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2005/10/28

映画「ルパン」キャスト表

IMDBに載っているなかから、主な登場人物のみ抜き出しています。撮影は2003年に行われたそうなので、ロマン・デュリスは当時29歳ですね。

ルパン -- 映画 「 ルパン 」の詳細情報
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322486
Arsene Lupin (2004)
http://www.imdb.com/title/tt0373690/

俳優役名役柄の備考
Romain Duris
(ロマン・デュリス)
Arsene Lupin/Raoul d'Andrezy
(アルセーヌ・ルパン/ラウール・ダンドレジー)
Kristin Scott Thomas
(クリスティン・スコット・トーマス)
Josephine, comtesse de Cagliostro
(ジョゼフィーヌ、カリオストロ伯爵夫人)
Pascal Greggory
(パスカル・グレゴリー)
Beaumagnan
(ボーマニャン)
Eva Green
(エヴァ・グリーン)
Clarisse de Dreux-Soubise
(クラリス・ド・ドルー=スビーズ)
Robin Renucci
(ロバン・ルヌーチ)
Duc de Dreux-Soubise
(ドルー=スビーズ公爵)
クラリスの父、王党派
Francoise Lepine
(フランソワーズ・ルピーヌ)
Duchesse
(公爵夫人)
クラリスの母
Patrick Toomey
(パトリック・トゥーミー)
Leonard
(レオナール)
ジョゼフィーヌの従者
Mathieu Carriere
(マチュー・カリエール)
Duc d'Orleans
(オルレアン公爵)
王党派が担いでいる王族
Philippe Magnan
(フィリップ・マニャン)
Bonnetot
(ボント)
王党派、医者
Philippe Lemaire
(フィリップ・ルメール)
Cardinal d'Etigues
(デティグ枢機卿)
王党派
Marie Bunel
(マリー・ブネル)
Henriette Lupin
(アンリエット・ルパン)
アルセーヌの母
Nicky Naude
(ニッキー・ノード)
Theophraste Lupin
(テオフラスト・ルパン)
アルセーヌの父
Jessica BoydeFemme aux diamants
(ダイヤモンドを持つ女性)
アルセーヌが船上で会った女性
Valerie DecobertLa comedienne du train
(列車の女優)
Gaelle VincentLa metisse
(混血女性)
ボーマニャンが連れ込んだ娼婦
Pierre Aussedat
(ピエール・オーセダ)
Louis Desfontaines
(ルイ・デフォンテーヌ)
アルセーヌの友人で医者
Gerard ChaillouM. Kasselbach
(カッセルバッハ氏)
銀行家
Stephane Foenkinos
(ステファーヌ・フォーンキノス)
Le conservateur
(学芸員)
十字架を研究してた人か?
Guillaume Huet
(ギョーム・ユエ)
Arsene enfant
(アルセーヌ・子供)
Adele CrechClarisse enfant
(クラリス・子供)
Anne SuarezEglantine
(エグランティーヌ)
アルセーヌの恋人
Aurelien Wiik
(オレリアン・ウィイク)
Jean Lupin
(ジャン・ルパン)
アルセーヌの息子


キャスト表を見ると主要キャラ以外は固有名詞がない。その中でルパンの友人ルイ・デフォンテーヌというのはどこからきたんだろうか。原作に相当するキャラクターはいない。エグランティーヌも映画オリジナルで、「野ばら」という意味があるらしい。

2005/10/27

映画「ルパン」:父譲り母譲り

映画「ルパン」ではルパンが正直なところは母親譲りと言われている。正直かあ?という疑問は置いといて、完全な悪になりきれないものを持っているのだろう。父親譲りとしては盗みの才能、サヴァットの腕前あたりか。お金に執着がさほどなさそうなのは母譲りかも。

原作「カリオストロ伯爵夫人」では母譲りのものは特に語られないが、父から譲られたものを4つ拾い上げることができる。原作の場合、アルセーヌ・ルパンという名が父に、ラウール・ダンドレジーという名が母に結びついていて、ルパンはまだラウール・ダンドレジーの世界に生きている。

1.ルパンという名前
2.悪の道に進む素質(性向)
3.ボクシングを始めとした体術
4.悪たれ小僧のようなにやにや笑い

この4つ目、ハヤカワから描写を取ったけど、創元版・偕成社版では“いたずらっ子のようにたんかを切りながら”という訳になっている。肝心な部分なのにどうしてこう違うの。映画「ルパン」見てハヤカワ文庫読んでとっても納得してたから気になる。

とりあえず原文とハヤカワの訳を並べてみる(私は日本語しか分かりません)。

Il dit encore, avec ce ricanement de gamin qu'il tenait sans doute de son
pere Theophraste Lupin, il dit encore:

父テオフラスト・ルパンゆずりなのだろう、悪たれ小僧のようなにやにや笑いを浮かべてラウールは続けた。(※ラウール=ルパン。続けた=しゃべり続けた)

オンライン辞書で拾った単語の意味
ricanement:嘲笑
gamin:子供, 腕白小僧, 子供っぽい
sans doute:多分

ちなみに似たような表現が「813」にある。

Il se baissa avec un ricanement, toucha le visage de la morte, vacilla un
instant et tomba sans connaissance.

彼は冷たく笑いながら身をかがめ、死んだドロレスの顔に手を触れ、一瞬よろめいたかと思うと、意識を失い、その場にたおれた。(※彼=ルパン。「続813」偕成社文庫)

ということはやっぱ笑ってるんだと思う。頭殴られてしゃべりながら倒れこんでるシーンなので、気絶に向かってる人間が啖呵を切れるとは思えないし、創元と偕成社の表現が同じと言うのは怪しい。偕成社版の翻訳者が創元版を参考にしたのだろう。どういう笑いかは良く分からないけど、にやにや笑いを支持したいところ。そうでなかったらお育ちのよろしくなさそうな笑いなのだろう。これに限らずルパンはよく笑っている。微笑だったり、声を立てて笑ったり。「カリオストロ伯爵夫人」では他作品に比べれば笑わないかな。

映画「ルパン」感想 3

この映画の原作はあくまで「カリオストロ伯爵夫人」。日本でルパンといえば冒険(アドベンチャー)小説というイメージだし、どうしても「奇巌城」や「813」といったキーワードに引っ張られがちだから日本側が戦略に使ったんだろうけど、この作品がいくつかの原作エピソードをあわせて作られたと言うのなら、「王妃の首飾り」の名前を真っ先に出すべきなのに出していないのは表題作ではないことからの単純で俗物的な理由なのだろう(ショルメスがホームズなのと同じく)。

ということはさて置き、映画「ルパン」がかなり気に入ってしまっている。作った方に、ルパン好きでしょーと言いたい。そうでなくては原作がもつ要素をここまでつぎ込むとは思えない。という意味ではルパンマニア向けかも。でも映画は全般的に分かりやすーく撮っているなと言う気がした。原作では言葉による心理劇が多いけど、それをそのままやろうとしても多分できない。だからこういう風に変えたんだなと思うところもいろいろあった。たとえば謎解きのキーワードを視覚化して見せたこともそうだし、モノクルやシルクハット姿もそうだし、ルパンとジョゼフィーヌが一緒に盗みをしているシーンは本来ルパンはあいう盗みはしないと思うけど、コミカルに仕上げてててなるほどと思った。上手く見せられてたかは別として。

