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2006/03/28

衛星劇場で実写劇場版「鉄人28号」放送中

衛星劇場で実写劇場版「鉄人28号」を放送しているようです。4月の放送予定は以下のとおり。
4/2(日)21:00
4/11(火)20:30
4/22(土) 22:45
4/30(日) 17:00

衛星劇場:鉄人28号(放送予定)
http://www.eigeki.com/eigeki/timetable?action=viewProgramFrame&viewType=prgDetail&calType=2&ch_cd=1&oa_prg_frm_cd=306020216525067162
検索 鉄人28号 tetsujin28(放送予定)
http://tv.starcat.co.jp/search/?q=%C5%B4%BF%CD28%B9%E6%20tetsujin28
衛星劇場
http://www.eigeki.com/
鉄人28号
http://www.starchild.co.jp/tetsujin/

ミステリチャンネルで「新アルセーヌ・ルパンの冒険」放送予定

4月1日からミステリチャンネルでフランスのテレビドラマ「新アルセーヌ・ルパンの冒険」が放送されます。全8話で主演はフランソワ・デュノワイエ。

ミステリチャンネル:怪盗ルパン(放送予定表あり)
新アルセーヌ・ルパンの冒険/LES NOUVEAUX EXPLOITS D'ARSENE LUPIN
http://www.mystery.co.jp/program/lupin.html
ミステリチャンネル
http://www.mystery.co.jp/

□2006/12/03
リンクURL変更

2006/03/27

雑誌「ジュ・セ・トゥ」目録をアップ

アルセーヌ・ルパンシリーズがデビューした雑誌「ジュ・セ・トゥ」の一部はGallicaで公開されている。その1905年2月発行の第1号から1920年12月発行の第180号について目録を作ってみた。

雑誌「ジュ・セ・トゥ」目録


「アルセーヌ・ルパン」シリーズに懸賞がついていたり、「アルセーヌ・ルパン逮捕」掲載の前の号にシャーロック・ホームズものの「踊る人形」が載っていたりとなかなか面白い。ルパンのデビュー以前に早くも編集者がルパン対ホームズを計画していたのではないかと勘繰ってしまう。

1911年12月号に「現実の向こうのアルセーヌ・ルパン(Les Arsene Lupin dela realite)」というものが載っている。著者モーリス・ルヴェルは作家で現在創元推理文庫から「夜鳥」という短編集が出ており、自身の作品もいくつか「ジュ・セ・トゥ」に掲載されている。前書きは以下のような感じなので、実在犯罪者のルポのようなものだろうか。(流石に全部手打ちして自動翻訳にかける時間はない…)

「ジュ・セ・トゥ」に発表されたアルセーヌ・ルパンの想像上の功績の成功以前に、現実に不正者、強盗、詐欺師がどのように犯罪を行っていたか、読者の皆さんはお知りになりたいことと存じます。

あの日の本棚展 -今も読み継がれる子どもの本-

「あの日の本棚」展:有隣堂ギャラリー
http://www.yurindo.co.jp/info/2006anohinohondana.html
会期:3月24日(金)-4月4日(火)

古今の絵本・児童書の展示販売をしている催しです。古い本から年代順に並んでいて、懐かしくて面白かった。「こまったさんのスパゲティ」なんかは実物みるまで思い出せなかったと思う。安野光雅さんの「ふしぎなえ」は読んだことなかったけれどエッシャーから影響を受けたような不思議な絵本だった。わたしの家にあったのは「ながいながいペンギンの話」と「目をさませトラゴロウ」ぐらいかなあ。あまり本がなかったから。この2つともかなり昔からあるんだなあとびっくりしてしまった。

古本コーナーの中には江戸川乱歩による「黄金虫」(もちろんポーの)があった。他にメンコやソフビ人形とか売っていた。そのなかにタイムスリップグリコの鉄人発見。ちょっと待て、それ平成だしと心の中で突っ込みを入れてしまった。

人が余りいなかったのでまったり出来てよかった。

「奇巌城」逢坂剛感想

講談社文庫、2004年8月初版
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2748436

この逢坂版「奇巌城」は私がルパンシリーズを再読しようとしたときに所持していたルパンがらみの本のうちの1つである(もう一つは新潮文庫「百年目」)。普段小説を読まなくても読みやすくリハビリには良かったし、ルパンシリーズを読んだことがないという方や翻訳小説読んだ事がない人でも読めると思う。

しかし、「奇巌城」読み比べ(その2)にも書いたが、原作と読み比べてみると不満のほうが大きい。なぜレイモンドが銃を持ち出してきて撃ったのか。原作に明言されているわけではないが「秘書のダヴァルを殺したと思ったから」なのだ。なのに、この逢坂版では殺人が発覚する前に銃を持ち出して撃っているから良く分からない。レイモンドの豪胆さを表したかったのかもしれないが、レイモンドには伯父の財産を守る義理はないし、最低限の情報確認をせずに発砲するほど愚かじゃないはずだ。伯父も自分の財産を脅かす奴は許さぬというような狭量な人物ではなく、尚更レイモンドがでしゃばる訳がわからない。他の女性登場人物も同様に行動に説得力が減少している。原作の女性たちは典型的で目新しい人物造形ではないのだが、その素朴さ故に読んで理解できないことはない。

また、女の子が一人で見知らぬ男の車に乗ってしまうという筋書きは、子供向けというのを忘れているにしてもひどすぎる。好奇心が強そうな女の子ならまだしも、箱入りの子という説明なのにそういうことをするのは理解できない。説明を付け足す場合、ふつうは行動理由や背景を理解しやすくするためだと思うのが、この本では登場人物に付与した性格と行動がちぐはぐで、世界に入りにくい。解消した矛盾点がどこを指すか分からないが、気が削がれるような補足をするなら、矛盾そのもののほうがいい。

