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2006/05/22

メーテルリンク「青い鳥」

堀口大學訳、新潮文庫
http://book.shinchosha.co.jp/cgi-bin/webfind3.cfm?ISBN=201301-6

□感想
「青い鳥」は昔に読んでいて、今回も読んでみて印象深かったのはやはり未来の国。でも昔は病気の箱を持って生まれてくるというのには気づかなかった。生命力と命のはかなさが描かれていると思います。

舞台脚本なので、衣装の指定がしてあって、兄チルチルはペロー童話の「親指小僧」の服装、妹ミチルはグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテルの格好をしています。親指小僧やグレーテルの服装といってもピンとこないけど、絵本や舞台などで定番の服装というのがあったのでしょう。ところでなぜ妹はグレーテルなのに、兄はヘンゼルじゃないのかというと、その理由は「親指小僧」と「ヘンゼルとグレーテル」の内容にあります。

木こりの家で、貧しさから口減らしのため子供を森に捨てに行く、子供たちは一度目は石を目印にして家路をたどることが出来たが、2度目はパンを目印にしたため鳥に食べられてすんなり帰ることが出来ない。という筋書きが同じなのです。

この服装指定をすることで2つの童話の類似性を指摘すると同時に、2人がまさしくヘンゼルとグレーテルでもあることを示しているのでしょう。チルチルミチルの家も木こりの家で貧しい家の子供で、クリスマスも祝えないけれど、見て楽しむということが出来る子でした。幸福を探す力があるから旅人に選ばれたのかなと思います。

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