原作シリーズのルパンは実は作品によってイメージが違う。これはルパン自身がいろんな要素を持ち、変装の達人で誰にでも成りすますことが出来るというのもあるけれど、一方では別な人物を書こうとしてもルパンにせざるを得なくなったりした面があるからだと思う(「八点鐘」はその典型だと思う)。「カリオストロ伯爵夫人」のルパンは怪盗紳士でも、愛国心に基づいて行動する人間でも野望に燃える人間でもないし、国家警察の人間でも探偵でもない。泥棒だけどまだ怪盗紳士じゃないルパンで、いわば素に近い。映画「ルパン」はルパンの人物像をこの若いルパンに絞っているからこそブレがなくて活きていると思う。

ルパンが単にベル・エポックを生きたというのではなく、普仏戦争後に生まれ、後に第1次世界大戦を生きることになる人物という風に設定されている点も好印象。主テーマ曲を聞いていると、歴史の一部と言うか、昔語りと言うか、叙事詩と言うか、そんな気分になってくる。だからラストも私は好き。終わったと思える最後だった。話から言っても続き様が無いのでは。直接対決する・できるなら15年前に終わっていることだし、このあとに続く話は描けないからこそ舞台を1913年に持ってきたのだと思う。あとルパンの投げフォームが美しい。原作シリーズもアルセーヌ・ルパンとしての活躍期は短く、1900-1912年に集中してその後世間からは姿を消してしまう。そういう意味でもあのラストは合っていると思う。

2005/10/26

ルパン:フェンシング

サヴァットと違って映画「ルパン」のルパンが使えないのはフェンシング。クラリスの父を相手にしたとき正攻法でいかなかったのは、フェンシングをやったことが無かったからのようだ(せっかくだから遊んでやれ、ぐらいの気持ちはあったと思うけど)。ルパンは庶民の育ちだから当然といえば当然だし、似非貴族としての実績もおそらく無いと思う。ノベライズ本ではフェンシングは父に教わらなかったから身についていないことになっている。

これについて原作「カリオストロ伯爵夫人」を確認してみて疑問だったのは1.ルパンはフェンシングを教わったか。2.テオフラストはフェンシングの先生だったかの2つ。というのは、ルパンはクラリスに父は“体操、フェンシング、ボクシング”の先生だったと言っている。でもそのすぐ後父に教わったといっているのは“体操、ボクシング”で、「カリオストロ伯爵夫人」ではフェンシングは使わない。このころのルパンは武器(拳銃やナイフ。仕事用のナイフは持っていると思うが護身用ではないと思う)を持たないようにしているので、出番がなかったとも考えられる。でも、貴族育ちのクラリスに気を使った(見栄を張った)とも考えられる。(私の勝手な考えだけど、クラリスがただのクラリス・平民だったなら、南フランスからエトルタまで追いかけていかなかったと思う。)

原作のルパンは後にはサーベルでの決闘をしてるのでその頃までにはフェンシングを身に付けていることがわかる。

ルパン:柔術

映画「ルパン」では柔術は出てこないので原作のみ。

ルパンは「アルセーヌ・ルパンの脱獄」でガニマール相手に柔術を披露している。他に「カリオストロの復讐」でフェリシアンが柔術を使っている。興味深いことに、「アルセーヌ・ルパンの脱獄」(初出1906年)の時には日本という単語が前後に出て日本の武術だということが分かるようになっているのに、「カリオストロの復讐」(初出1935年)では柔術と言う言葉が単体で使われるようになっている。フランスへの浸透ぶりが見えるかのようだ。

この柔術(日本では柔道という言葉のほうが一般的)は嘉納治五郎によって1889年にフランスにもたらされたらしい。パリ万国博覧会、エッフェル塔の建設もこの年。ということでルパンが柔術を習得しておかしくはない。「カリオストロ伯爵夫人」でルパンがテオフラストから習ったと語った日本流武術が柔術だとすると、テオフラストから習ったとするには少し新しい(テオフラストが亡くなったのは1880年以前と推定される)。「アルセーヌ・ルパンの脱獄」では柔術が一般的になる前に日本の格闘技を教えてた、とあるし。でも、まあ、柔術としたいじゃないですか。だから柔術ということで決定!(私的には)

SportsClick 柔道
http://www.sportsclick.jp/judo/01/index32.html

フランスに於ける柔道普及の経緯についてですが、その基盤は、ひとえに我が日本人柔道家の苦労と努力によって形成されたと言えます。
 柔道の海外進出の歴史を紐解いて見ましょう。その最初の担い手は、明治22(1889)年10月15日、マルセイユに普及の第一歩を記した若き日の嘉納治五郎師範(当時満29歳)、その人でした。その後、普及の拠点はパリに移動しました。


興味深いページを見つけた。
フランス語になった日本語
http://www.geocities.jp/bourgognissimo/Bourgogne/1ARTL/BR_046_2.htm

このページによると、柔術(jiu-jitsu)の初出は1906年。柔道(Judo)の初出1931年よりかなり早い。そして、jiu-jitsuが出てくる「アルセーヌ・ルパンの脱獄」の初出は1906年1月!(むしろ初出をこの用例からとってる?) もちろんそれ以前に口頭では使われていたのだろうけれど当時最新の言葉だったことがわかる。嘉納氏が1889年に柔術を紹介しているからもっと早い用例があるかもしれない。それとも、別の名前で呼ばれていたのだろうか。「アルセーヌ・ルパンの脱獄」では警視庁でも柔術を採用していたとあるし、割と知られているように書かれていると思う。ちなみに空手の初出は1956年でルブランの死後。ルパンは空手を使っていない(※)。


じゃあ、ホームズのバリツは?と思うわけで。
バリツ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%84

バリツとは、柔道(または柔術)のことであるというのが通説となっている。当時、バートン=ライト(E.W.Barton-Wright)という人が日本の柔術の技法を取り入れた護身術を"bartitsu"と名付けてロンドンで教えており、雑誌に記事を掲載していた。その雑誌にはドイルも小説を掲載していたので、ドイルがその記事を読んでいた可能性は高く、"baritsu"とは"bartitsu"の誤記であるとする説が有力である。

ということらしい。バリツの初出は1903年発表の「空き家の冒険」。バートン・ライトが記事を掲載していたのは1899年から3年間の間だそう。


□2006/05/23追記
※「空手」は原文には存在しないが、日本語訳では存在する。ハヤカワ文庫の「謎の旅行者(1-4)」より

片手で攻撃をかわし、もう一方の手で男の頚動脈に強烈な一撃を加える。いわゆる空手チョップという技だ。男は卒倒した。

この箇所の「空手チョップ」は実は原文では「頚動脈へのフック」となっている。どうして空手と訳したのだろう?と思っていたら、アルセーヌ・ルパンサイトを公開されている方のブログで頚動脈の発音「カロティード」と「カラテ」を掛けて訳しているとあって納得した。フランス語の原文で読んだ感想など書いてあるので参考になる。

ペレンナのアルセーヌ・ルパン・ブログ 《Le Mysterieux voyageur》を読み終えました。 samedi-20-mai
http://vingt.exblog.jp/2234523/

