの頭にライト載せるのを見ると、ついウーウーとやってくれないかなーと思ってしまう。パート1で姫子さんとコンビを組む警官役は梶原善さんだったんですよね。パート4から柳沢さん。たぶんどこかに栄転したんでしょう。

両親の結婚を薦めていた恭一の怪我で、息子として恭一を見守りたい姫子は面会時に親子であると告白してしまいます(ちょっとぐらいいいじゃん看護婦さんよー)。そして結婚を決意。そしてフィナーレは結婚式。よかったよかった。ちょい不満なのが結婚式で鑑識役がなぜあの場所にいるのかと…2時間ドラマだから仕方ないのかなあ。いわゆるお祝儀というやつ?

2006/08/25

鯨統一郎「月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿」

徳間文庫、2006年8月
初出単行本:徳間書店、2003年9月
http://www.tokuma.com/CGI/book/base/books.cgi?proc=4&isbn=4-19-892467-8

詩人萩原朔太郎が事件を詩作と同じように“インスピレーション”で解決していく短編集。

□感想
私が誰かは2話目のラストでやっと分かった(3話目で名前が出てくるけど)。毎度毎度マンドリンを奏でつつ登場してくるのが笑えるけど、朔太郎のイメージが崩れるかも…。

□アルセーヌ・ルパンに関するメモ
なぜかルパン関連としてにこの本の名前をメモしていて、新刊で出ていたので手にとってしまった。読んで納得。この名前、本人が名乗るわけがない(あちらさんでもこちらさんでも)んですけどね。イギリス人ならハーロックと名乗るだろう。ルパンは出てこない。

チョーさんがチョーさんになっちゃった

NHK教育「たんけんぼくのまち」世代にとってはチョーさんといえば長島雄一さん!! その長島さんが改名なさったそうで…その名も「チョー」。
チョ、ちょっとチョーさんったら。

チョーさんは現在主に声優としてご活躍です。NHK教育では「いないいないばぁっ!」のワンワンとして頑張っている。声だけじゃなくてワンワンを中から動かしてたりする。チョーさん歴よりワンワン歴のほうが長くなっちゃいましたね。

チョーさんといえばメガネに黄色いパーカーですよね。2年前にコンビニ用のガチャガチャ風玩具があったのですが、そのシークレットがチョーさんでした。勿論ゲットしました。再現度何気に高し。
Yujin:NHKキャラクター なつかしのひろば 後編
http://www.butsuyoku.net/shokugan/nhk/

吹替えクレジットでも「チョー」って出るんでしょうか? なんか妙な期待感がしてくる。


ぷろだくしょんバオバブ:チョー
http://pro-baobab.jp/man/nagasima_y/profile.html
チョーさん伝説(ファンサイト)
http://www.h2.dion.ne.jp/~ando777/cyo/

NHKサービスセンター オンラインショップ:CD「懐かしのNHKテレビ主題曲集」…「たんけんぼくのまち」の主題歌が聞ける。NHKのショップでしか買えない。
http://shop.nhk-sc.or.jp/shop/goods/goods.asp?goods=020215001
NHKエンタープライズ:懐かしのこども番組グラフィティー…DVD。「たんけんぼくのまち」は「教室のヒーロー」の巻に収録されている。一般のショップで買える。
http://www.nhk-ep.com/view/10998.html

2006/08/21

「スーパーマン」

テレビ朝日日曜洋画劇場、8/20

面白かった。1978年の映画なのに、デジタルリマスターということで、映像がきれいだった。「ウエストサイド物語」(1961年)はデジアルリマスターでも色あせてたり、一部影のようなシミのようなものがあったけれど、古いといえども20年違うとフィルムの状態が全然違うんだろうなあ。

スーパーマンは服を着てても隠し切れない体格が凄い。メガネはまた違う意味で凄い。好みじゃないけどかっこよかった。敵の3人は掛け合いが面白かった。弱点を見抜いちゃうのはすごい。いつ筋に絡んでくるのかとおもったけど。

あのコスチュームであの色といえば見たことあるのは梅干食べてスッパマンだったよ…。パロディというのは勿論知ってたけど見たことがなかった。

ところで、主役の吹替えは東地宏樹さんだった。弱いかと思ってたらなんのなんの、スーパーマンになったときはしっかりしてた。印象が全く違ってて切り替えがすばらしい。旧吹替えでは佐々木功さんだったらしいけれどそれ分かる。現在やっている新作でも東地さん吹替えらしい。

「花とゆめ」2006年18号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

キョーコは蓮に顔も見ずに出てってくれと言われたから、怒っていると思ったらしく、悪夢まで見る始末。しかたなく早朝散歩に。でも本当に森の妖精さんが見えているとは…危ない子だ。妖精に誘われるまま、森を歩くうちに蓮に遭遇。蓮は蓮で、キョーコのヘルプサインに気づけなかったことや尚に負けてしまったことで同じく気がかりが多くて散歩中だった。

キョーコは散歩中コーンのことを思い出してて、髪が朝日にきらめいてる蓮の姿を見て、一瞬コーン見えたということはやっぱりコーンは金髪なのだろうか。蓮は本当は金髪?

