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2005/09/16

ガストン・ルルー「黒衣夫人の香り」日影丈吉訳

ハヤカワ文庫
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9830988678
※「黄色い部屋の謎」の続刊で前作のネタバレがあります。

ルウルタビイユ表記の本。これはこれで味わいがあるかも知れない。訳は…それとか彼とかそのままだから分かりづらかった。トリックやレトリックに関係しない箇所はかみ砕いて欲しかったかも。でも悪文ではないと思うし、時折出てくる「おう!」に嵌ってしまった。

前作ではなかなか解けない謎にすこしやきもきしながら読んでいたけれど、今回はその手口がわかっているからあまり焦らされずに読めて読みやすかった。ルールタビーユも少し若者らしい感じがした。前作の終わりで“そう”なんだろうなと思うことがはっきりしたのでよかった。それにしても9歳にして喫煙だなんて悪い少年だ。ガストン・ルルー本人が記者として出てくるのはご愛嬌。

謎解きについては現実的ではないという向きもあるかもしれないけど、面白かった。この作品の舞台設定に嵌っていたからもあると思う。夫人の趣味が一貫しているのも好感度だ。

それからあとがきの〆がよかった。やはりこれは2作で1つの話だと思う。
Le Mystere de la Chambre Jaune(黄色い部屋の謎)
Le Parfume de la Dame en Noir(黒衣夫人の香り)

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