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2005/09/28

映画「ルパン」感想 2

私にとってルパンはルパンかラウールだったので、アルセーヌと呼ばれるルパンは新鮮。ロマン・デュリスはやっぱりよかった。冒頭の船のシーンはサル顔でちんちくりんに見えるんだけど、尻上がりによくなっていった感じ。ポスターのヒゲは似合わないと思っていたけど、貫禄みたいなものもあって映画の中ではなかなか様になってた。何より笑顔にやられた。チャーミングで。でもねえ、フランス公式サイトのメイキングで見られるシャイな感じで話すデュリスはやっぱり岡村隆史に見える(嫌いじゃないけど)。服装がいけないんだよきっと。うん。そういうことにしとこう…。この映画はデュリスをコスプレさせて遊ぶ映画だね?というぐらいいろいろ扮装してたけど、平民の服が一番合ってたと思う。ラストは渋くてかっこよかった。

好きなのは舞踏会シーン。白と黒と言う単純なコントラストが美しい。クラリスも綺麗だったし、さっと首飾りを見せ付けて消すというからくりもよかった。でもこの時点でクラリスはルパンに気づいていないんだよね。ルパンと言う存在がいると言うのに他の男とダンス? 原作と性格が一番違うのはクラリスかも。このシーンはロマン・デュリス本人が声を出しているのかな。確かに発音だか声だかが違うのはわかったけど、外国語って普段耳にしないから区別がつかない。

ジョゼフィーヌはまさに悪女と言う感じ。ルパンとの年齢の釣り合いを考えると年上過ぎるけど。ためらいなく人を刺して逃げる様はむしろかっこいい。いろんな衣装も似合ってた(ルパンとは対照的に)。

財宝の謎については、原作とは基本となる暗号は同じだけど、財宝の場所も解き方も違う。十字架の仕掛けには思わず笑ってしまった。それから何で都合よく地図があるの? しかもあの場所の絵入りの地図が。7つの修道院ってどこから出てきたの? このあたり小説読んでもサッパリだった。

クライマックスのはずの決闘に盛り上がりを欠いたのも残念。CG丸出しだったし映画の設定の設定のおかげで爽快感がないんだよね。散々使い古された設定をどうしてルパンに適用するのかな、という恨みはちょっとある。とはいえこの点は最後で救われた。「カリオストロ伯爵夫人」で止めてたらかなり後味悪かったと思うので。

あと原作と変えたところではカリオストロ伯爵夫人が王妃の首飾り事件に絡んでいるというおいしいネタが活かせてなかったな。ボーマニャンの設定もすっごくおいしいと思うのに。現状でも詰め込みすぎとは思うんだけど裏ネタあれば知りたかった。でも全体的に突飛な設定、ルパンでこれはダメだろうという設定がなくてよかった。原作を変えてはいるけど、恣意的ないじり方をしてなかったように思う。あの時代の雰囲気を味わえたしエトルタのあの風景が堪能できたし満足。

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