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2006/02/27

「鉄人28号論」

発売元:ぴあ
出版年:2005年3月
編著者:光プロダクション監修
価格:2,625円(税込価格)
ISBN:4835609980
鉄人28号論 紀伊國屋書店BookWeb
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4835609980.html

□目次
第1章 『鉄人28号』の軌跡
 年表、各メディア化作品の紹介
第2章 徹底討論『鉄人28号』の魅力に迫る!
 鼎談:米沢嘉博、唐沢俊一、藤津亮太
第3章 『鉄人28号』論考
 計7名による小論
第4章 『鉄人28号』新生す!
 2004年度アニメと実写劇場版関係者のインタビュー(大月俊倫、千住明、富樫森、松本肇)
第5章 『鉄人28号』を語る
 造型師鼎談(足立和博、生嶋毅彦、速水仁司)、実現可能性の検証(fuRo)など
第6章 『鉄人28号』の世界
 原作の登場人物紹介、あらすじ、辞典、横山光輝氏の言葉など
『鉄人28号』ビジュアルワークス
 雑誌掲載時の扉絵、単行本の表紙など(カラー)
『鉄人28号』アーカイブ
 タイムスリップグリコなどの食玩の写真など(モノクロ)

□感想
鼎談が読みやすくて面白かった。2章の鼎談は漫画世代の米沢氏、モノクロアニメ世代の唐沢氏、2004年度アニメ支持の藤津氏と世代がわかれてて、やっぱ米沢、唐沢両氏が圧していた。米沢氏は連載が進んでパターン化されてくるとつまらないと感じたみたい。たしかに前半部のほうが圧倒的に面白いと思う。

5章の鼎談は、平面の漫画を立体化するという作業のなかで、ただ読むという以上に読み込んで作っているのだなあと思った。鉄人28号はフランケンシュタインの影響から作られたというのは知っていたけれども、バッカスにもその影響が見られるのではないかというのはなるほどと思う(目の上の出っ張り。鉄人とバッカスと不乱拳のモンスターに共通する)。

fuRoによる検証は身長20m、体重25.8t(これは1980年のアニメと同じ大きさ)の鉄人を想定して、動力について、装甲について議論していた。3mだと現実的な数字らしい。


3章の論考は筆者の個人的体験から発する文が多くていまいちだった。氷川氏の文章はまったく違ってて、ロボットの質感をどのように表現してきたかについて書いていた。とくに1980年のアニメ(太陽に使者)の金田伊功氏に注目していた。良く分からなかったけど、かえってよかった。

ただ原作漫画に関する資料が充実しているので、資料として所持するのがいいのではないだろうか。でも値段が高すぎるし、ハードカバーじゃなくても良かったのではと思ったけれど。

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