因みに偕成社文庫、岩波少年文庫でも「空手チョップ」、新潮文庫は「頸撃ち」と訳されていて、創元推理文庫はこの言葉を訳していない。ポプラ社文庫版も記述に省略があるが「空手」という言葉を使っている。

ルパン:サヴァット

映画「ルパン」でルパンの父テオフラストは逮捕されようとしたとき憲兵相手に武術を使って脱出する。この武術は実はサヴァットらしい(字幕ではボクシングの先生となっていたが、クラリス母のセリフから「サヴァット」という単語が聞き取れる)
。その息子のルパンも結構肉体派で、同じくサヴァットを使っているようだ。ロマン・デュリスは「フランス式キックボクシングのサヴァット、イギリス式ボクシング、カンフーのトレーニングを受けた」とインタビューに答えている。

サヴァットはフランスの格闘技で結構荒っぽいものだったようだ。
イノサント・アカデミー:サバットとは何か?
http://www.bruceleejkd.com/jkd/aboutia/savate/savate.html
Japan Savate Club:サバットとは
http://www.savatejapan.com/savate/

現在、一般的に「サバット」と呼ばれているものは、
正式にはボックス・フランセーズ(フランス式ボクシング)といって、 古式サバットの一部に過ぎません。
元来サバットとは、離れた間合いでは武器(杖)を使い(=杖術:ラ・カン)
中間距離では手足による打撃を用い(=ボックス・フランセーズ)、
相手と接触した場合は投げ技を使う(=パリジャン・レスリング)という総合格闘技でした。
元々路上の喧嘩から生まれたため、 あらゆる状況に応じて最も効果的な技術が発達していったのです。

杖を使うといえば、映画のなかでルパンが無頼漢をステッキで撃退してたけど、実際のラ・キャン(ラ・カン)がどんなのか知らないのであれがそうなのか分からない。なおこのころのステッキは武器なので頑丈で重いらしい。いろいろ物騒だから。ってそんな街中を妊婦一人で歩かせるなー。アクションはテオフラストが一番カッコよかった。


原作「カリオストロ伯爵夫人」でも、テオフラストはボクシングとサヴァットの先生と言われている。でも邦訳では単にボクシングの先生と訳されている(ハヤカワ、創元、偕成社とも)。ルパンはその父からボクシングや体操などいといろ教わったと言っているのでサヴァットも習ったと思われる。というのは、「カリオストロ伯爵夫人」でルパンは水泳、ボクシング、レスリング、体操(軽業)、日本流武術(柔術か?)を身に付けていることが分かるが、このうち水泳以外は父から譲り受けたと明言されてるから。たとえば

「どうだ、見事な一撃だったろう?」とラウールは笑いながら言った。「亡き師テオフラスト・ルパン直伝の日本流武術さ。これでしばらくは夢見心地で、羊みたいにおとなしくなるだろうよ」(※ラウール=ルパン。ハヤカワ文庫)

とファザコンっぷりをアピールしてくれるのが楽しい。若さいっぱいだし。これらは身一つでできる武術ばかりなので、当然サヴァットも教わっていると推測できる。実戦では「緑の目の令嬢」でサヴァットを使って相手の胸を蹴り飛ばしている。そこでは“蹴合い術”と訳されている(創元推理文庫)。


また、「カリオスオトロの復讐」でもサヴァットが出てくる(引用は偕成社文庫)。

なんてことだ! スポーツマンか? いや、完璧な運動選手とでもいうか? なんといえばいいんだ? 一見、仕事しか頭にないような建築技師に見えるが、あの筋肉、神経、意思力、あの勇気と大胆さ。それにしても、人をひきつける男だな、あの若者は。柔術、ボクシングと蹴合いをもうすこし手ほどきしてやれば、すばらしく理想的な男に仕立てあげられるんだが。

フェリシアンのことが気に食わなかったはずなのに、“できる”男だと分かったらこれです。ていうか、柔術(日本流武術)、ボクシング、サヴァット、それ全部父から習った体術じゃないか!楽しいです、いろいろと。


追記。
DVD「ルパン コレクターズ・エディション」特典ディスクで、ドルー・スビーズ公爵とルパンの手合わせシーンの公爵が使うステッキ術は1900年代のステッキ術(音声ではラ・キャンといっていた)を元にしていると言っていました。

2005/10/24

NHK・BSで「ルパンのいたパリ-モーリス・ルブラン-」放送予定

世界・時の旅人 ルパンのいたパリ-モーリス・ルブラン-
2005年11月18日(金) 21:00-22:00 BSハイビジョン
2005年11月23日(水) 23:00-24:00 BS2
http://www.nhk.or.jp/bs/navi/info_fw.html

2005/11/13追記。
上記は仮題で正式な番組タイトルが以下に変わっていました。ルブランの生涯にスポットを当てたことがはっきりするタイトルですね。
「世界・時の旅人 ルパンに食われた男 モーリス・ルブラン」

かつて少年たちの人気を二分したシャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパン。
俳優・豊川悦司は、根っからのルパン派だった。ルパンを通して、パリに憧れ、ひょっとしたら、それが今の俳優としてのちょっとキザなスタイルのもとになっているのかもしれないと思っている。今も時折ルパンの本を開くと、たちまち想像の翼が広がっていく。
しかし、ルパンの作者、モーリス・ルブランのことは何も知らない。ホームズの作者、コナン・ドイルの人生は結構知られているが、ルブランはルパンの陰に隠れてしまっている。豊川は、フランスへと旅だった。
最初に訪れたのは、パリの古本屋さん。記念すべきルパンシリーズの第一作が掲載された雑誌「ジュ・セ・トゥ」を見つけた。それは、カストリ雑誌とも言えるような、大衆向けの薄っぺらな雑誌。寄稿するのは、安直な金もうけのために小説を書く作家が大半。そう、ルブランは金のためにルパンを創作した。しかし、本当は自分は、フランス文学の伝統を受け継ぐ心理小説作家なのだという思いがいつも心にあった。
「私がルパンを書く以前に心理小説を10編も書いていたことを知っている人は少ない。ルパンを書いたのは事故のようなものだった。事故だったとしてもこれは私の栄光の始まりであり、うれしい事故といってもいいのかもしれない。ルパンは最良の友だ」
いっときは、ルブランは、ルパンシリーズと決別しようとして、ルパンを死なせている。そんなルブランの、矛盾に満ちた人生の軌跡を、豊川悦司がたどる。

【旅人】豊川悦司

BS見られません。地上波でもやってくれないかなあ。

雑誌「ハックルベリー」休刊

10月22日に発売されたVol.6で休刊となりました。連載されていた漫画については以下

・高橋明「傀儡 HARD LINK」→「小説ウィングス」掲載予定
今のところ年4回、50ページずつの予定らしいです。「小説ウィングス」は季刊なので一応毎号載るのかな?

・尾崎かおり「東方死神」→「ウィングス」掲載予定
「東方死神」は「メテオ・メトセラ」の外伝だけど、現在本編を「ウィングス」に連載しているので、それが終わってから?