前回の蓮は(キョーコの味方目線から見ると)ちょっとヤなヤツだったんだけど、今回の蓮は素直でした。でも、キョーコに気を使わせすぎる。ますます気まずくなるくらいならいっそ今対面しようと、そちらにお邪魔していいですか?と何度も聞いてるのに気づかないなんて。キョーコ健気過ぎ。笑顔でOKを出したので許そう。


「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

2006/08/20

「ウエスト・サイド・ストーリー」ミュージカル感想

ウエスト・サイド・ストーリー 2006年日本公演公式サイト
http://www.westsidestory.jp/
2006/8/16(水)-2006/9/3(日)
Bunkamura オーチャードホール

観劇日:8/19
ステージから遠かったので、演技者の顔や細かいところは見えなかった。思っていたより映画とセリフが同じだったので、字幕を見なくても分かったシーンが多かったのは助かった(英語が聞き取れたわけではない)。ダンスも映画とほぼ似ていた。割とそのまま映画化してあったのか。歌の入れ替えや削ったシーンがあるのは知っていたけど。

舞台で見るのは3公演目。前に見たのは1996年のブロードウェイ版と2003年のミラノ・スカラ座版。ミラノ版はトニーとマリアは踊らず歌に専念してたと思う。今回の個々の展開、場面の切り替わりが早かった気がする。トニーは声の伸びがよかった。筋肉ががっちりついている感じだった。マリアも歌が上手かった。女の子だけのAmericaといい、シャーク団の女の子たちはかわいい。やっぱり舞台で見ると圧倒されてしまう。なんだか自然に涙が出てきてしまった。一度目は体育館のダンスで激しい曲からチークに移るところ(二人が出会うシーン)、二幕目の最初の幻想シーンに入る歌のところ、あと二幕の途中から…。見てよかった。まだチケットが買えそうなのでもう一度見に行くか。


藤本真由オフィシャルブログ:「ウエスト・サイド・ストーリー」と「王家に捧ぐ歌」
http://blog.eplus.co.jp/daisy/2006-06-23
このブログによると今回の舞台はアニタが明白にレイプを受けてるという設定になっているようだ。確かに今までと違うような印象を受けた。最後にトニーに危ないと声をかける場面で、エニバディスが涙声の気がしたのは気のせいじゃなかったのかも。その前でエニバディスが泣くのがしっかり印象付けられるから。エニバディスはジェット団に入りたかったけど、女扱いで軽視されてダメだった。入らせてもらえたけど、自分は仲間になれないのだと決定的に分かってしまった。

ここで思うに、映画版のアイスってこう、他の仲間と毛並みが違うんですよね。クラプキ巡査の歌は遠巻きに眺めてるだけだし、レイプシーンにも参加しない(店に戻ってない)。そのアイスに認めてもらっても、ジェット団に受け入れてもらえたことになるのか…。ところで舞台版でよくやったと言ってるのは誰だろう。(未熟者なのでメイン以外はエニバディスしか見分けがつかない…あと一部シーンのベイビージョンのみ)


映画のマリアはラストにジェット団の一人にストールを頭から掛けられるけど、今回の舞台では、(たぶん)シャークス団の一人に掛けられようとするところを拒否する。また、チノが取り返しのつかないことをやったことを悟ったかのように慟哭するのも映画にはないアレンジ。ラストシーンはトニーの遺骸をとジェット団とシャークス団とが力を合わせて運ぶのだけど、最初に求められたシャークス団の一人はトニーを運ぶことを拒否する。ラストシーンは色々と意味があのだろう。最後まで舞台に一人だけ残ってるのだけど、エニバディス? ライトが当たってないので見えなかった。あとマリアのラストの服が青だったの。映画では真紅。色と言えば幻想シーンがみんな白だったの印象的。今までもそうだったかなあ…。


The Official West Side Story Web Site(英語)…歌詞が載っていて映画版と舞台版の違いが分かる)
http://www.westsidestory.com/
West Side Story Doc's candystore in Japan(ファンサイト)
http://www.geocities.jp/docscandystore/

2006/08/17

星崎真紀「ひみつな奥さん」がドラマ化

連ドラでも昼ドラでもないのは拍子抜けだったけど、星崎さんの漫画がドラマになるなんて珍しいので。
今秋にフジテレビの金曜エンタテイメントの枠(2時間ドラマ)で放送予定。主役は藤原紀香さんで、旦那さん役が葛山信吾さんだそうです。原作の設定を生かしてオリジナルになる感じなのかな。楽しいドラマになりそうではある。

漫画は、元銀座のナンバーワンホステスだった蝶子さんが、警察官の夫と結婚してフツーの主婦を目指すものの、いろいろトラブルに巻き込まれると言う話。今は「新ひみつな奥さん」と改題して連載中。蝶子さんがホテルに就職してます。

気楽に読めて楽しいので好きです。ただ、ロクちゃん(夫)の異父弟の話は無理があると思ったけど。最近は家族の話が出てこないのがちょっと寂しい。

既刊:「ひみつな奥さん」全7巻、「新ひみつな奥さん」1、2巻
s-book:星崎真紀
http://www.s-book.com/plsql/com2_writer?isbn=4592152557


星崎さんの漫画で最初に読んだのは「Drクージョ危機一髪!!」シリーズ。面白いんだけど、古い漫画がほぼ絶版になってしまっているのが残念。

□2006/09/03追記。
この漫画、雑誌「YOU」に連載中なのだけど、↑のようなことかいてたら9/1発売分にロクちゃんとハチくん(弟)が出てた。ごめんよハチくん。ドラマ情報は8/12発売分のほうが詳しかった。