複数の翻訳やアレンジを参照し取捨選択して(フランス語の原文は読んでないだろう)自分なりの説明をつけようと思ったのだろうが、結果その創作した部分が浮いている。それに一人称なのに読者の知らないことが出てくるのは変だ。一人称にしたのが読者対象(青少年)と少年探偵の親和性を狙ってのものだとしたら余計にそう思う。


□2006/06/17補足
講談社文庫もたいがいだと思ってたけど、元となっている児童書のあとがきは最悪だった。このかた奇巌城を読んで全く理解できなかったのでは? それをそのまま書くというのは…(児童向けの本のあとがきは読書の入り口であってほしいと思っているので)。フランス語が分かるわけでもなく、児童向けの本を書いているわけでもない方がこういうことをやるという企画の意図が今一分からない。

□2006/06/19
「痛快・世界の冒険文学」版のあとがきで原作が説得力が無いとして何点か挙げている。ヒロインがルパンを助けた理由に説得力が無いとあるのだけど、ルパンが嘘つきだと言うことを忘れている。全国民が読むような新聞紙上で、女性が男性に惚れたのはれたのデリカシーの無いことやってるなあと思ったら…。深窓の令嬢にとってはそんなこと穴があったら入りたいどころか我とわが身を消してしまいたいと思うくらい恥ずかしいことだよ。ましてや相手は犯罪者なんだから。ルパンは本当のことを発表したわけじゃなくて、ボートルレの記事が真実を言い当ててなかったからこそ安心して肯定の記事を書いたんだろうと思う。本当の理由は書いていないのだ。でも助けた理由についてはあたらずとも遠からずだと思っている(むしろ逢坂版を読んで恋人じゃなかったら助けなかったのか? 恋人の家に迷惑を知りつつ侵入したのか?つける薬のない連中だと思った)。

召使が簡単に裏切るのが説得力がないというのも、裏切ったのじゃなくて、ルパンが脅して裏切らせたのでしょ。場合に拠れば暴力も振るったかもしれないし、ルパンなら数分あれば可能だろう。そうしておきながら穢れるとか言って紙幣を焼くなんてめちゃくちゃなのだけど。そういう理解出来なさという恐怖を印象付けて有無を言わせなくする効果をあげているし、穢れたお金をつましい城館に残しておくのに忍びなかったのは本当かもしれない。(このシーンも本好きの女性が本の内容忘れるなんておかしいだろうと思った。忙しくて読めなかったとでもすればいいのに)

もう一つはなんだったか、ボートルレがいきなりルパンの正体を見破って拳銃を撃つことか。これも確かにルパンが怪しい行動を取っているけれど決定打に欠けるというのは確かにある。でも作中の人物が必要としない限りボートルレの推理の道筋が説明されていないというのは一貫していから仕方ないともいえる。でも拳銃は、何度も襲われているのだから持っていていてもおかしくないと思う。ルパンの腕力の程は知ってるだろうし。(ここはどう改変されたか忘れた)。

この3つともはっきり書かれているわけじゃないけど、まったく表現されていないわけでもないと思う。逢坂版が冒頭の視点を変えたのがなぜレイモンドが発砲したかが理解できなかったからだとしても驚かないことにする。レイモンドが発砲したのは強盗殺人犯だと思ったからで、単なる強盗ならば警察沙汰になるのを避けたいという考えのはずだ。少なくとも伯爵がそういう人物だった。だから殺していないと言われて、本来怪我をさせるつもりのない人物に怪我を負わせてしまったことに驚いたのだろう。なぜ誤解したかというと伯爵の言葉からであり、ボートルレはそれと逆に解釈して見せた。そもそも被害状況を確かめもせずに銃に走るなんて信じられない。人のうめき声が聞こえたのだからまず無事を確かめるだろう。もしシュザンヌと姉妹ならレイモンドも真っ先に伯爵に駆けつけたはず。姪だからその地位は従姉妹に譲ったけど心配する気持ちが無ければ客間まで走ってない。何度も読んでいるうちに二人の心情を説明できない分人物配置も行動の順番も動かせないように作ってある事がわかってくる。でもともかく逢坂氏とは反りが合わなかったんだと思う。理解不能な状態でも小説の形に整えられたのは流石だけど、この作品は誤訳問題もあるし技術の無い人が行うのは無理があったのでは。

□2006/07/27
ぐだぐだ書いてしまうのはまだきちんと呑み込めてないからです。が、やっぱりもやもやしてしまう。あとがきについて、そんなにわけがわからなかったのなら何かおかしい、アプローチの仕方がずれてる可能性については考えなかったんだろうか?? 理解不能なことを堂々と書いてしかもその責任を原作に転嫁するっていったいこのシリーズの趣旨は何なのだ? 既に翻訳が出ている本をわざわざリライトするということは子供を本の世界にいざなうためじゃないの? こういうあとがきを載せる必要があったのかとむしろ企画者編集者のほうに言いたい。逢坂氏にも原作に不満があるならあとがきでなく作品で勝負すればいい。ウソを書けとは言わないけれど、合わなかったのなら関係する別の話をすればいい。冒険小説の話でもいいし、推理小説でも映画でもフランスの話でもいいのに。

