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2005/05/21

杜野亜希「リバース!」

□あらすじ
主人公小日向巡(こひなた・めぐる)は天羽学園に転向してきた半年前の出来事を繰り返していることに気づく。自分は1度死に誰かを助けるために生き返ったのだ。自分は誰に殺されたのか?また誰を助けたかったのか?2度目は死を逃れることはできるのか?

□感想
面白かった。とくに1話で繰り返していることに気づくくだりとか1度目の人生と同じように行動をとらないと死んでしまう交換条件とか惹きつけ度がすごい。でも杜野さんの作品は堅実な描写から安心して読めてしまってきれいに纏まり過ぎていると思わないでもないし、雑誌で読んだほうが面白かったかもという感じはする。半年の話を4回の連載で描いているため各話の時間間隔が結構あるし(雑誌の隔月発売にあわせている)、1話1話積み上げて読むタイプの話なので。でも各話の間に書き下ろされている1ページイラストが暫しの休止になっていい感じ。イラスト自体も好き。

この「リバース!」はレーベルはSilkyと同じ白泉社レディースコミックスとなっているけど、「別冊花とゆめ」に連載された暦とした少女漫画だ。なぜこうなったかは杜野亜希さんのサイトの日記に経緯かかれている。「リバース!」の前作「ひみつの花園」は単行本にすれば3冊程度の分量があるけれど1冊しか出ていない(しかも1の巻数表示がついてない)。雑誌に掲載されても単行本にならない作品は多いけれど、「別冊花とゆめ」で毎号コンスタントに載っている作家の連載作品までもが単行本にならないとすると悲しすぎるとしか言えない(単行本が出ないと分かっていれば雑誌を買うのだけど)。この「リバース」が出版されると知ったのは若しかしたら出ないかも知れないと不安になって別冊花とゆめのバックナンバーを探し始めた矢先だったので嬉しかった。

「リバース!」は完結した杜野作品が1冊で読める非常にお得な1冊だと思うし、無事出版されてよかった。レディーXも完結した1冊だけど、レディーX自体がミステリアスな女なので謎が残っている感じがするし、神林&キリカの劇中作品という点もあってまず読むという1冊にはなりにくそうなので。やっぱりミステリだから謎が解かれる瞬間にひきつけられる。「ひみつの花園」もどういう謎解きがされているか読んでみたい。

杜野亜希OfficialWebSite:もりのこかげ
http://www.morinoaki.com/
白泉社DOKI2 PARADISE:リバース!
http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/isbn/isbn.cgi?menu=2&isbn=4592156919
「おすすめ作品 シルキー」で「リバース!」が紹介されていて一部内容を見ることがます。(5月末まで)
http://www.hakusensha.co.jp/book_review/silky/com.html

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花とゆめ「花とゆめ」(はなとゆめ)は、白泉社発行の漫画雑誌。少女漫画を専攻。1974年5月創刊。誌名をとった「花とゆめコミックス」も刊行されている。創刊当初は、「別冊マーガレット」を中心に執筆していた作家が活躍をした。この雑誌に投稿し、現在活躍している漫画家は多い。情報元:Wikipedia...... [続きを読む]

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