□2006/09/16追記。
11月17日(金)放送予定だそうです。

雑誌「小説Wings」2006年夏号 「傀儡 HARD LINK」感想

著者:高橋明、50ページ

絵が戻ってきた感じがして嬉しい。描き分けが出来てないわけじゃないけれど、どの顔も似たように見えてしまうのは鼻が同じに見えるからかも。

威たちは海藍たちを取り逃してしまう。中華系の人たちは威に不信感を抱きつつあるようだ。

海藍(ハイラン)が威(ウェイ)を見て、あなたが威だったなんて。ということは、威の事を知ってて(今の)名前を知らなかったと言うことだよね。威は海藍を知ってたようだ。カーレイヒとか微妙に設定の違う話があるので、混乱している。どういう関係? 男の人形師は威?

茅子登場!! なんだか旧傀儡のときより成長してるから設定が違うかも。でも嬉しい。

映画「ルパン」感想(DVD視聴)

一度字幕で見ようとしたけれど、長いし小さい画面で字幕を見るのに疲れてしまって途中で止めてしまったからDVDで見るのは初めて。映画館で原語を聞きなれていて、シーンによっては声が浮かんでくるので、どの人も違和感があるけどそれを踏まえつつ感想。

アルセーヌ・ルパン/ロマン・デュリス:宮本充
ジョゼフィーヌ・バルサモ、カリオストロ伯爵夫人/クリスティン・スコット=トーマス:増山江威子
ボーマニャン/パスカル・グレゴリー:大塚芳忠
クラリス・ドルー=スピーズ/エヴァ・グリーン:島本須美
ドル=スピーズ公爵/ロバン・ルヌーチ:小林清志
(ストーリーが間違ってるはキャスト名が正確でないは日本版はどうもいいかげん。ドルーは名前じゃない)
クレジットがなかったので、他のキャストは不明。


宮本さんは青年役が多いイメージだけど、こう聞くとロマン・デュリスは声は高いんだなあと。吹替えだと2枚目過ぎるー(声が)、と思いつつ聞いてた。2枚目というか、完成されてしまっていて、後半はそれでもいいけれど前半はルパン自体が未熟だから違和感アリアリ。

島本さんはさすがに上手い。エヴァ・グリーンの声を聞いていると、ときどき何かが引っかかるんだけど、それが遠藤久美子さん。ぜんぜん似てないんだけど、うっすら何かが似てる。とこがだろう。

一番懸案だったのは増山さん。でも思っていたよりはよかった。声は時につれて変わっていくもので、最近頓に思うのだけど、同じ人であっても何かが違うと感じる人がいる…その一人。数年前のパーマンの新作を見たときも、増山さんがネックだった。声を出すのに精一杯で演技まで行き着いてなかったし、最近TVCMのナレーションを聞いてもどうも無理を感じられるようになっていたけど、今回は作った声じゃないからマシに聞こえた。セリフも多くて慣れていくし。

予想外にダメだったのはドルー=スビーズ公爵。クラリスが父親に反発できてたのも父親が元気でまだ若かったからで、それを小林さんが当ててしまうと…セリフが少ない分きつい。TVのナレーションで聞く分にはあまり変わったように思えないのだけど。私がドルー公が好きっていうのもある。だって娘のことが好きそうだし、娘に新しいトレーナーを紹介されたらいそいそ着替えて出てくるし憎めない。

ボーマニャンはキャスティングを見た瞬間芳忠さんしかないと思っていたので、嬉しかった。やっぱりアメリカーンな感じがするけどね。ボーマニャンは列車の小さな鏡でササッと身だしなみを整えるシーンがあるのだけど、さすがフランス人だ。アルセーヌとの対決シーンになってくると宮本さんの声もなじんでくるのでいい感じ。


□翻訳について
字幕よりは全体の流れが分かりやすかったように思う。内容が頭に入っているせいもあるのだろうけれど、謎解きのつながりもすっきりしてた。字幕のほうが情報量が多いように思うけど、要点が何か分かりにくい箇所もあったから。

細かいところで気づいた点では
・ダンドレジーとして最後に聞きたいというセリフが訳されてた。
字幕では訳されてない。ダンドレジーかルパンかというのは重要なテーマなので訳して欲しかった。

・ゆうべアルセーヌがジョジーヌにキスをしたというセリフが正しく訳されてた。
劇場版では字幕が間違っていた(今夜)けれど、DVD字幕確認したら直っていた(昨夜)。奪われたもの(唇)を取り返すキスだからこちらが正解。

・盗みはあそびじゃない。抑えきれない情熱だというセリフ。
元のセリフが分からないから何とも言いようが無いのだけど、盗みは情熱で、抑えきれないから上手くコントロールして実行しろといってるのじゃないかなと思う。このシーンは字幕では血のたぎる情熱だとなってて、それだと情熱のままに行けといってるようにも思えて違和感がある。