私が悔しいのは、最初から「奇岩城」の翻訳を複数読んでみようとしていなかったら、手元にあったこの本以外のルパンシリーズを読まなかったかもしれないから。あのあとがきを読んで怖いもの見たさ以外の理由で原作を読みたいと思う人がいるだろうか? 原作は何度か読むうち分かってきたこともあるけれど、確かに読んでも分からなかった点が多かった。でもそれは言語も年代も違うからやむを得ない面も大きいのに。

思うに「奇岩城」は他の作品よりも謎にフランス語の知識が必要とされる割合が高いために、知識のない人が注釈無しに理解することは無理だと思う。そして注釈はない。だから推測ながらフランス語の素養がないと断言できる逢坂氏が担当したのは本当にご愁傷様としか言いようがない。今の感覚からすれば逢坂版の方が分かりやすく読みやすいという意見は当然だと思うから作品自体はこれもありなのかと思うけれど、あとがきはいただけない。

□2006/08/27
逢坂版ではラストでルパンがボートルレをフロックコート姿で出迎えることになっている。でも私はフランスの風俗について知らないので室内でコート??とまず思った。しかも元のハードカバー版ではご丁寧にフロックコートは目上の人を出迎えるためのとか何とか注をつけてる。「モンテ・クリスト伯」ではモンテ・クリスト伯を迎えるために家の主人がフロックコート着替えるシーンがあるけれど時代が違うし、シリーズ中ルパンがフロックコートを着ていたという記述は見たことがない。それに注釈つけないと分からないことをわざわざ書くのはおかしくないだろうか。

原作と違うことを憤るわけじゃないけど原作を批判する上で改作するならより完成度を上げないといけないのに、自分のものにし切れていない。映画化であれ漫画化であれ原作を貶める発言をするのは反則だと思うし、それをすること自体が自信のなさの表れとしか思えない。原作に忠実であることを求められたシリーズではないのだから、好きなように変えてしまえばよかった。たとえば漫画に対する批判で低俗だというのは勝手だけど、その実読み方が分かってなくて理解できていないと言う場合がある。そういう状態に逢坂氏があっても仕方がない。じゃあどうすれば?といえばやはり企画を立てた人がきちんと調査すべきだったのだ。

2006/03/26

時空ロマン唐招提寺「1200年倒壊せず!金堂を守った天平の超技術」

時空ロマン唐招提寺「1200年倒壊せず!金堂を守った天平の超技術」
驚きの発見!平成宮大工の苦闘密着
TBS、3月25日(土) 14:00〜15:24

見ました。TBSは唐招提寺の修復についてこれまで何度か放送していて、今回少し出ていた青い目の如法については以前取り上げてました。みんなで揺らして耐震強度を確認するというのもやっていたなあ。内容すっかり忘れてしまっているけれど。

今回は阪神大震災をも耐えぬいた唐招提寺の金堂ということで、それはどのような理由・構造だったのかを中心に据えて放送していました。五重塔が倒壊しにくいのは心柱という存在があるからだという説がありますが、唐招提寺については組物に注目していました。組んでいる木の部品それぞれに遊びの部分があって、実験によって揺らすとそれぞれがゆれたりずれたりしつつまたもとの場所に収まっている様子がわかりました。創建時に使われたヒノキの目のつまり具合も今のとは違っていてすごく細かかった。

唐招提寺に限らず古代建築のことについて取り上げていたのでちょっと散漫な印象があったものの、薬師寺五重塔の心柱や、東大寺の天井につづく急な階段と昇った上にある鉄骨補強など普段見られない映像があってなかなか面白かった。今後も継続して欲しいです。

唐招提寺プロジェクトについては公式ページあるんですが、こういう番組の告知がされていないんですよね。たまたま番組表を見て知ることができたからよかったものの、しっかり更新して欲しいものです。

唐招提寺2010プロジェクト
http://www.tbs.co.jp/p-guide/daiji/

2006/03/21

雑誌「マガジンSPECIAL」2006年5号に「鉄人28号」原作の漫画が登場予定

現在発売中の「マガジンSPECIAL」に、「鉄人28号」の漫画の予告が載っているらしいです。公式サイトに拠れば毎月20日発売のようなので、鉄人漫画は4月20日発売の2006年5号に載ると思われます。

マガジンSPECIAL
http://www.shonenmagazine.com/php/magazine.php?sbt=2&ptype=2

鉄人奪還作戦(仮)
新感覚冒険ミステリーここに開幕!!
天才少年・金田正太郎が悪の組織に立ち向かう!!
シリーズ読みきり56P
原作/横山光輝 漫画/さとうふみや

シリーズ読みきりということは1回こっきりじゃないですよね?? 鉄人のフォルムは大丈夫なのかなあ?カラーがちょっと不安げ。でも正太郎がバリバリ主役っぽくて期待します。

さとうふみやさんといえば「金田一少年の事件簿」は第一部(一が旅に出るまで)は全部読みました。初期の泥臭い絵のほうが好きだったかなあ。でも一時期はまっておりました。明智警視に…まあそれもいい思い出ということで。。ドラマは堂本剛版のみ見てました。ビデオ化されてない話があるのが残念。「金田一少年〜」には“怪盗紳士”が出てるんですよね。怪盗紳士VS金田正太郎(もちろん「金田一少年〜」とは別の)やって欲しいです。そうじゃなくても変装か覆面の男は出そうだけど。


それから講談社さん、長谷川裕一版「鉄人28号」第3巻増刷してくださーい。現在というかかなり前から入手できないようで、新しく長谷川版鉄人を手にとった人が最終巻が読めないなんてもったいないです。


追記。確認してきました。
発売日は2006年4月20日(木)で確定。
予告ページのカラーの方では正太郎が拳銃握ってました(サイトにあがっているのがその一部)。モノクロでは正太郎と鉄人の巨大な手が描かれてて後ろにひしゃげた鉄骨が…東京タワーですかね?