・なるしまゆり「原獣文書」→「なるしまゆり特集号」(2006年春発売予定)で完結予定
発売時期はズレるかもしれないけどたぶん無事完結するでしょう。

新書館コミック
http://www.shinshokan.co.jp/comic/
東17棟A地区(高橋明サイト)
http://www13.big.or.jp/~matrix/
イノセントバッド(尾崎かおりサイト)
http://www.ne.jp/asahi/innocent/bad/
地底探検(なるしまゆり公式サイト)
http://www.naruri.com/

2005/10/22

「花とゆめ」2005年22号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

蓮の好きな相手がローリィにばれてしまいました。修羅の道とまで言いますか、ローリィ。これで社さんと合わせて2人かな。あとモーコさんも直接ではないけど気づいているね。なにげにバレバレ。演技のほうも大丈夫そうだ。でも共演者を本気で惚れさせる実力を持つ蓮は今回百瀬さんを虜にしちゃってるけど、ちゃんと自覚してるのかな。万一マスコミに誤って情報が流されたりしたら百瀬さんがかわいそうだ。

やっぱりローリィは前の嘉月役(保津周平)の関係者だったようですね。なんだか蓮も関係者っぽい。それでもって外国育ちのようだ。やっぱり外国人?嘉月の境遇と似ている?

発売されたばかりの単行本11巻(蓮がスランプになったり、恋を自覚したり、蓮の過去のキーマンらしき人が出てたり、嘉月の生い立ちがかかれてたり)といろいろシンクロしててなんてタイムリーなんだろうと思った。白泉社は単行本になるのが遅いから、11巻に収められている内容の雑誌掲載は半年も前なんだよね。

2005/10/21

池田乾「戦う!セバスチャン」ドラマCD第2弾発売予定

情報元は「ウンポコ」Vol.3と「戦う!セバスチャン」第5巻のオビ。
第2弾は2006年1月下旬発売予定だそうです。第1弾とキャストは同じで、ブラックファルコンの田中一成さんとシュタイナーの子安武人さんが新たに参加されます。今回も初回限定で描き下ろし漫画のブックが付くようです。

また、現在発売中の「ウンポコ」Vol.3にはミニドラマCDがついてます。
題して「おにいさんチームによる「戦う!セバスチャン」ミニドラマCD デーデマン家のとある午後厨房における日常風景」
おにいさんチームはセバスチャン、ユーゼフ、デイビッドの3人。

勿論聞いたし単行本も読みました。口絵と表紙下がBくんばっかりだったのでよかったー。分裂ヘイヂ編が終わって一安心。なんとも苦手だったんですよね。あとウンポコに移ってくれて嬉しかった。毎号読めるから。

□キャスト
セバスチャン:大川透
デーデマン:竹内順子
ユーゼフ:森川智之
デイビッド:小西克幸
Aくん:谷山紀章
Bくん:鳥海浩輔
ツネッテ:山本麻里安
ヘイヂ:吉田小南美
デーデマン父:藤原啓治
ブラックファルコン:田中一成
シュタイナー:子安武人

クラブメール:池田乾「戦う! セバスチャン」ドラマCD
http://www.fairynet.co.jp/clubmail/html/av/F-01C.html
新書館最新号「ウンポコ」
http://www.shinshokan.co.jp/comic/mag/un_top.html
新書館:コミック・リスト_池田乾
http://www.shinshokan.co.jp/shopcart/list/comic/c90-ikeda.html

2005/10/19

ヴイストン「鉄人28号」開発秘話:鉄人28号が生まれた日

ロボットラボラトリーのスポットライトというページで、ヒューマノイドロボット鉄人28号が誕生した経緯について書かれた「鉄人28号が生まれた日」が連載中です。ヒューマノイドロボット鉄人28号は、サンパックの金井氏がヴイストンの大和氏に持ちかけて実現に至った企画です。

ロボットラボラトリー ロボラボ広場:スポットライト
http://www.robo-labo.jp/modules/weblog/index.php?user_id=0&cat_id=27
「鉄人28号が生まれた日」第1話
「鉄人28号が生まれた日」第2話
「鉄人28号が生まれた日」第3話
「鉄人28号が生まれた日」第4話
「鉄人28号が生まれた日」第5話

ヴイストンの鉄人はロボットラボラトリーで常時展示されているようです。
ロボットラボラトリー ロボラボ広場:ロボットラボに鉄人28号ロボットが居ます
http://www.robo-labo.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=79

ロボットラボラトリー
http://www.robo-labo.jp/

□2006/04/02 5話まで追加

「ETV特集 ロボカップ2005」を見た

ETV特集 10月15日(土)
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
NHK教育テレビ「ETV特集」未来へのキックオフ -ロボカップ2005-
2005年10月15日(土)22:00-23:30

偶然チャンネルをあわせたらやっていて頭の30分見逃してしまった。いつかテレビでやるんじゃないかと思ってテレビ欄のページで検索かけたりしてたのだけど、しばらく忘れてたらこれだ。

内容はヒューマノイドリーグのチーム大阪と、中型リーグの慶應大学が中心でした。東急百貨店でやっていた「大・大阪博覧会」(2005年9月22日-10月4日)に行ったとき、最後がロボットのコーナーで、勿論ヴイストンの鉄人も展示してあったのだけど、チーム大阪のロボカップでの活躍がモニタで流れていて、すっかり見入ってしまった。だからもう一度みたくて、この番組で流れた試合模様での動きにもすっかり感心してしまった。慶應大学のロボットも動きが素早くて凄かった。スピーディーでサッカーしている感じがした。

チーム大阪のヴィジオンくんは実はしゃべれるらしい。ワレワレハウチュウジンダレベルのぎこちなさだった。

Team Osaka 産学連携の協同開発グループ
http://www.vstone.co.jp/top/products/robot/v2/index.html
Team Eigen Keio Univ. Official HomePage(慶応大学チーム)
http://www.yoshida.sd.keio.ac.jp/~robocup/j-index.htm


(参考)私がロボカップを見物した後書いた記事→ロボカップ&ロボテックス&キャラロボ2005(ロボカップ・ロボテックス)

2005/10/18

エラリイ・クイーン編「シャーロック・ホームズの災難[上]」

中川裕朗・乾信一郎訳、ハヤカワ文庫、1984年初版、1998年第9刷
Amazon.co.jp:本: シャーロック・ホームズの災難 (上)ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 2‐38)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150701385
シャーロック・ホームズパロディ・パスティッシュをエラリイ・クイーンが編集した作品集。各作品につけられたクイーンの解説は中川裕朗訳

□感想
面白いもの、面白くないもの半々というところ。でも割と面白く読めた。

・遅かりしホルムロック・シアーズ、モーリス・ルブラン著、中川裕朗訳
ショルメスの名前がホルムロック・シアーズになっている。英訳ではほかにハーロック・ショルムズとなっているものもあるらしい(解説より)。ネリーの名前もネリー・アンダーウッド(原作はネリー・アンダーダウン)となっていた。あと読みの違いでオラース・ベルモンがホーレス・ベルモンドとなっていたりするのも結構楽しい。読んだところ、バラのシーンが無かった。底本が違うからだろうか。