それからルイがいい感じにマッドサイエンテッストっぽくて楽しかった。美しく仕上げるまで埋葬させないとという信念が感じられる。私の(義眼)コレクションって。


□メンドリ
ジョゼフィーヌがクラリスに、こんな世の中で子供を産むなんて物好きね、メンドリみたい。というようなセリフがある。原語ではジョゼフィーヌの妬みが怖~って感じだけど、ここはメンドリがポコポコ卵(子供)を産むことを揶揄して言ったと思われる。というのはジョゼフィーヌは子供が産めないことに強烈なコンプレックスを抱いているから(だからわざと子供は産むもんだなどと言った訳ね。刺されて当然だボーマニャン)。

メンドリを表す言葉いくつかあって、何が使われているか分からないけれど、プル(poule)やココット(cocotte)という。後者は幼児語とも。実はベル・エポック期に高級娼婦はココットと呼ばれていた。「ルパンの冒険」の小説版でルパンがアン・ココット(卵入りシチュー)が好きと言っているけれど、この種のセリフは時と場合によっちゃあ“高級娼婦が好き”ということになりはしないかとドキドキしてるんだけど、穿ちすぎですね。この箇所は戯曲で見つからないので、たぶん小説化した人の創作だと思う。

2006/08/15

エミール・ガレとドーム兄弟(展覧会)

エルミタージュ美術館秘蔵 エミール・ガレとドーム兄弟 ~フランスからロシア皇帝への贈物~
2006年7月8日(土)~8月27日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム
http://210.150.126.198/shokai/museum/lineup/galle/index.html

訪問日:8/13
ガラス工芸についてはあまり興味は持っていなかったけれど、エミール・ガレという名前は聞いたことがあるし、アール・ヌーボーがベル・エポック期の芸術だと知ったので、見に行った。ガラスがああまで変化するとは知らなかった。あざやかなピンク色だったり、海草が溜まったようなみどり色だったり。風景や雨が緻密に表現されていたり。シダやトンボやカエルという一風変わったモチーフが使われていたり。

展示物はガレの故郷であるロレーヌからロシアへの贈り物を中心としいる。当時は露仏同盟が結ばれていて、フランスからロシアへ贈られたロレーヌ関係の品々も展示されていた。ロレーヌはドイツ領だったのだけど行き来は自由だったということだろうか。ロレーヌはフランス領だというのを主張するために送ったのだろうか。

2006/08/13

「マイ★ボス マイ★ヒーロー」第6話

今日は昼間に番宣があって少し見てたけど、アニキンダーの中味が真喜男だったとは。似合う! 最後の決めでヘリウム切れとお約束なことをドラマで実現してしまうのが面白い。おまえらも音になったら分かるけどよ←いやと、思うけど、と突っ込むとこも。真喜男が語りに入るところは外してる気がするけど、劇中でも微妙な空気なのでまあいいか。

今日の話盛りだくさん過ぎて何に注目していいやら。鉄仮面先生かわいい。真喜男は今のところひかり一直線って感じだけど、入り込んでくるかなあ。舎弟くんもいい感じだ。

実は飛び飛びにしか見ていなくて、話がよくわからない点もあるけれど、弟のミッキー(真喜男がマッキーなので)って跡目は継ぎたくないといってたような…でも今回は腹黒さと豪胆さ全開で組員の気持ちをつかみそう? 保健室の先生と真喜男父は昔知り合いだった? とか伏線もいっぱいありますね。

2006/08/11

丹羽基二さん

地名・姓氏研究家の丹羽基二氏がお亡くなりになった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20060808zz22.htm

私は昔家にあった地名の本と名字の本で、丹羽さんの名前を知りました。「名字でここまでわかるおもしろ祖先史」「祖先がここまでわかるおもしろ地名史」だったと思う(その後、改題して文庫化された)。それから数十冊著作を読んだけれど、丹羽さんの本は読みやすくて楽しかった。ときおり落語っぽい調子で小話を挟んだり、そういうのが好きでした。

今年連名の著作が出ていましたが、もう一人の著者の方が丹羽さんに師事して書いたので実質は名前を貸しただけのような状態だったようです。お歳がお歳でしたから心配していたのですが、150冊目で著作をやめると宣言していたらしいですね。

丹羽さんの文章を読むのは楽しかったです。本当に、ありがとうございました。


やはり手ごろな新書のほうが紹介しやすいと思うので、比較的新しい本を一冊紹介。
「日本人の苗字 三〇万姓の調査から見えたこと」光文社文庫
http://www.kobunsha.com/book/HTML/sin_03154_4.html

事典的な物で手ごろな値段のものはあまりないかも。これは昔買ったけれど、家紋はただ眺めているだけでも面白い。
『「家紋と家系」事典』講談社+α文庫
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2561255

これは出ていたの気づかなかった。読んでみよう。
「難読珍読苗字の地図帳」講談社+α新書
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2721724


私の生まれた土地も平成の大合併の波が押し寄せたけれど、幸いにも、変な造語地名やかなカナ地名にならなかったのでそれは良かったと思う。
丹羽さんの膨大な知識や研究がこれからも受け継がれていくことを願う。