「大岡越前」2時間スペシャル

TBS、2006年3月20日(月)18:55〜20:54
大岡越前 2時間スペシャル
http://www.cal-net.co.jp/2hsp/ooka/index.html
TBS「ナショナル劇場50周年記念特別企画『水戸黄門2時間スペシャル』&『大岡越前2時間スペシャル』」
http://www.tbs.co.jp/mito/sp2006/index-j.html

大岡越前の2時間スペシャルを見ました。予告どおりこれが最終回でした。撮影は冬だったらしく、ところどころ白い吐息が。とくに伊吹さんなんか水被って火に飛び込んでて、あれ水でもお湯でも寒さに晒されりゃあ凍えるわけで…大変だったと思います。

大岡越前は再放送でよく見ました。加藤剛さんの越前と竹脇無我さんの伊織が復活して本当に嬉しかった。私、このお二方しか役名と役者名が一致してません。いちばん好きだったのは松山英太郎さん。役名はましらの三次です(というのは覚えていなかった)。何気ない小料理屋主の店主、しかしうらでは忍びとして暗躍する!かっこいいじゃないですか! 今回は息子さんが出演されてましたが、あまり面影は感じませんでした。でもエンディングで見えた何気ない微笑が似てらっしゃったと思います。ああ、こんな笑顔が好きだったんだわと哀しくもあり嬉しくもあり。加藤剛さんは息子二人と親子共演でしたが、親子共演じゃなかったのが本当に残念です。

助さん格さんうっかり八兵衛に黄門が出てたので「水戸黄門」を思い出したりしてました。でもどっちが助さんか格さんか未だに分からなかったり…。一番馴染みがある黄門は西村晃さんです。でもこれは紛れもなく「大岡越前」で、終わるのは悲しいけれど、ちゃんとした終止符が打ててよかった。変わらないキャッチコピー。当時のものを踏襲したタイトルバック(新録らしい)。そして山下毅雄さんの曲。時折重なり厚みと変化を与える口笛は山下さん本人のものだと思います。エンディングもじんわり心に効いてきました。2時間中だるみなくまとまっていたし、画面もビデオ撮影にしてはかなり落ち着いた映像で、城が映るとちょっとはっきりしすぎる気がするけれど、人間のシーンは雰囲気がでていた気がします。


「大岡越前」のシリーズは36年も続いたらしく、初期に出ていた越前の父親役は片岡千惠藏(片岡千恵蔵)さんだったようですね。この方すんごい昔の人というイメージだったので「大岡越前」に出演していたとは驚きです。実際100年前にはお生まれでした。片岡千恵蔵といえば多羅尾伴内、勿論見たことはないけれど、多田羅という名字の人に初めて会ったときに多羅尾伴内みたいだと思ったのを覚えていたり。多分子供向けの推理クイズ本で知ったのかな、多羅尾伴内は変装の達人なのです。どうやらアルセーヌ・ルパンものの影響を受けて作られた映画のよう。

多羅尾伴内 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%BE%85%E5%B0%BE%E4%BC%B4%E5%86%85

2006/03/20

「花とゆめ」2006年8号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

レコーディング中の曲を破棄して再度曲を作ろうとする尚。そんな尚にマネージャーの祥子さんは不安を感じる。尚のことを分かっていたはずなのに…って。キョーコたちと尚たちとビーグル犬バントは同じホテルに滞在しているようだ。キョーコの入浴シーンはあまりえっちくない。以前口絵か何かでお風呂キョーコがあったけど、あれは可愛かった。

ビーグル犬のレイノはキョーコをターゲットに決めたようだ。どこまで本心なのか良く分からない。キョーコよ逃げろー。レイノに射竦められたキョーコはとりあえず尚の行動で難を逃れたものの恐怖感が体に残ってしまう。その気持ちのまま蓮に電話をするのだが…声を聞いて少しはおちついたかな? 蓮はキョーコを気にかけてずっと電話かけてたらしいがどうして番号非通知なのだ?操作知らない?

百瀬さんいい人だー。青ざめたキョーコを気遣ってお風呂の準備してくれてる。前に百瀬さんは蓮のこと好きか好きになりかけてたっぽいんだけど、この先大丈夫だよね?? キョーコと敵対して欲しくないなあ。

2006/03/16

ラッフルズとルパン

イギリスの作家E.W.ホーナングが書いたラッフルズシリーズは、泥棒を主人公とした小説である。論創社からラッフルズとバニーシリーズとして短編集3冊が刊行されたが、どうにも読みにくくて頭に入ってこず、2冊読んだところで止まっている。3冊全部読んでから書こうと思っていたけれど、書きたいことが溜まったので書いてみることにする。


3冊目「最後に二人で泥棒を」には住田忠久氏による解説がついており、作者ホーナングの略歴や、コナン・ドイルとの関係などに触れられている。それも興味深いのだが、やはり果たしてラッフルズとルパンには関係があるのか?が気になるところである。

ラッフルズシリーズが最初に登場したのは1898年の雑誌「キャッスルマガジン」で、翌年には最初の単行本が出版されている。しかし、ラッフルズシリーズがフランスで翻訳出版されたのが1907年。ルパンの初登場が1905年だから影響がないと考える声や、ピエール・ラフィットが原書で読んでいて、同種のヒーローをルブランに想像させようと思いついたという考えがあるらしい。しかし具体的影響についてはまだ指摘がないようだ。住田氏によればルパンシリーズ初期短編には類似性は見られないが、戯曲には類似点があるらしい。