・洗濯ひもの冒険、キャロリン・ウェルズ著、中川裕朗訳
ホームズはある日洗濯ひもにぶらさがっていた女性を目にする。その事実をめぐって名探偵協会の面々が推理する話。
面白かった。蓄音機がツボった。
登場する名探偵協会のメンバーは以下のとおり。
ホームズ、ラッフルズ、思考機械、デュパン、ヴィドック、ルコック、ルールタビーユ、アルセーヌ・ルパン、グライス、ルーサー・トラント、スプレイグ
凄いメンバーですね(うち4人は名前も知らなかったけど)。その性格を含めて描かれているかというと、名前だけかも。

映画「ルパン」の新宿での上映は10月28日まで

首都圏では今週末で上映が終わるところも多いようですね。先行上映した銀座テアトルシネマは10/21(金)まで、新宿テアトルタイムズスクエアは10/28(金)までのようですので見るつもりの方はお早めにどうぞ。地方などでは上映期間が異なりますので、劇場情報を確認してみてください。

HERALD ONLINE ルパン上映劇場
http://www.herald.co.jp/theater/lupin/
ルパン HERALD ONLINE
http://www.herald.co.jp/official/lupin/
ルパン公式サイト - Arsene Lupin
http://www.arsene-lupin.jp/
Club Internet Arsene Lupin(フランスの公式サイト。フランス語)
http://www.club-internet.fr/arsenelupin/

ZAQ CINEMA:Special Feature 特集02
http://www.zaq.ne.jp/cinema/special_02/050915_spe02.html
予告とハイライトの動画あり。(なぜか服着ろ、服というようなシーンばかりハイライトされているけど気にしない)


私はもう一回行きたい。というか、行くと思う。

「813」「続813」大友徳明訳

偕成社文庫、2005年9月初版
KAISEI WEB 偕成社:813
KAISEI WEB 偕成社:続813

□感想
読み終わった後、しばし脱力というかルパンの世界から抜け出せなかった。ルパンのハッタリとエネルギーにすっかり巻き込まれてしまった。脱獄については物理的手段を使って脱獄しないと言うところがすばらしい。翻訳も読みやすかった。

最初からルパンのある人物に対する対応はなんて勝手なことを言うというかずれている思っていたけれど、○バカだったのか…。道理でバカなこと言ってると思った。予想できたことかもしれないけれど、ショッキングだった。可愛そうなぼっちゃま。(自業自得、という向きもある。むしろそんなルパンだからいいのだ)

ところで、最後のエピソードはおそらく後で加えられたんじゃないかと思う。最初に出版されたときは冒険を終わらせるつもりだったのでは。他に「大戦二年前」という記述があるので少なくとも第1次世界大戦後に改訂されているのが分かる。「813」が最初に出版されたのは1910年、この偕成社文庫の原本のところには1923年の表記がある。

2005/10/17

映画「真夜中のピアニスト」感想

ポスターに惹かれて前売り券を買ったので見に行った。
感想は、悪くなかったんだけど心を動かされるものは無かった。というところか。
上体を反らしぎみに走るのはロマン・デュリスの癖だと気づいたのは面白かった。

たぶん光の加減やそういう効果なのだろうけど、ときにトマの表情よりトマの周辺の人のほうがよりはっきりと映る。年齢はまだ現役なんだろうけどすっかり年を取ってしまったトマのお父さんや、そのお父さんと距離を持ちたがっている、けれどを気遣わないでいられないことを感じさせるシーンは良かったです。でも、主人公のトマが周りに流されっぱなしに見えて、最後もそれでいいの?と思ってしまったし、良く分からなかった。トマは幸運だったんだなと思った。

ミャオリンのフランス語ではないセリフは字幕が無いので何を言っているのか分からない。ミャオリンの設定では中国語とベトナム語と英語が少し話せるらしいけれど、中国語は最初のうちの2,3語しか聞き取れなかったな。あとは何語かさえ分からなかった。けれどトマとミャオリンのシーンは肩肘張らない感じがして好き。時折とても無垢な存在に見える。かと思えば、別の女性とはごくごく自然に不倫に持ち込むし(お見事)。映画の途中で集中力が切れてしまったので、それが無ければ楽しめたのかもしれない。

この映画を見たアミューズCQNは小さな部屋で、段差が余りない。とするとスクリーンを見上げる形で観賞することになるわけで…肩こり持ちには辛い条件。字幕追うのに必死だったからか、途中から肩と頭が痛くて映画を見るどころではなかった(折りよくミャオリンになりたーいというシーンが…)。段差のある映画館に慣れてたたから油断してた。

2005/10/09

「鉄人28号 原作完全版」予約開始

潮出版から11月28日発売予定の「鉄人28号 原作完全版」第1巻と第2巻の予約が始まっているようです。
原作完全版は全24巻で、第3巻以降は毎月1冊づつ刊行予定のようです。

鉄人28号 原作完全版(1) 販売ページ
http://www.fukkan.com/sell/index.php3?mode=detail&i_no=47529355
鉄人28号 原作完全版(2) 販売ページ
http://www.fukkan.com/sell/index.php3?mode=detail&i_no=47529419
横山光輝 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/group/?no=55

Yahoo!ブックス - 原作完全版 鉄人28号 1 - 横山 光輝 著
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/07156608
Yahoo!ブックス - 原作完全版 鉄人28号 2 - 横山 光輝 著
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/07156609

アニメ「鉄人28号」の北米版公式サイト

もう一つ紹介。アメリカで発売されている2004年度版アニメ「鉄人28号」DVDの公式サイトです。動画や壁紙もあり。
動画でevil scientistって聞こえるんだけど。悪魔の科学者?(私は日本語しか解さないので…)

TETSUJIN 28
http://t28dvd.com/


ところで、超合金魂が当たったーーー!
2004年度アニメ版のデザインをしたライターを発売している会社(株式会社廣田)が懸賞募集してたんですが、それが届きました。市販のGX-24です。
なんでライターの会社が私の住所を知ってるんだろう?とたっぷり数分悩んでしまった(自分で応募したくせに)。開けてる途中で気づいたけど。いやー、応募してみるもんですねえ。

超合金魂のブルーメタルバージョンは正太郎の服が原作準拠のようです。鉄人のボディも原作準拠ですしね。ただし、敷島博士はアニメ準拠です。微妙なアンバランスさを醸してるような…。買う人は通常版も買ってるから無問題なんでしょう。

超合金魂:GX-24 鉄人28号
http://www.tamashii.jp/sot/40.html
超合金魂:GX-29 ブラックオックス
http://www.tamashii.jp/sot/51.html
超合金魂:GX-24M 鉄人28号(ブルーメタルバージョン)
http://www.tamashii.jp/sot/52.html

2005/10/08

偕成社:アルセーヌ=ルパン全集

現在のところ最も忠実な全集。25巻+別巻5巻の全30巻。「文庫番号」にナンバーがあるものは偕成社文庫から文庫版が出ている。「作品No.」は「アルセーヌ・ルパン」作品リストのNo.。

巻数収録作番号タイトル翻訳者文庫番号作品No.備考
1-怪盗紳士ルパン竹西英夫31391

1-1ルパン逮捕される
-1-1
1-2獄中のアルセーヌ=ルパン-1-2
1-3ルパンの脱獄-1-3
1-4ふしぎな旅行者-1-4
1-5女王の首飾り-1-5
1-6ハートの7-1-6
1-7アンベール夫人の金庫-1-7
1-8黒真珠-1-8
1-9おそかりしシャーロック=ホームズ-1-9
2-ルパン対ホームズ竹西英夫31402

