長谷川裕一「鉄人28号 皇帝の紋章」全3巻
BOOK倶楽部:長谷川裕一 作品リスト
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初出:講談社「マガジンZ」2004年1月号-2005年2月号
原作:横山光輝
出版社:講談社
出版年:2004年3月-2005年2月
価格:550円-600円(税込価格)
◆◇概要◇◆
□登場ロボット
鉄人28号(日本)、バッカス(ドイツ)、サターン(イギリス)、フランムII世、フランムIII世(フランス)、ギャロン(ソビエト)、モンスター(イタリア)、ブラックオックス(アメリカ)、ギルバート(不明)、DX-7、クラープ三型(カニロボット)、ロビー、シュメルツ・オーフェン(溶鉱炉)
□登場人物
金田正太郎、大塚署長、敷島博士、アリス・ドラグネット、村雨健児、ネルケ、フランケン博士、グラン・フランム教授、十字結社、ミス・ドロシー、ケリー
□あらすじ
昭和30年代初め、少年探偵事務所を構える金田正太郎のもとに一人の少女が訪ねてきた。少女は父でありロボット開発者のドラグネット博士に送られてきた“皇帝の紋章”を狙うものたちに追われていた。“皇帝の紋章”とは各国のロボット開発者に送られ、それを集めたものがナチスの秘宝を手にするという。ロボットを持つものたちがナチスの秘宝をめぐり戦いを繰り広げる。
◆◇目次◇◆
□第1巻
第1話 鋼の始動
第2話 鉄人・北へ
第3話 白銀の砲撃手
鋼鉄人間28号資料館(文責・松井一郎)
□第2巻
第4話 “黒い闘牛”(ブラック・オックス)
第5話 “考える”機械
第6話 そして再び 戦いのゴングは鳴る
第7話 鉄人v.s.ブラックオックス
第8話 死闘の大空港!!
鋼鉄人間28号資料館(文責・松井一郎)
□第3巻
第9話 暁に立つ者
第10話 束の間
第11話 鋼鉄の少年
第12話 最後の戦い
第13話 昔話
完結に寄せて
◆◇感想◇◆
□第1巻
結構読みやすい。鉄人のデザインはウエストがありどちらかといえば太陽の使者のデザインを髣髴とさせるけれど、頭部が丸っこいので全体的に丸い感じがする。ロボットたちが惜しげもなく登場し、そして破壊されていく。
□第2巻
対ブラックオックスがメインの巻。なんだかずーっと怪我をしている正太郎。しかし入院のおかげでオックス戦の戦略を見出す。オックスの飛行能力や知能について解釈がうまいなあと思う。オックスがかわいく見えてしまう巻。
□第3巻
太陽とFXネタが…この漫画の場合は原作と同じく敷島博士は妻子(鉄雄君)持ちなのだろうか。ワンピース姿のアリスちゃんがかわいくて戦いの前の静けさが続くとよかったのだけど、そうはいかず最後の戦いが迫ってくる。最後の鉄人が地球を手に掴もうとするようにも見え、そのスケールにも驚くけれど、アニメ版の鉄人が初回暴走時に月を掴まんとしていることにも通じているのかもと勝手に解釈してみる。もちろん単体で読んでも面白いけど、原作やアニメを見ていると2度3度美味しい作品となっている。
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