2006/08/09

「信濃のコロンボ」新作と「おばはん刑事!流石姫子ファイナル」放送予定

テレビ東京の2時間ドラマをみていたら予告で信濃のコロンボが流れていた、中村梅雀さん主演のこのシリーズも12作目ですね。ペース速いなあ。楽しみ。

信濃のコロンボ 事件ファイル(12) 陰画の構図
テレビ東京 8月16日(水) 夜9時~

水曜ミステリー9 : テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery9/


そして、探しついでに調べてみたら、以前好きだと書いたおばはん刑事の最終回の放送予定を発見。やっと日の目が! 北村総ちゃんの出番はあるのか?! 嬉しい。願わくば事件性のある話だといいんだけど…。あと放送あわせで過去シリーズの再放送があることに期待。

テレビ朝日 8月26日(土) 夜9時~

テレビ朝日|土曜ワイド劇場
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/
8月26日 「おばはん刑事!流石姫子ファイナル」
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/20060819.html
株式会社テレパック-トピックス:おばはん刑事!流石姫子―ファイナル―
http://www.telepack.co.jp/topics-obahan9.html


□2006/08/17
スポーツ紙のニュースになってました。2人合わせて135歳!なんとも凄まじい(笑)
デイリースポーツonline:玉緒 ドラマで初キッスにグフフ~
http://www.daily.co.jp/gossip/2006/08/17/0000091039.shtml

□2006/08/24
テレビ朝日で1作目の再放送があるようだ。
おばはん刑事!流石姫子・まぶたの息子は超エリート署長!?天下無敵の母デカ登場!不倫妻の3通の遺書が招いた三重逆転ミステリー[再]
8月26日(土) 12:00~13:55

過去の放送リスト
土曜ワイド劇場:おばはん刑事!流石姫子
http://sb-p.jp/oishi/dowai/series/sasugahimekolist.html

吉田弥生「マジカル・ダイナマイト・ツアー」全2巻

ソノラマ文庫

時間旅行の代理店が依頼を受けて、一輪車のタイムマシンを使って過去に行くという話。依頼人の名前やくだらない依頼理由は実在の人物や事件がモデルになっている。勿論歴史的有名人も出てくる。読破あまりないけれど、適度に落ちがついてて面白い。名前で上手いとおもったのはハリス・ナオ。

全2巻で完結なのに読んだことのある話が入っていない。ミッチー・サッチーの話。このシリーズは全部で19編あって、そのうち18編が今回文庫化されたみたい。「別冊花とゆめ」の1999年9月号分が入ってないからこれがミッチー・サッチーなのかも。このころ以前に「別冊花とゆめ」を読んだことが無いので多分そう。ミッチーは1巻に出たマーガレット・ミッチーをそのまま使っただろうと思うけど、例の学歴詐称疑惑を茶化したものだった。読みたい。

Author of Hana-Yume[Yoshida Yayoi]
http://www.hmx-12.net/nac/gcom/db_aut/ya/yoshida_yayoi.html

山田勝「回想のベル・エポック」

副題:世紀末からの夢と享楽、NHKブックス、1990年11月
ベル・エポックは19世紀末から第1次世界大戦までの時代を指す。フランスの場合は普仏戦争終結後から第1次世界大戦まで。元はフランス語だが、ヨーロッパ全体でこの時代をそう呼ぶことがある。この本ではイギリスとフランスを中心に、時代背景、風俗などについて紹介している。

□目次

  1. 余暇の時代―ロンドン
  2. 享楽と自由を求めて―パリ
  3. 金と地位にとりつかれた時代
  4. 階級制の混乱
  5. 冒険と夢を求めて
  6. 生活の美化とアール・ヌーヴォー
  7. デカダンスの夢
  8. なぜベル・エポックか

□アルセーヌ・ルパンに関するメモ
モーリス・ルブランの作品から何箇所か引用されていて、それ以外の箇所でもルパンジリーズのキーワードになりそうな事象や事件について書かれているので楽しめた。エレガントとシックの違いなど。
ただ、「虎の牙」は第一次世界大戦後の話なので、「この不機嫌な時代」は第一次世界大戦後のことだと指摘しておく。

2006/08/07

アムラックス・ロボット博覧会 2

訪問日:8/6(日)
前回行ったときも思ったけど、何がどこにあって、何をいつやるのかがよく分からないんですよね。ヴィジオン新旧PK戦が行われるところに行ってみたけれど、布が掛かっていて終わったのか、今日これ以降もやるのか分からなかった。前回ヴィジオン3兄弟が飾ってあったブースは、今日はヴィジオントライズの外装と内装になっていた。ヴィジオンは黒いので何だかマグダンに近くなった感じ。ロボカップのルール改正で90%以上黒にしないといけないらしい。


PK戦は今日はもうやらないのかと思ってミニシアターでTeam OSAKAの奇跡を見ることにした。2005年のネクスタの映像ばっかりだった。トライズは企業秘密なのか?! (日本のカメラがドイツまで行かなかったのかも…) ネクスタ好きなので映像見られていいんですけど。テクニカルチャレンジででこぼこ道を歩くところは前も見たはずだけど、つい応援してしまった。後ろ手をついて、敵の目を盗んで足でチョンとボールを突くというお茶目なところも。ちょっと「奇面組」思い出しちゃったよ(AIBOはネタにしてたな)。

映像には日本のHajimeロボットなども映っていたけど、下地があればあるほど強いチームになれるのだから、総体としてもっとこの分野に援助して欲しいと思う。2005年大会で対決していたNimbRoは今年も対戦したんですね。今年2on2では4点も先取されたけれど、逆転優勝したらしい。