2-1金髪の美女
-2-1
2-2ユダヤのランプ-2-2
3-ルパンの冒険長島良三31413
4-奇岩城長島良三31424
5-813大友徳明32585
6-続813大友徳明3259
7-水晶の栓羽林 泰-7
8-ルパンの告白長島良三-6

8-1太陽のたわむれ
-6-1
8-2結婚指輪-6-2
8-3影の合図-6-3
8-4地獄の罠-6-4
8-5赤い絹のスカーフ-6-5
8-6うろつく死神-6-6
8-7白鳥の首のエディス-6-7
8-8麦わらのストロー-6-8
8-9ルパンの結婚-6-9
9-オルヌカン城の謎竹西英夫-8
10-金三角竹西英夫-9
11-三十棺桶島大友徳明-10
12-虎の牙(上)矢野浩三郎-11
13-虎の牙(下)矢野浩三郎-
14-八点鐘長島良三-12

14-1塔のてっぺんで
-12-1
14-2水びん-12-2
14-3テレーズとジェルメーヌ-12-3
14-4秘密をあばく映画-12-4
14-5ジャン=ルイ事件-12-5
14-6斧をもつ奥方-12-6
14-7雪の上の足あと-12-7
14-8メルキュール骨董店-12-8
15-カリオストロ伯爵夫人竹西英夫325613
16-緑の目の令嬢大友徳明-14
17-バーネット探偵社矢野浩三郎-15

17-1水は流れる
-15-1
17-2ジョージ王のラブレター-15-2
17-3バカラの勝負-15-3
17-4金歯の男-15-4
17-5十二枚の株券-15-5
17-6偶然が奇跡をもたらす-15-6
17-7白い手袋……白いゲートル……-15-7
17-8ベシュ、ジム=バーネットを逮捕-15-8
18-謎の家長島良三-16
19-ジェリコ公爵大友徳明--非ルパンもの
20-バール・イ・ヴァ荘大友徳明-17
21-二つの微笑をもつ女竹西英夫-18
22-特捜班ビクトール羽林 泰-19
23-赤い数珠長島良三--非ルパンもの
24-カリオストロの復讐長島良三325720
25-ルパン最後の事件榊原晃三-21

25-1ルパン最後の事件
-
25-2山羊皮服を着た男-A2
25-3エメラルドの指輪-A3
別巻1-女探偵ドロテ長島良三--非ルパンもの
別巻2-バルタザールのとっぴな生活竹西英夫--非ルパンもの
別巻3-三つの眼長島良三--非ルパンもの
別巻4-真夜中から七時まで大友徳明--非ルパンもの
別巻5-赤い輪榊原晃三--非ルパンもの

各章のタイトルは以下にまとめた。
偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」目次

□メモ
1-25巻は1981-1983年(昭和56-58)に、別巻5冊は1986-1988年(昭和61-63年)に刊行。1987(昭和62)に4冊、
2005(平成17)に4冊が偕成社文庫に収録された。

原作に忠実な翻訳で訳文も読みやすい。原作の出版順に配置されているので1巻から順番に読むのが良い。

2014年に電子書籍化(但し、25巻「ルパン最後の事件」、別巻1「赤い輪」を除く)。


※2006年9月現在入手可否状況
全30巻入手可能。

児童書出版 偕成社
http://www.kaiseisha.co.jp/
モーリス・ルブラン 偕成社
偕成社の電子書籍 | 偕成社
http://www.kaiseisha.co.jp/ebooks.html

「アルセーヌ・ルパン」邦訳一覧


□2015/10/01 電子書籍化情報を追加

2005/10/07

横山光輝「鉄人28号」見出し一覧

「鉄人28号」の原作は何月号掲載かというより、見出しのほうが内容がわかりやすいと思うので一覧にしてみました。掲載号については「少年」本誌を持っておらず、光文社文庫にも初出がないので間違っている可能性があります。目安程度に受け取ってください。文庫の続に収録されている部分は持っていないので欠けてます。

長くなったので、ここには光文社文庫7巻までを表にしています。全体については別ページにまとめました。なお、光文社文庫7巻と8巻の間には大きな脱落があって、7間の後は「続鉄人28号」の第1巻に続いています。
漫画「鉄人28号」見出し一覧

前半はここからここまで何編と分かち辛いので、かわりに登場人物の登場と退場について備考をつけました。完成・正体判明若しくは最初の出番を持って登場とし、破壊・死亡若しくは最後の出番を持って退場としてます。

タイトル「少年」掲載号光文社文庫収録巻原作完全版収録巻備考
第2次世界大戦の末期1956.0711
敷島家であったギャングと怪人村雨兄弟登場、正太郎登場
あいつぐ事件大塚署長登場
おそるべき威力1956.07-09〇八一五登場
第十一監房1956.09
正太郎のかつやく
鉄人あらわる1956.09-11<鉄人28号登場編開始?>
雷雲1956.11PX団登場
秘密科学研究所
鉄人28号1956.11-12鉄人28号登場
大PX団1956.12
くずれるダム
生きていた敷島博士1957.012敷島博士登場
浮上するモンスター号
おそるべき秘密結社!
おそるべき秘密結社! その2
海底にねむる鉄人1957.022
魚雷発射命令
海中の戦い1957.02-03
正太郎あぶない1957.03-04
敷島博士邸1957.04
第二計画村雨竜作退場
雨の中の乱戦1957.04-06
怪ロボットあらわる1957.06
クロロホルム名探偵クロロホルム登場、ニコポンスキー登場
暗殺計画
地下の乱戦
あらわれた怪ロボット
脱出できるか1957.073
8号車追跡
怪ジェット機S国スパイ団登場
しのびよる影1957.08
PX団支部長の最後PX団退場
正太郎の危機
うばわれた鉄人
水中の怪物3
その場所はどこだ
脱出計画第一歩
脱出と攻げき1957.08-09
怪人対正太郎1957.10
大爆発
その顔を見た!
なかまわれ
山小屋の怪人
X331957.11
二回めの実験
村雨健次の危機4
人体実験
鉄人出動
一大決戦
うばわれた鉄人1957.12
海上の乱戦
村雨健次の大てがら
ねらわれた正太郎1957.12-1958.01
正太郎暗殺団1958.01
なぞの物体4
対決
攻撃
空中戦1958.01-02
鉄人28号1958.02
生きていたニコポンスキー
海底の鉄人
クロロホルムとニコポンスキー
警官隊あぶない1958.035
ふたりめのクロロホルム
サスペンス氏の登場スリル・サスペンス登場
操縦器のゆくえ
動く巨人1958.03-04
ニコポンスキーの計略1958.04
怪盗ジャネル・ファイブジャネル・ファイブ登場
スペードホテル1958.05クロロホルム退場
恐竜の出現!恐竜ロボット登場
鉄人の敗北1958.06
てつや作業一週間5
ふたりのスパイ
ニコポンスキーの計略
敷島博士はにせものか?
正太郎のぎもん
ペテンにかかった敷島博士1958.076
あばれる恐竜ロボット
敷島博士のかつやく
鉄人対恐竜ロボット1958.07-08恐竜ロボット退場、ニコポンスキー退場、S国スパイ団退場
正太郎の地下室1958.08
非常線突破1958.09
あばれる鉄人
鉄人のかくし場所1958.10
奇巖城
正太郎のきけん
おそるべき鉄人6
サスペンスたいほ1958.117スリル・サスペンス退場(1度目)
空とぶアカエイ
ゆめかまことか
あらわれたアカエイ
奇巖城発見
海底のアカエイ1958.12
アカエイの襲撃
決戦奇巖城
ふしぎな老人1959.01シャネル・ファイブ退場
モンスターあらわる<人造人間モンスター編開始>モンスター登場、不乱拳博士登場
殺人鬼モンスター1959.02
第一のぎせい者
鉄人対モンスター1959.02-03

2005/10/06

ロマン・デュリス祭り?

