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2006/01/18

「南総里見八犬伝」3巻まで読了

八犬士全員出てきました。TBSドラマに利用された登場人物は全員、利用されたエピソードは大体出てきたのではないかと。浜路のもう一人の元ネタである浜路姫はまだですが。以前(7年前くらい)岩波文庫を購入しようとしたとき、出版社品切れで、書店の岩波文庫貴重本フェアみたいなのでようよう4-10巻を入手したものの1-3巻は入手できなかったので、ここらで一つの山(挫折するかしないか)なんでしょうね。源氏物語は須磨明石あたりが一つの山と言いますね。いづれのおほんときにか…って八犬伝の出だしは、と…

京都の将軍、鎌倉の副将、武威衰へて偏執し、世は戦国となりし比、難を東海の濱に避て、土地を闢き、基業を興し、子孫十世に及ぶまで、房総の国主たる、里見治部大夫義実朝臣の、事蹟をつら/\考るに、清和の皇別、源氏の嫡流、鎮守府將軍八幡太郎、義家朝臣、十一世、里見治部少輔源季基ぬしの嫡男也。

いつの時代かの説明と最初の主人公である里見義実の紹介ですね。冒頭は普通のというか今の知識でも読める漢字の使い方です。さて「八犬伝」は「水滸伝」の影響のもとに書かれたと言われています。「水滸伝」や「西遊記」は口語を織り交ぜて作られた中国の小説で、白話小説というのですが、その影響が漢字表記の上でも現れています。破落戸(いたづらもの)や江湖(よのなか)と言った言葉、等一等(まてしばし)とか走一走(ひとはしり)といった漢字表現など。等を待つという意味で使ったり、東西をものと読んだりするのは今の中国語と同じだったり。もとは「水滸伝」の翻訳から来ているのだろうけれども、読本(「八犬伝」が属するジャンル)では折に見かける表現です。一見面食らうこともあるかもしれませんが、なかなか面白いですよ。振り仮名つきなので意味は分かりますし。他には「頸を鶴する」(首を長くする)…というのがあったりします。漢字以外では刀で切倒すときの「ばらりずん」という擬態語が好き。

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