また、解説に拠ればルパンの肩書き「紳士強盗(gentleman-cambrioleur)」とラッフルズの肩書き「アマチュア強盗(amateur cracksman)」に共通点があるという。ラッフルズシリーズの1冊目「二人で泥棒を」の原題は「The Amateur Cracksman」である。ルパンシリーズの第1冊目「怪盗紳士ルパン」の原題は「Arsene Lupin, Gentleman-Cambrioleur」である。(解説どおり「素人強盗」とすると語弊があるので「アマチュア強盗」とする)

イギリスの国技と言うべきクリケットにはアマチュアのチームとプロのチームがあり、両者が対戦する「ジェントルメン対プレイヤーズ(Gentlemen and Players)」戦(「二人で泥棒を」に収録された短編のタイトルにもなっている)は大変見ものであったという。アマチュア側をジェントルメンといい、プロ側のチーム名をプレイヤーズという。アマチュアをジェントルマンに差し替えれば「紳士強盗」となるというのである。なぜ差し替え可能か。解説では今ひとつ分かりにくかったのだが、イギリスにおけるジェントルマンに付いての知識が必要のようだ。私は山田登世子著「リゾート世紀末」を読んでいて以下の箇所に当たったときなんとなく納得できた。

 クーベルタンが理想としたスポーツとリゾートがきり結ぶところ、それは、語の広い意味での≪アマチュアリズム≫である。スポーツ史上よくしられているように、クーベルタンに啓示をあたえたのはイギリスのパブリック・スクールのスポーツ教育であり、そのアマチュア精神であった。

 金銭を報酬にせず、勝ち得る目的をただ「栄誉」のみにおくこと。このアマチュアリズムの精神は、たんにスポーツだけでなく、広くヴィクトリア朝イギリスの理想とされたジェントルマンの生活倫理に根ざしている。地主階級であるジェントリーは、経済的富裕を前提に、いかなる職業にもつかず、経済的報酬と結びつかない全人格的な教養と楽しみを身につけるのを理想とした。彼らにとってのスポーツは、このようなエリート階級のモラルを培い、それを世に示す最高の領域であったのだ。アマチュアリズムはジェントルマンのエリート意識と一つのものだったのである。

※クーベルタンはフランス人で近代オリンピックの創設者。

ここを読んでラッフルズだなと思った。パブリックスクール出身でクリケットというスポーツを嗜み、自ら働くことがない(労働者ではない)有閑階級のジェントルマンなのである。しかもアマチュアリズムの体現者である。スポーツとして盗みをやるのがラッフルズの方法で、ときにクリケットに譬えながら盗みを行う。彼の存在が理解できそうな気がしてきた。

閑話休題。アマチュアリズムは、金銭目的ではない故に純粋に勝利を求めるということ。それはジェントルマンであり、ジェントルマンとアマチュアという概念が不可分であるようだ(ラッフルズの時代のイギリスでは、である)。だからアマチュア強盗は紳士強盗なのである。クリケットの「ジェントルメン対プレイヤーズ」は1806年から1963年まで続いた伝統戦であった。辞書によってはこんな意味も載っている。ズバリである。
Yahoo!辞書−プログレッシブ英和中辞典
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=gentleman&stype=1&dtype=1&dname=1na

gentleman
…9 ((英))(クリケットの)アマチュア選手.

アマチュアリズム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%8
イギリスの文化と社会―産業とレジャー
http://kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/iwakiri/sotsturon-suda.html


さてこの「gentleman」という言葉は英語であり英語形のままのフランス語である。「紳士強盗(gentleman-cambrioleur)」という肩書きは、「アルセーヌ・ルパンの逮捕(1-1)」でショルマン男爵家に残した名刺に書いてあるのだが、雑誌掲載時(雑誌「ジュ・セ・トゥ」1905年7月号)にはなく単行本化の際に追加されている。初出は「ハートの7(1-6)」(同誌1907年5月号)で、その翌月に最初の単行本「怪盗紳士ルパン(1)」が出ている。単行本化にあたりキャッチコピーを「紳士強盗(gentleman-cambrioleur)」と決めて、「ハートの7」を発表したと思われる。しかし、「紳士強盗」の初出は「紳士強盗(gentilhomme-cambrioleur)」の形なのである。ルパンが「金髪婦人(2-1)」でアジト撤収時に壁に書いた署名は「紳士強盗(gentilhomme-cambrioleur)」(同誌1907年4月号)だった。キャッチコピーが先に決まっていて対英国人だから「gentleman」とは書かなかったのかも知れないし、「gentilhomme」にするつもりだったのかも知れない。

2006/03/13

DVD「トレインサーファー1」

本編19分というのにしばし迷ったけど結局買ってしまった。1話1分なので20話くらい収録されている。特典映像30分つき。

trainsurfer(公式サイト)
http://www.trainsurfer.com/

鉄路、それは日本の大動脈。これは貧困にあえぐ日本を舞台に、スピードとスリルを求めて列車の屋根に飛び乗る若者達の驚異の物語である!


