ルパン年代記について
ルパンシリーズにはいくつか作中事件の日付と曜日が両方分かる作品があって、これらは実際のカレンダーと合致するのかなあ、と思っていたら、ちょうど良い情報が瀬名秀明氏の日記にありました。やはり当てはめようとすると矛盾が出るようです。なかなか参考になりました。
瀬名NEWS ルパン年代記
http://news.senahideaki.com/article/7237891.html
納得できると指摘されている集英社文庫の浜田知明氏の年表から作品を抜き出したものが「アルセーヌ・ルパン」エピソード年表です。集英社文庫の年表は簡易ながらありがたいです。いろいろ気になるので全作品読み終わったら少しずつ検証していきたいけど、まだ3分の1しか読めてない。先は長いぞ、頑張ろう。
「虎の牙」はフランス語版も底本によってかなり話が違うらしい。英語版は戦前に出たのなら、かなり違うのかな。「虎の牙」の英訳が1914年に出たことは集英社文庫「奇巌城」の年表で知っていたけれど、どう扱っていいのか分からなかったので作品リストには反映しなかった。ルパンシリーズって未解明なことが多くて奥深い作品だなあと感じる。創元推理文庫はアシェット版を元にしていてアシェット版にない章をリーブル・ド・ポーシェ版から補っているらしい。偕成社全集はおそらくリーブル・ド・ポーシェ版。いつか読み比べたい。ハードカバー2冊はつらいけど、先に読もうと思っているのは偕成社全集。
パシフィカ版名探偵読本はいつか入手したいなあ。「アルセーヌ・ルパンの帰還」は在庫あるうちに買って置けばよかった。瀬名氏のルパン贋作「大空のドロテ」は刊行されたら入手しようと思います。
瀬名NEWS 完訳版アルセーヌ・ルパン全集が偕成社文庫に!
http://news.senahideaki.com/article/7237291.html
瀬名NEWS
http://news.senahideaki.com/
10/5追記
そういえば英語版虎の牙も、仏語版虎の牙も実はWebで読めたりする。
Books in the public domain in Canada - Maurice Leblanc
http://ca.geocities.com/corpusmortuum/
Browse By Author L - Project Gutenberg - Leblanc, Maurice
http://www.gutenberg.org/browse/authors/l#a1358
見たところ英語版は21章、仏語版は2部構成で全20章となっている。英語もフランス語も分からないので中身確かめられないけど。
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