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2006/03/13

映画「死者の書」

2006年3月11日(土)、岩波ホール
川本喜八郎の人形に興味があったのとと奈良時代は好きな時代なので見に行った。そんなに分かりにくい話じゃないけれど、よく分からなかったかも。嵐の後の郎女が踊りさしそうになるところとかの動きなどにははっとさせられたのだが、全体としてどこか表現力不足を感じてしまう。大津皇子の声はよかった。乳母もよかった。郎女の声はちょっと不満。ナレーションはもっと癖のない方でもよかったかも。決して悪いというわけではないけれど。

大伴家持と恵美押勝が酒を酌み交わしているシーンは面白いのだが、それと郎女パートのからみが今ひとつ飲み込めなかった。大伴家持は最後のあたりで自分は氏に囚われているというようなことを話す。中臣氏を切り離して藤原家を確立しさらにその中で南家北家式家京家と分かれていったというのは知っているが、じゃあどう関係するの?とか。古の塀に囲まれた大伴氏と郎女の屋敷とあたらしい塀に囲まれた新しい屋敷の対比や、「諦めが良すぎる」とつぶやくのはのちに「万葉集」を編纂することと関係するのか?など。このあたり原作を読めばすっきりするかもしれない。一応上映前にドキュメンタリーがあって前提知識を与えてくれるのだが。

「死者の書」といえばチベットを連想してしまうのだったが、この「死者の書」は原作者折口信夫。国文学者で釈迢空。釈迢空といえば「猿丸幻視行」に出てきたような気がずるぞ。

青空文庫:作家別作品リスト:折口 信夫
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person933.html

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