トレインサーファーとは、日夜列車の屋根に飛び乗りトレインサーフする人々のことで(ってそのまんま)、設定からしてバカバカしいのだけど、出てくる人も個性的で面白い。室内の会議なのに制帽被ってるんだ?!っていうのが妙にツボに嵌ってしまった。飛び飛びにしか話が作られてなくてしかも畳み掛けるようにオチなく次の話に行くから途中の話を想像しちゃう。

にしてもJKかっこいー。水道橋グランドクロス(※)凄すぎ。凄えええ。でももっとかっこいいのはナカムラミホ。「自分の身くらい自分で守りなさい」ああ付いていきたい。
(※総武線、中央線、丸の内線が立体交差する地点のこと。丸の内線は地下鉄だけどここでは地上に出ている。ここは流石に知っていたが他はどこの路線か電車かさっぱり分からない。)

以下のページで試聴&CMが見られる。
(因みにDVDに付いてた「スチーム係長」のおためし1話は同じページで試聴できるものと同じ回転寿司)
話題沸騰!!2つの超新感覚TV番組「スチーム係長」「トレインサーファー」DVD最新情報
http://www.paramount.jp/information/inf00110.html

これを見て気づいた。いつのまにか1が付いてる!ということは2とかでるかもしれないってことか? 期待しよう。DVDでもミュージックビデオのほうに、本編になくて去年の文化庁芸術祭で見た映像があったし、なによりマニ30が見たい! ナカムラミホは無事なのか? JKとナカムラミホはあくまで戦友だと思うのだが、じつはそうでもないのか?? 一見抱き合い写真は誰の手に?

映画「死者の書」

2006年3月11日(土)、岩波ホール
川本喜八郎の人形に興味があったのとと奈良時代は好きな時代なので見に行った。そんなに分かりにくい話じゃないけれど、よく分からなかったかも。嵐の後の郎女が踊りさしそうになるところとかの動きなどにははっとさせられたのだが、全体としてどこか表現力不足を感じてしまう。大津皇子の声はよかった。乳母もよかった。郎女の声はちょっと不満。ナレーションはもっと癖のない方でもよかったかも。決して悪いというわけではないけれど。

大伴家持と恵美押勝が酒を酌み交わしているシーンは面白いのだが、それと郎女パートのからみが今ひとつ飲み込めなかった。大伴家持は最後のあたりで自分は氏に囚われているというようなことを話す。中臣氏を切り離して藤原家を確立しさらにその中で南家北家式家京家と分かれていったというのは知っているが、じゃあどう関係するの?とか。古の塀に囲まれた大伴氏と郎女の屋敷とあたらしい塀に囲まれた新しい屋敷の対比や、「諦めが良すぎる」とつぶやくのはのちに「万葉集」を編纂することと関係するのか?など。このあたり原作を読めばすっきりするかもしれない。一応上映前にドキュメンタリーがあって前提知識を与えてくれるのだが。

「死者の書」といえばチベットを連想してしまうのだったが、この「死者の書」は原作者折口信夫。国文学者で釈迢空。釈迢空といえば「猿丸幻視行」に出てきたような気がずるぞ。

青空文庫:作家別作品リスト:折口 信夫
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person933.html

2006/03/08

ルパンシリーズのホームズ(その3) 単行本における修正

「遅かりしシャーロック・ホームズ」は元はどのようだったのか。雑誌に掲載されたものと単行本「怪盗紳士ルパン」で違うのか調べてみた。雑誌掲載版と単行本版の原文を単語レベルで比較し、その後日本語訳を見つつ気になるところをチェックするという方法で行った。結構疲れる。

ルブランは「怪盗紳士ルパン」出版の前に、「金髪の美女」「ユダヤのランプ」を発表しているので、分かりやすく言えば「ルパン対ショルメス」を書いた上でホームズをショルメスに修正したわけである。なぜトイル側がそんなに早く反応できたかというと、「ジュ・セ・トゥ」にドイル作品の翻訳が載ったことがあるからなのだと思う。しかも載ったのは「踊る人形」で、さらにルパン登場直前の号だった。雑誌側としてはルパン対ホームズを実現させたかったようだ。

日本語訳は以下を参照した。
「怪盗紳士ルパン」平岡敦訳、ハヤカワ文庫
「ルパン対ホームズ」榊原晃三訳、岩波少年文庫


逐一指摘できないが、全体からみてみると結構手が入れられている。とくに会話文で相槌をいれるなどして文章が増えている感じがする。後半の謎解きの部分は倍くらいに増えているのではないだろうか。また、冒頭にパリ・ルーアン間の急行列車の事件への言及があり、これにより「遅かりし」が「謎の旅行者」の3ヵ月後であることがわかるのだが、これは単行本により追加された記述である。マラキ城への言及は雑誌掲載時からあった。因みに「怪盗紳士ルパン」はこの話に限らず雑誌から修正が入っているようである。たとえば第1話のラストは雑誌掲載時に「わたし」は登場せずに港のシーンで終わっている。(「わたし」が最初に登場したのはいつかが気になる。余力が出来れば調べたい)

可笑しかったのが「ぼくは約束を守りました」というセリフが1回→2回に増えてること。なに相手してもらえるとおもってんだか、なセリフでなかなかほほえましいのだけど、ハヤカワ文庫の訳で2回目は1回目のセリフに接尾辞がついて「ぼくは約束を守りましたよ」となってるのが好き。前夜のシーンのルパンの心情も単行本で追加された箇所である。それからドヴァンヌ氏の運転手の名前がヴィクトールからエドゥアールに変更になっている。


ショルメスの変更で一番大きいのは体格。初登場時のシーン、

それは五十がらみの男だった。たくましそうな体つきをし、顔はきれいに髭を剃っている。

「たくましそうな体つきをし、顔はきれいに髭を剃っている(assez fort, la figure rasee)」というのは、雑誌掲載時には「とても痩せて、長い足の(tres mince, aux longues jambes)」という表現だった。つまり体型を逆にしたわけである。しかし後ろのほうでは修正し切れなかったのか、長い足を組んでとなっている。身長の具体的描写なく「金髪婦人」では相方ウィルソンよりは背が高く、変装後の姿で「小男」と描写されている。ただし、変装を解く時に背を伸ばしている。

また、

名声が知れ渡っているだけに、みんな興味深々だった。だからありふれたその外見を見て、少々がっかりもした。彼に抱いていたイメージとは大きく違っていたのだ。小説の主人公を想像させるようなところなどまるでないし、シャーロック・ホームズ(※)という名を聞いて思い浮かべるよう、謎めいて悪魔的な人物ではまったくなかった。

※原文(単行本のみ)ではショルメス

この描写はまるまる追加されたもの。その2で引用したように小説の登場人物=ホームズ、現実=ショルメスなわけである。


他に面白かったのは、

シャーロック・ホームズ(※)がディベルメニルに? それじゃあただの噂じゃないのか? アルセーヌ・ルパンは、本当にこのあたりにいるのか?