それで見終わってB1Fまで降りたらやってたPK戦! ちょうど前口上が終わって(?)ネクスタとトライズが登場するところだった。

トライズは軽くシャカシャカ動きながら登場、動きが滑らかな気がする。トライズは見かけは重厚そうにみえて細いんですよ。手足とか余分な肉はついてないアスリート? ネクスタは厚みがあって丸っこくてお人形さんみたいな感じ。ネクスタもまだまだ開発は続いているみたい。

ネクスタの声がナマで聞けた。さあ、かかってこい(平坦)と抑揚が無いのがちょっと怖い。試合前のパフォーマンスではボールを手で持ち上げて落としてキック。こういっちゃなんだけど、ちょこんとボールを持ち上げる動作が可愛い。

ロボカップのヒューマノイドリーグは11人でやるのはまだ時期尚早なので、2対2で戦う試合と、PK戦、テクニカルチャレンジの3つの競技を合わせて、総合得点を競う(HPとかで読んでるはずなのに…なるほどと聞いてしまった)。ロボットはゴールやボールを何で認識するのだろう、色で認識するのかなあと思っていたら、やっぱり色だったみたい。トライズがデモで黄色い柱めがけてのシュートを外してしまって、解説者(というか社長さん)がロボは色で認識するので見学する子供たちの服に反応してしまったようだと言っていた。

肝心のPK戦のほうはネクスタがあさっての方向いてしまったり、ちょっと緊迫感に欠けていたけど、見れて良かった。結果は両者防ぎきれず引き分け。


以下はロボカップ2006前のネクスタとトライズの報道パフォーマンス
ロボット・ファン.net - ロボット無料動画:VisiON TRYZ
http://www.robot-fan.net/spot/spot085.html
サッカーボールかかえて見学中の初代ヴィジオン君の格好がかわいい。

「奇巌城」逢坂剛

講談社文庫、2004年8月初版
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2748436
ボートルレの一人称視点で改作した作品。

この作品はもとは「痛快・世界の冒険文学」シリーズの一冊として刊行された。そのあとがきを読んだけど、良くなかった(講談社文庫の解説はこのハードカバー版のあとがきを踏襲している)。読者が分かりやすいように辻褄合わせを変えたので、結果原作とは違う形になったという事実は書いていいけど、あとがきでネガティブな書き方をする必要は無かった。それを載せてしまうことは子供たちに読書に慣れ親しんでもらうという意図(多分)にそぐわないのではないだろうか。企画者・編集者にもう少し考えて欲しかった。映画化や漫画化の際でも、あとがき等で原作を軽んじる発言をするのは反則だし、児童書でそれをやる意味は更にない。

おそらく逢坂氏は原作を正確には理解できていない。企画した人は子供時代に読んだからと思ったかもしれないけれど、「奇巌城」の原作を正確に理解することは案外難しい。フランス語の知識がないと理解できない点があるし、ルパンシリーズの他の作品に比べても癖のある作品じゃないかと思う。そういう点でも企画ミスだ。暗号自体がフランス語を利用しているのだから、フォローが必要だということは企画時に調査しておくべきだった。


作品内容についてはところどころ南洋一郎版を参考にしている節があるけれど、あれは完全に日本の子供が分かるように作り直しているので、参考にするのは良くない。どうせならまえがきを使ってまでその世界に入り込めるようにしている手腕も見習って欲しかったよ。(ハードカバー版のあとがきに新潮文庫堀口大学訳の名前が挙がっているけれど、その他に最低限偕成社長島良三訳、ポプラ社南洋一郎訳を読んでいると思う)

いくら論理が合わないからといって原作者が仕掛けた趣向は尊重すべきだと思う。荒唐無稽の設定だからこそ雰囲気作りが重要なのに。何気なく書いてあることにも設定や意味がある可能性があるのに、それを意味なく変更して満足することこそ苦笑ものだ。だけどこの小説は何かというのが捉えられていない。残す必要のあるもの、重要でないものの選別が出来なかったからイベントの枠を残すしかなかった。イベントをこなしていくという見かけ上は同じように見えても、中は原作とは別物となり、登場人物は駒と化してしまう。その作業は改作者にとって面白くなかっただろうし、何のよいことも無かったと思う。だからそれがあとがきに(作品にも)出てしまったのだろう。だからあとがきや解説を飲んでしまったのは失敗だった。一度刷り込まれてしまうと払拭するのは難しいからこうやって足掻いてるわけで…。改作するほどなのだから中味が分かってると思ってしまうよ普通は。

逢坂版は読みやすいし、面白いという意見はそれでいい。けれど、原作の魅力が削ぎ落とされてしまっていることも確か。


□関連記事
「奇巌城」逢坂剛感想
レイモンドはなぜ発砲したか? - 奇岩城(4)
…説得力がないと言っている時点で、この原作と感性が合わないと言ってるようなものなのに。理解できないヒロインを遠ざけるように改作したとしか思えない。
宿屋の屋号と言えば? - 奇岩城(4)
…逢坂版ではこのシーンの前後を含めかなり手が加えられている(宿屋の名前も変わっている)。