さらにインタビュー記事のページを紹介。MovieWalkerには動画があります。

CINEMA@PLALA記者会見『真夜中のピアニスト』
http://www.plala.or.jp/cinema/kaiken/2005/roman/index.html
MovieWalker レポート 【動画・来日合同インタビュー】フランスの二枚目俳優ロマン・デュリス、絶好調!主演の話題作が、なんと4本続けて公開されるぞ(動画あり)
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/report/report4071.html

公開中のものを含め、日本で主演映画が4本続けて公開されるので“ロマン・デュリス祭り”とか言ってますね。

ルパン(上映中)
http://www.arsene-lupin.jp/
真夜中のピアニスト(2005/10/8公開)
http://www.mayonaka-pianist.com/
愛より強い旅(2006年正月公開)
http://www.ai-tabi.com/
ロシアン・ドールズ(2006年公開)
配給会社ライン・アップ HERALD ONLINE
http://www.herald.co.jp/release/lineup/index.shtml

10/8追記。
「真夜中のピアニスト」を上映している渋谷アムーズCQNのブログ
渋谷シネアミューズ、CQNスタッフによる【映画館な毎日】: 久々のフランス映画のエース。ロマン・デュリス。
http://cineamuse.exblog.jp/1934671/
笠智衆のモノマネって御前様(「男はつらいよ」)なのかな?イイ奴っぽいですねえ。

「花とゆめ」2005年21号 スキップ・ビート!感想

著者:仲村佳樹

カラーで久々の茶髪キョーコが! 背表紙の茶髪キョーコ見て普通にスキップ・ビート載ってると思って手にとったけど、そういえばいまは黒髪だった。カラー扉絵で茶髪と黒髪キョーコがならんでます。柱によると担当者のリクエストだそうで、担当さんグッジョブ。でもこの書きぶりだといつか茶髪に戻るのかな?

百瀬(逸美)さんとのテストが好評をもって迎えられた蓮。相手が百瀬さんだったからできたという蓮の言葉に胸が傷むキョーコ。勘違いしているよ、相手がキョーコだったらとても平常心で演技なんてできなってことだよ、と言いたくなるけど、今のキョーコには酷なのかも。

蓮を俳優として尊敬するキョーコは、いつか蓮と(並び立てるぐらいの立場で)共演できるよう頑張ろうと思ってるけど、共演者を虜にすると言われている蓮の相手役になりたくないと思う。尚から受けたトラウマからもう誰かを好きになったりしないと思っているから。

10月19日に単行本11巻が発売予定。

2005/10/05

映画「ルパン」 ルパンのプロフィール

映画で描かれるルパンのプロフィールは大筋で「カリオストロ伯爵夫人」を踏まえたものとなっている。生誕地のブロワというのは原作「虎の牙」でブロワ生まれのある人物(ルパンがかつて変装した人物)が「アルセーヌ・ルパンとして死亡」とされたことを踏まえていると思われる。
ルパンのプロフィールについては映画「ルパン」の元ネタ探しでもふれています。

本名:アルセーヌ・ルパン
偽名:ラウール・ダンドレジー
生年:1874年
生誕地:ブロワ
父:テオフラスト・ルパン
母:アンリエット・ルパン(旧姓ダンドレジー)


映画「ルパン」のルパンは黒髪だったけれど、原作では髪の色や目の色は描写されていないと思う。体格についてはこんな描写がある。「カリオストロ伯爵夫人」のときは変装していないはず。(引用はハヤカワ文庫から)

体はクラリスに負けずほっそりしているが肩幅は広く、気品とたくましさが同居している。精悍な顔つき、いたずらっぽい口もと、陽気に輝く目。丈の短いズボンをはき、前をはだけた上着の下からぴったりとした白いウールのシャツがのぞいているのが、いかにも敏捷そうな印象を醸していた。

この描写をよむと、映画のキャスティングはなるほどと思う。体の細さは、ジョゼフィーヌが脱いだ服を着られるぐらい(緊急避難として。原作で女物の服着たのはこれだけだと思う。映画では気合はいってたけど)。他の作品でルパンが変装した男は「中背」が多く、「カリオストロ伯爵夫人」でも長身のボーマニャンに見下ろされているし、レオナールと対決したときは「ほっそりした青年と筋骨たくましい大男」と描写されている。そしてテオフラスト直伝の体術でやっつける。

ちなみに原作では、シルクハットに燕尾服、モノクルをはめ、マントを羽織ってステッキ持ってなんて姿はぜんぜん出てこない。「カリオストロ伯爵夫人」では、描写はないけど殆どスーツか平服だと思われる。それでもルパンは燕尾服にマントじゃないとダメだというのはフランスの読者も同じなのだろう。


他の登場人物は、設定や人物像が違っている。たとえば原作のクラリスは金髪だし、クラリスの父は田舎貴族で筋骨たくましく陰気な男。むくつけき男より貴族然としてるほうでよかった。どこを向いても髭だらけなので、最初は誰が誰か分かりづらかったけど。そのなかでボーマニャンはすぐわかる。かっこいいから…もあるけど、一人だけ貴族じゃないので服装も髭も違うから(但し原作はカイゼル髭)。

「ウエストサイド物語」がシネカノン有楽町で限定上映

「ウエストサイド物語(West Side Stroy)」がロバート・ワイズ監督追悼のため限定上映されるようです。

期間:10月8日(土)から2週間
場所:シネカノン有楽町
上映時間:10:20、18:20(-21:00)

シネカノン有楽町
http://www.cqn.co.jp/THEATER/cqnyurakucho/

2005/10/04

映画「真夜中のピアニスト」ロマン・デュリスインタビュー

[MOVIE]映画情報-NEWS&PRESS- 31歳になったロマン・デュリスが語る主演映画『真夜中のピアニスト』
http://cs-tv.net/movie/newspress/interview_contents/0509/pianist.html
キャリア最高傑作!『真夜中のピアニスト』主演ロマン・デュリス インタビュー
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=822&tosi=2005&tuki=

禿になってるー! 次回作のためだそうですが。
「真夜中のピアニスト」のチラシが表:いい男、裏:かわいいって感じだったので、禿で来るとはちょっとびっくり。ガン付けられたら怖いぞ。ずいぶんすっきり見えるのはいいけど。「ルパン」はチラシも写真も濃ゆ濃ゆなので。

ロマン・デュリスは「真夜中のピアニスト」公開を前にして来日しているようです。「真夜中のピアニスト」は2005年10月8日(土)公開で、10月8日からは渋谷アミューズCQNのみの上映で、そのあと各地で上映されるようです。