※雑誌掲載時はホームズ、単行本ではショルメス

この箇所は、雑誌掲載時は疑問符が感嘆符だったこと。ホームズが来る! じゃあルパンがいるんだ!というふうに、疑惑じゃなくてほぼ確定した事実のように思われてるということか。いずれにせよ、ショルメスはホームズと別物になるよう変更されていることがわかる。

2006/03/06

「愛と戦いのロボット 完全保存版」

ぴあ書籍+MOOK:愛と戦いのロボット 完全保存版
http://www.pia.co.jp/cgi-bin/piabook/shop2.cgi?scode=ISBN4835610105
副題:アニメーションDVDパーフェクトガイド2006-2007
発売元:ぴあ
出版年:2006年3月
価格:1,400円(税込価格)
ISBN:4835610105

「役に立たない!?コラム天国32」のうちの1コラム(P121、1/3ページ)で2004年度版鉄人28号が取り上げられてました。原作初期のイメージを再現したアニメとして紹介されていた。外見は子供なのに車に拳銃使う正太郎とか。返す返すもアニメで拳銃が使えなかったのは大変残念だけど。村雨が重要な役割で、村雨と正太郎が原作とは別の関係が築かれてたのが良かったとかいてあったかな。

それと印象に残ったシーンのアンケートに第13話「光る物体」がランクインしていた。ただしランクインした中で一番下だった。でもこの話は好きだ。モノローグに近い中30分持たせられる矢島さんは凄いと思う。

あとはモノクロアニメの紹介があったり、今川監督に1ページ裂かれてたり、2004年度アニメ鉄人DVDについてカタログ程度の説明があったりとぐらい。

「ルパン対ホームズ」榊原晃三訳

岩波少年文庫、1983年初版、1997年第22刷。イラスト:岩淵慶造
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/X/1145260.html

すでに偕成社文庫版を読んでいたので、今回メモをとりつつ細かく読んだのだけど、存外に面白かった!

□金髪の美女
ショルメスは、ルパンの前で10日でけりをつけると宣言をする。期限を設定し、それまでに解決に導く。これはルパンシリーズの特色の一つでもある(第1話でも船が港に着くまでの5日間という制約があった)けれど、ショルメスも例外ではない。ただし、ショルメスは馬車の人、ルパンは自動車の人というスピード感の違いがある。明日はその10日という日にパリから遠ざけられてしまうだが…という仕掛けもなかなかだと思う。描写ミス?と思ったのが、「今は7日目、3日後にはロンドンに戻る」というところのセリフ。8日目が正しいのでは?と思った。

読んでいて思ったのはショルメスのやっている方法は後に探偵化していくルパンのやり方とそれほど変わらない。性格と思考は違うけれど。この勝負、納得いかない向きもあるだろうけれど、どちらかを完全勝利させないためのストッパーなのはもちろん、一理あるとも思う。他国で犯罪者を裁くことや逮捕することは探偵の仕事ではなく、依頼者の依頼内容を忠実に守れば良いからだ。探偵の職務を逸脱してもルパンを追うことになったのが「奇巌城」なのだろう。

しっかしショルメスとウィルソンの会話はまるで漫才…コメディアンをモデルにしたというのは本当なのだろうか? 2人会話すると雰囲気が崩れるから2話目のラストには登場させてもらえないあわれなウィルソン君であった(絶対安静中なんだろうなあ可哀想に)。ウィルソン君が後に「わたし」事情を教えてくれたと言う描写に昔わくわくした。「わたし」はライバルの伝記作家なのに。しかも己にとって名誉じゃない内容も教えてくれる2人はいい人だと思う。


□ユダヤのランプ
大事なのは真実を明らかにすることではないというのは探偵という存在のアンチテーゼかも(「八点鐘」のなかで真実を放棄した作品がある)と思った。一応これも前作同様の結果となっている。

500人もの警官…それだけいて捕まらないものなのかなあ。なんだかアニメ「名探偵ホームズ」(犬ホームズ)でレストレード警部率いる警官たちがわらわらとモリアーティの潜水艦?に登る?シーンを思い出した。なにぶん古い記憶なので良く覚えていないけど。

2006/03/05

「花とゆめ」2006年7号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

ビーグル可愛い!! キョーコに首根っこ捕まれたトラ猫尚は可愛くないのが可愛かった。尚が恋愛でキョーコの心を乱す資格はないと憤る蓮。もう遅いですから! 尚は蓮キョーコお弁当食べさせっこシーン妄想してるよ。資格あろうがなかろうが気持ちは止められないし、蓮も気持ちに鍵をかけるとか言っておいて今の状況だしね。でもあんなキョーコを見た尚の表情が演技だけじゃないとしたら…と考えるということは蓮も天使キョーコやられましたね? 尚の謝罪の態度が単なる罪悪感なのだとPV見て落ち着くつもりだったなんて…まさしくミイラ取りがミイラ。

尚のやったことは許せないから、キョーコと結ばれるのは反対だけど、等身大のキョーコとのバランスは確かにあうんだよね。蓮の心をかき乱してくれそうだし。ビーグルの妨害に負けずやってやると決意した尚。さあ点数上げて来い!