2006/08/06

「花とゆめ」2006年17号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

キョーコが襲われたことを“関係者以外”の尚が知ってることを聞いて、蓮は悪魔の極上スマイルを浮かべキョーコに事情を聞こうとする。キョーコは事情を告げようとするけれど、尚がそれを妨げる。そして蓮は、尚がキョーコを助けたと知ると態度が豹変し、一人になりたいと告げる。残された蓮は一人ベランダに立ち、やり場のない怒りが身のうちにたぎっている模様。

尚は蓮の一変した態度に、キョーコに後輩以上の感情を持っている事を知ったようだ。尚としてはキョーコにとって俺の存在が大きいんだとアピールしたかったと。したら逆に強敵がいると気づいたと。バカですねえ、というかガキですねえ。同じアピールはレイノ相手にもやってたしねえ。

“アイツが キョーコ”をというモノローグは
蓮→俺がいない間にアイツがキョーコを助けたとは…(俺が助けられなかったという憤りもあり?)
尚→アイツがキョーコを本気で好きだったとは…
というところか。

今回はおっしゃーな気分になりました。待ってた甲斐があったよ。キョーコには可哀想ですが、両者ともライバルだとはっきり分かったろうし、恋の土俵に上がるか? でも当のキョーコはそれに気づかず。次回蓮はまた落ち込みモードになるか、怒りモードになるか、平然を気取るか気になる。

尚と一緒に百瀬さんがいたけれど、いつのまにか京子ちゃんがいないわと思った百瀬さんが探してたのね。百瀬さんかわいいなあ。あとレイノはまた登場するのかな。棺桶ベッドに入ってたけど…こうなったらブラック蓮の精神攻撃も食らって欲しい気がする…。


花とゆめ.comで今号の「スキップ・ビート!」の中から4ページ立ち読みできます。
白泉社:花とゆめ.com
http://www.hanayume.com/hanayume/index.html
「スキップ・ビート!」感想のバックナンバーはこちらから。

2006/08/04

ジェオポルタイユ(GeoPortail):フランスの衛星写真・地図サイト

GeoPortail
http://www.geoportail.fr/

フランスの国家プロジェクトによる衛星地図サイトが6月に公開されました。フランスの地方だとグーグル・マップの精度がまだ低いのでジェオポルタイユの方がくっきりしてます。でもまだまだ改良の余地がありそうです。


まあとりあえず使ってみよう!ということで、モーリス・ルブランのルパン荘があるエトルタを探してみます。

  1. ジェオポルタイユ(GeoPortail)に行く
  2. 「FRANCE CONTINENTALE」をクリック(地図上でも下の一覧でもよい)
  3. 上のほうに「ALLER A MA COMMUNE」というテキストボックスがあるので「Etretat」と入力して「OK」ボタンをクリック
  4. 結果一覧に表示される「ETRETAT [76 - SEINE-MARITIME]」(セーヌ・マリティーム県のエトルタ)をクリック

真中にエトルタの写真(or地図)が表示されたと思います。


ここからマウスで上下左右にドラッグして移動することができます。写真の上下左右八方にある矢印でも移動できます。

写真(地図)の右側にある記号は何でしょう?(よく分からない)
家・左矢印・右矢印・手・ズームのうち、ズームをクリックして写真(地図)をクリックすると、クリックした点を中心として写真(地図)が拡大されます。

その下のフランスの地図で、エトルタがフランスの北部にあることが分かります。

その下の+、-でズームを調節できます。+をクリックするとより詳しく、-をクリックすると遠目になります。

下にあるAfficher(表示用)のところで、写真表示か地図表示かを選択できます。地図表示に使われる地図はズームによって数種類用意されているようです。
プルダウンの中味は以下のとおり。

  • Cartes 地図
  • Relief 地形図
  • Routes 道路地図
  • Photos aeriennes 航空写真(衛星写真)

2つのプルダウンで表示を選択後、左側の矢印をドラッグしてデュアル表示も可能なのですが、表示が重たくなります。

いろいろいじっていくと、エトルタの地理が分かっている方は近くにアレが発見できます。くっきりと!凄い!地図表示ではちゃんと地名も!


衛星写真もさることながら、地図や地形図が魅力的。さすがフランス国立地理調査所と地質・鉱物研究局が参加しているだけあります。フランス語は分からないので使い方が理解できてないのですが、座標軸を指定して一気に飛べるといいなと思います。

ちなみにグーグル・マップの精度は今のところこれぐらい。「Le Clos Lupin」(ルパン荘)で検索できるのはいいのですが。
Le Clos Lupin - Google マップ


□2006/11/08追記
バージョンアップしていろいろとボタンの位置が変わったり、機能が追加されたりしているようです。エトルタにも一足飛びに飛ぶことができるようになりました。トップページの下「A voir de lieux remarquables(注目の場所を見る)」というところをクリックして、さらに「Falaises d'Etretat (76)」(エトルタの断崖)を探してクリックしてください。エトルタの断崖が中央に、エトルタの町が画面右上に現れます。ちなみに76は県番号でセーヌ・マリティーム県をあらわします。

GeoPortail:lieux remarquables
http://www.geoportail.fr/index.php?event=DisplayVisuBookmark

タモリ倶楽部でGoogle Earth

Googleを巡る~Google-Earthで遊ぶ~
7/28(金)の深夜番組「タモリ倶楽部」でGoogle Earthを使って遊んでいた。山手線一周とか、3D表示とか面白そうだった。その中でレアスポット対決があった。

