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2006/06/20

「ファントマ映画祭2006」今夏ロードショー予定

CINEMA TOPICS ONLINE:ファントマ映画祭2006、パリが生んだ伝説の怪盗ファントマ、再び現る!! (2006/06/03)
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=5228

ファントマの映画が今年劇場公開されるそうです。しかも、1960年代に製作(日本でも公開)された映画です。怪盗ファントマって違和感が…ファントマって“怪人”というイメージがするから…なんとなく。

007もロクに見たこと無いんですよね。第1作はそんな昔の映画だったのかと思う次第。

□今回上映される三作品
ファントマ 危機脱出 -- キネマ旬報DB- Walkerplus.com
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=13453
ファントマ電光石火 -- キネマ旬報DB- Walkerplus.com
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=13708
ファントマ ミサイル作戦 -- キネマ旬報DB- Walkerplus.com
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=13836

ファントマは1913年から1914年にかけて最初にルイ・フィヤードの手で映画化(無声映画で5作品)されましたが、今回上映されるのはリメイクシリーズです。いつものことながら原題と邦題とのギャップがありますね。
ファントマ 危機脱出…原題:Fantomas(ファントマ)、1964年の作品
ファントマ 電光石火…原題:Fantomas Se Dechaine(ファントマ暴れる(?))、1965年の作品
ファントマ ミサイル作戦…原題:Fantomas Contre Scotland Yard(ファントマ対スコットランド・ヤード)、1967年の作品

今回の3つあわせた原題は「Trilogie de FANTOMAS(ファントマ三部作)」ということになってます。
ライズXで3回券3000円の特別鑑賞券が発売中です。
CINEMA RISE MOVIE INFO.
http://www.cinemarise.com/


□原作について
原作はスーヴェストル=アランによって執筆されています。マルセル・アランとピエール・スーヴェストルの共同執筆名で、口述筆記のような形で1911年から1913年の間に32編執筆されました。アランの死後スーヴェストル単独で書き継がれています。

ファントマはシュールレアリストたちに愛好されました。青土社から千葉文夫著「ファントマ幻想」という本が出版されています。ファントマの本というより、1930年代のシュールレアリストたちの本と言ったほうが正しいかも。1930年代のラジオドラマで「ファントマ哀歌」という作品が放送されて、その作詞家ロベール・デスノス、作曲家クルト・ワイルらに焦点を当てて紹介されていました。

ファントマ (Fantomas)
http://www.aga-search.com/874fantomas.html
以下のブログでロベール・デスノスの「ファントマ哀歌」の一部が翻訳されています。
ファントマ哀歌
http://www.uraxima.com/notes/20060415.html


ところで、1996年にフランスである切手が発売されています。
http://www.trussel.com/detfic/france.htm
「探偵小説(ロマン・ポリシェ)のフランスのヒーローたち」と題して全部で6名描かれていて、丁度3人ずつ怪盗と探偵に分類できます。
怪盗側がロカンボール、アルセーヌ・ルパン、ファントマ
探偵側がルールタビーユ、メグレ、ネストール・ビュルマ
怪盗の3人が似たような服装なのは貴族に扮するからでしょう。ロカンボールは多分映画から、ルパンは単行本の表紙からで、作中で記述された服装とは限らないと思います。ファントマは最初に刊行されたとき、この格好の人物をポスターにして大々的に広告を打ったらしい。ルールタビーユの格子縞のイギリス生地の背広は「黄色い部屋の謎」で事件解明のためアメリカに調査に行くときの格好です。

この切手を見たときに、一通り読みたいと思っていました。現在、ルパンとルールタビーユ(2冊)は読了。メグレとビュルマは1冊ながら入手したので、残りはロカンボールとファントマなんですよね。でも邦訳が手に入らなくて…。何とかならないかなー、折りよく「ジゴマ」がらみの新書が発行されていますし。ロカンボールとファントマは長すぎて読むには不向きな作品かもしれないけれども。

新潮社「怪盗ジゴマと活動写真の時代」永嶺重敏、新潮新書
http://book.shinchosha.co.jp/cgi-bin/webfind3.cfm?ISBN=610172-6
「ジゴマ」は大正時代に映画が日本でも公開され一大ブームを巻き起こし、影響された事件まで発生したため上映禁止が通達されるほど熱狂を生みました。江戸川乱歩や横溝正史もこの映画を見たとか(怪人二十面相はルパンよりジゴマやファントマじゃないかと思う)。現場に「Z」の文字を残すというのは「ゾロ」より「ジゴマ」のほうが先です。「ジゴマ」も原作はフランスの新聞小説で、ルパンやファントマ、ルールタビーユと同時代に発表されています。これも今は邦訳が入手できません。


□2006/07/29追記
ライズエックスでの上映は9月2日(土)~29日(金)に決定したようです。公式HPもオープン(準備中多いけど…)。
CINEMA TOPICS ONLINE:”FANTOMAS ファントマ映画祭2006”初日決定!
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=5364
ファントマ映画祭2006
http://www.fantomas.jp/fantomas.html

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