ビーグル犬バンドのボーカルの名前はレイノ…浮遊霊口説きって…カッコイイのか?という疑問は置いといて、名前が以前から設定されてたということはこれからも絡んでくるんだろうか? 怨キョ封じとか怪しげな業使いそう。

榎木洋子先生サイン会

榎木洋子&藤原眞莉 合同サイン会情報に書いたサイン会に行ってきました。
風邪の後遺症と疲労で行くのどうしようかなーと直前まで迷っていて、結局行きました。
何もしゃべれず、ぼーっと離れてしまった。ちょっと失礼だったかも?残念。
まあ、しゃべれなかったのは新刊の内容について榎木先生に畳み掛けられたせいかも(笑)
しっかり握手して頂いて嬉しかったです。

新刊(発売日に読了済)はスピミアちゃんの登場とルダートにも光明が?というのが嬉しかったかな。ウルファは…無事でいてくれ!! でも「緑のアルダ」は私の中でこれぞ!というキャラクターがいないのです。成長途中のキャラクターが多いからかも。その中で私の贔屓キャラルダートは、自分の立場を比較的分かってて俯瞰的に物事を見れそうではある。龍を得ることがイコール王になるというわけでは必ずしもないと思うのだけど、コーサの内情がちょっと特殊だからそうなってしまうのかな? 割と成長が描写されていると思うけど、今のままアナが女王になったらうーん…父ランズゴート王が健在なうちは王にならないだろうとは思うけれど。

「緑のアルダ」読み返したいのに断片的にしか発見できないー。「影の王国」もリダーロイスシリーズも読み返したいけど(以下略)。本の整理をしないと。

帰りもやはり疲れてて、中野で降りるつもりが気が付いたら新宿だった。さすがに引き返さなかったけれど、東京駅の古本屋でアルセーヌ・ルパンシリーズの贋作「813号室にて」が載っていたミステリマガジンゲット。密室の特集号で偶然手にとったら載っていたのでラッキー。帰宅して寝たので少し回復。

2006/03/03

横山光輝「鉄人28号 原作完全版」第5巻購入のこと

今回は読み切り「うかぶX島の巻」が収録されています。

見出し一覧に第5巻の収録範囲を追加しました。
漫画「鉄人28号」見出し一覧


2006年1月13日付けの読売新聞に原作完全版関連の記事が載っていました。現行の元となる鉄人28号が掲載された雑誌を提供したのがこの方です。
「鉄人28号」原作完全版の仕掛け人 江口 健一(えぐち けんいち)さん 53 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060113bk02.htm

2006/03/02

「Les aventures extraordinaires d'Arsene Lupin」第1巻購入のこと

紀伊国屋書店の新宿南店で売っているのは確認済みだったので、ある日閉店時間に間に合えば買おうと思い立ち、幸か不幸か閉店時間に間に合って買いました。


紙質は悪くなく薄くて軽いく、1200ページあるのにそれほど重くありません。厚みは3cm。印刷も鮮明です。各作品に解題が付いていて、巻末にルブランの伝記が載っています。いずれもルパン研究家のJacques Derouard氏による文章。

この全集は全3巻で、各巻の収録作品については→オムニビュス社の3巻本の全集(洋書)にまとめています。「戯曲アルセーヌ・ルパン(3)」と「アルセーヌ・ルパンの冒険(A5)」のフランス語の原文を持っていなかったので、これを買ったことで現段階で一通り揃いました。


二階堂黎人氏の贋作「カーの復讐」にブルサンという刑事が出てくるのですが、この刑事は「戯曲アルセーヌ・ルパン(3)」に出てくる刑事と同じ名前なのです。でも英語版小説にはたった1語しか出てきません。では元の脚本ではどうなの?と気になっていたのです。確認してみると、キャスト表でブルサンが独立してて他の刑事ボナバンとデュージーが一緒くたにされているのに驚きました。小説版の活躍度と逆です。ざっと見たところ、それと英語版の小説には予審判事フォルムリィの名前が出てきますけど、キャスト表にはいません(※)。


「アルセーヌ・ルパンの冒険(A5)」はどんな話か分かりませんが、登場人物にDimblevalという名前を発見。たぶんユダヤのランプに出てくるダンブルヴァル(d'Imblevalle)夫妻の名前と似た発音なのでしょう。実在のアンベール夫人をHumbert→Imbertとつづりを変えて登場させたルブランなので、このあたりお手の物かも。因みに「ルパンの冒険(3)」の英語版小説ではフォルムリィがFormerie→Formery、デュージーがDieuzy→Dieusyと綴りが変わっています(間違い探しみたいだ…)が、元のキャスト表でもデュージーはDieusyでした。


□2006/05/23追記
※キャスト表で「予審判事」となっているのがフォルムリィ(Formery)でした。中で名前が出てきます。

オムニビュス社の3巻本の全集(洋書)

「南総里見八犬伝」目録

南総里見八犬伝の目録を作ってみた。目録といっても、各回の題目をならべたくらいだけど。最初は肇輯(第1集の意味)、第二輯と出ていたのに、最後のほうは「第九輯下帙之下乙号中套編」…すごい引きのばしっぷり。もう少し内容が分かるような備考を付けたいけれど、今は難しい。

南総里見八犬伝:目録

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