うちのパソコンはEarthがインストールできないのでMapsでも見られるかと思って探したら、調べているブログがあったのでそのまま利用させてもらう。EarthもMapsも同じ素材を使ってるようだ。

google × タモリ倶楽部
http://ameblo.jp/hal-9000/entry-10015348276.html
大根おろし
確かにおろし金に見える。退役した軍用機の集まりらしい。
大航海
タンカー旋回中。こういう瞬間が捕らえられちゃうのか。
日本イン日本
有名ですね。昔のテレビ番組「投稿・特ホウ王国」でも見た気がする。昆陽池公園。
田舎を無視するな
凄い。これぞほんとのバグ。
BCG
麦畑らしい。


Google社員対抗Google_Earthバトル グーグルアースで世界一周-ウェブリブログ
http://googleearth-deworldtrip.at.webry.info/200607/article_20.html
Bugsなうさぎの憂鬱 タモリ倶楽部とか世界一受けたい授業とか
http://bugsbunny.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_ada6.html
このブログにある下のウサギはなに?と思ったら酔狂な人もいるものだ。
超絶 20年耐えられるか…?山腹に登場した巨大なウサギのぬいぐるみ イタリア
http://choxets.blog8.fc2.com/blog-entry-419.html
巨大ウサギ


Google Earth
http://earth.google.com/

2006/08/03

レイモンドはなぜ発砲したか? - 奇岩城(4)

「奇岩城」はレイモンドが怪しい物音に気づいたことから物語が始まっている。人が襲われている音を聞きつけて階下に走ったレイモンドは不審な男を発見しる。その男が立ち去った後には倒れた2人の男。目の前に死体と気絶した伯爵と、悠々と立ち去った男がいて、伯爵はダヴァルが刺されたと証言した。その状況で直感的に去った男が刺したと考えても当然だ。伯爵が自分の部下を理由もなく刺すはずがないのだから。だからレイモンドは銃に走ったのだ。敵を討つというよりも、とにかく殺人犯を捕まえなければ、という気持ちで。

もし、強盗だけで済んでいれば、怪我人の手当てをし盗まれたものを調査し戸締りを確認し、命は助かったことに安堵していただろう。つまり、強盗だったら発砲していない。強盗は犯罪者だけど素朴な貴族や女性なら荒事は好まず、警察沙汰にもしたくなかったはずだ。現に伯爵はあとで警察に黙って盗品を買い戻そうとしたのだから。

この発砲動機は文章として明記されているわけではないけれど、重要な点だ。なぜなら後になって刺した男が別にいることが分かってしまうからだ。とすると人違いで男性に大怪我を負わせたことになり、そんな女性の名誉にかかわることは配慮して書く、それがルパンシリーズだと思う。この作品はかの怪盗紳士(紳士強盗)はどんな体格をしているか?という命題に、当の主人公と同じくちょっと捻くれた方法で解を与えている。そのためにも冒頭の女性2人の心理は直接に描写していない。このあたりかなり腐心して書いていると思う。

レイモンドは追いかけた先で発見する。犯罪者を。でも人殺しはしていない…なら自分が撃たなければ無事逃げおおせていたはずの人間を。その状況でどういう態度を取るだろうか。人違いということに対する動揺もあったろうし、怪我をしたことに対する同情もあったろう。


ここからは逢坂版「奇巌城」の話になる。逢坂氏の読みがそのまま作品に反映されていると考えるのは早急だと思うけれど、作品を見ても、後書きを見ても、この事情がわかっていないのではないかと思う。レイモンドが犯人を助けた理由に説得力がないというのは、相手を強盗だから発砲したと考えたのではないだろうか?

逢坂版「奇巌城」ではレイモンドが不審者を見つけるといつのまにか姿を消して拳銃を取りに走っている。でも、逃げた男が何をしたか分かっていたのだろうか。翌日警察が調査して盗んだものが発見できないのだから、見ただけでは盗んだか分からなかったはずだし、いざ捕まえて盗まれたものがリボンの切れ端や鍵穴の蓋だったら? 何か荷物を持ち出したのは目撃しているけれど、それが何の価値もない模写絵だったら? その場合相手を負傷させる必要があっただろうか? 相手は怪我を負っていても反撃を加えてくるかもしれないのに、近づく危険を犯してまで追いかける必要はあっただろうか? 私には逢坂版のレイモンドの動機が分からないので、相手が何者か、何をしたか見極めずに追いかけることは軽率と言うよりさらに愚かしい行為だと思う。

また、より満足が行くとして変えた結果の理由は自己中心的な匂いがして受け入れがたいかったけれど(原作より先に読んだのに関わらず)、最も受け入れがたいのはその理由を新聞で発表したことだ。かの令嬢は犯罪者を愛してその逃亡を助けましたと新聞発表することは女性の名誉を傷つける行為で、それをボートルレやルパンが行うとは思えない。

2006/08/02

アルセーヌ・ルパン特集ページについて

ちょっと手直ししてはじめにのページを作りました。それとブログのカテゴリ名を「アルセーヌ・ルパン」に変更。

アルセーヌ・ルパン ~白き狼~
(ちと寂しいのでつけてみたけど副題にあまり意味はない)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

案内

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

アルセーヌ・ルパン

スキップ・ビート!

鉄人28号

つぶやき

無料ブログはココログ