お姉さんはピアニストで、「真夜中のピアニスト」でデュリスが弾いてるときのピアノの音はお姉さんの吹替えらしい。「真夜中のピアニスト」の公式サイトからピアニストのブログがリンクされていて、そこにこぼれ話としてあった。

真夜中のピアニスト
http://www.mayonaka-pianist.com/
http://pianistblog.exblog.jp/


ロマン・デュリスの「ルパン」に関するインタビューを聞きたい(見たい)。スカパーなどで放送されたみたいだけど、地上波しか見られないしなあ。ラジオには出演(録音?)したらしいとの情報をこちらのブログで見ました。
LIVE中洲通信
http://blog.livedoor.jp/two_three/

2005/10/02

映画「ルパン」 アルセーヌ・ルパンとラウール・ダンドレジー

(以下の文章は映画「ルパン」と「カリオストロ伯爵夫人」のネタバレを含んでいます。)

ああ、人生はすばらしい! ラウール・ダンドレジー……アルセーヌ・ルパン……それは彫像の両面みたいなものさ! 生けるものたちを照らす栄光は、どちらの顔を輝かすのだろう?(「カリオストロ伯爵夫人」ハヤカワ文庫)

映画「ルパン」を見た後「カリオストロ伯爵夫人」を読んだ。なんかいろいろ面白かった。ルパンの心の動きがより分かるようになったし、この作品にはたくさんの内容盛りこまれているのだなと思う。読み返してみるとたしかに父と子の要素もある。ルパン父・テオフラストについて触れられていのはおそらく他にない。ジャン=ポール・サロメ監督が「カリオストロ伯爵夫人」をイニシエーションだと言った意味がよく分かった。

映画と原作の対比において一番気になるのは、原作ではラウール・ダンドレジーであり、映画ではアルセーヌ・ルパンであるという点だ。以下、それについて考えてみる。この際「アンベール夫人の金庫」は無視する(「アンベール夫人の金庫」ではアルセーヌ・ルパンは偽名とされているため)。映画原作双方ともアルセーヌ・ルパンはルパンの本名、ラウール・ダンドレジーは偽名、ダンドレジーは母の旧姓という設定になっている。


まずは原作から。20歳のルパンは、本名はアルセーヌ・ルパンだったが、ラウール・ダンドレジーとして暮らしていた。おそらくは父の死後母が旧姓に戻ると同時に息子にラウールと名乗らせたのだろう。そして、生来の性癖で盗みの世界に手を染めていたが、一方でラウール・ダンドレジーとして社会的に成功を収めることを信じていた。飛んだり踊ったりおどけて見せたりするが、それはルパンが本来もつ陽気さもあるが、自分の身の中にある情熱の持って行き先を決めかねているようで危うくもある。拳銃を持たないことにしても、悪の道は一旦足を踏み入れてしまうと戻れないという危険を知っており、感情の赴くままに使い殺人の道へ進むことを恐れているように思う。(頭一つで生きていけるまでは拳銃を持たないことにしていると言っている)

ルパンは父の過去を知らなったのかもしれない。ジョゼフィーヌに、詐欺師で獄死したのだと言われて憤慨している。でもルパンは結局それを受け入れている。詐欺師だから何だと言うのだ。父に仕込まれたこの体術のおかげで危機を乗り切り生きてきたのだから。(ただ、父の死亡時は3歳なので父のこと自体覚えているはずがない)。それでも、アルセーヌ・ルパン・ダンドレジーなんて言い方をして、完全に盗み・冒険の世界に入ってしまうことに抵抗している。

最後に金も地位もなかったルパンはその両方を手に入れ、クラリスのいる輝ける世界で生きていけると信じてアルセーヌ・ルパンを消し、正式にラウール・ダンドレジーとなる。クラリスへのプロポーズはとっても感動的だ。このルパンと女性との関係は初期のそれに通じていて、ルブランがもう一度ルパンを描こうとして書いた作品なのだと思う。(「八点鐘」はルパンと良く似た人物が登場するが、ルパンとして登場するわけではないし、「オルヌカン城の謎」から「虎の牙」までは第1次世界大戦が絡むので怪盗として活躍するには不釣合いな時代となっている。)

しかし、やはり泥棒稼業から抜けることはできなかった。その上、“悲劇”を経験することによって、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンの世界に身を投じることになる。


映画ではあくまでアルセーヌ・ルパンで、ラウール・ダンドレジーは仮初めの名前に過ぎない。そしてアルセーヌ・ルパンにもう一つの意味を与えている。それはクラリスの幼馴染という点だ。クラリスが好きなのはアルセーヌで、本当の名前アルセーヌ・ルパンとして自分を偽らず生きることを希望する。泥棒だけどまっとうな道へ進めるはずだ。ルパンはそれに答えてクラリスの前ではアルセーヌ・ルパンでいようとする。(クラリスにクラリスの父の行き先を尋ねたのはラウール・ダンドレジーとして最後の質問。字幕ではラウール・ダンドレジーとしてというのは省略されていて、単にに最後の質問になっていた。名前を聞き取れたのでノベライズ本のほうが正しいと思う。ノベライズと映画では本当に微妙なところが違うかもしれないのでノベライズを基準にすることもできないけど)

映画ではルパンの達成点がどこにあったのか分からない。怪盗紳士として活躍しつつあったようだし…。テオフラスト・ルパンの息子としては、父が泥棒ということが分かっているからルパンの悩みの境界線がより悪の世界に近く、父が殺人者であることに悩むことになる(でも、ルパンの想像と違ってあの死体はどこかから調達してきたものだと思う。馬に乗った連れは女性っぽかったし)。どう折り合いをつけたか分からないけど、形見の指輪をずっとしてたので父のことを受け入れてると思いたい。反対に、父のようにはならないという楔かも。

クラリスの幼馴染としては、お尋ね者のはずなのに大丈夫なのか?という疑問はさておいて、最後ルパンは「アルセーヌ・ルパン」として結婚している。“悲劇”のあと、ルパンは自分の身分証を焼き棄てる。いっそアルセーヌ・ルパンの存在など無くなってしまえばいいと思ったのだろうか。15年後のルパンは、クラリスが否定したラウール・ダンドレジーの仮面をかぶっている。この世に自分のことをアルセーヌと呼ぶ女は一人しか残っていない。ジョゼフィーヌだ。というのかなあ。今の私の解釈としては。

映画では登場人物がみんな現代的になっていて、ちょっとずつ悪人になってもいる。だから人間としては原作より分かりやすかった。でも原作では時に饒舌にしゃべるけれど、映画のルパンは殆ど語ってくれない。セリフでも、行動、演技でも。だからルパンの気持ちが良く分からなかった。2時間強という枠に収めるためだったかもしれないけどもう少しゆったり描いてほしかったのが勿体ない。反対にルパンパパの気持ちは一番よく分かったかも。原作にないルパンとパパの特訓がほほえましくてよかった。

2005/10/27:
何度か原作を読んで映画を見て今の考えはちょっと違うけど、そのままにしておく。

(以上の文章は映画「ルパン」と「カリオストロ伯爵夫人」のネタバレを含んでいます。)

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