光文社文庫「鉄人28号」1巻-3巻 感想
正太郎銃撃ちまくり。ヘリコプターを撃ち落とされて正太郎はクロロホルムと泳いで敵のアジトへ向かい、その下の海中を敵のPX団が潜水艦で脱出するコマとかすごいドキドキします。昔の漫画だけあってシンプルなコマ割りなんだけど、これでコマの順番とか違っていると迫力も印象も変わってしまうと思う。
敷島博士は最初奔放な髪型してるけど、生活が落ち着いたのかさてまた奔放な髪型のクロロホルムが登場したからか落ち着いた髪型に代わったり。就寝中も眼鏡ははずしません。さすが博士、覆面を被っても眼鏡が分からないはずです(アニメネタです。原作では覆面被ってません)。
秋田書店サンデーコミックス版を読んでた時に正太郎の無事を喜ぶあまり飛びつく(足が宙に浮いてる)大塚署長の図というのがあって、正太郎がつぶれちゃうよ!と思ってたんですが、この3巻の間に2回も同じシーンが…。動じないところを見ると正太郎はかなり力持ちかも。
「おれはあいつがすきなんだ。こぞうのくせにいいどきょうしてやがる」おお、どうやら村雨は正太郎を好いている事を白状するサダメにあるらしい。ここでは正太郎を対等の敵というわけじゃないけど、一目おく存在としてみてますね。わが身が危ないって言うのに手助けしてやろうとするところ漢ですね。さてこれからどういうふうに進展するか。「皇帝の紋章」の村雨はどこからともなく現れて正太郎を助けると言うおいしいところ掻っ攫っていきますが、いざとなれば全部泥を被る覚悟ですよね。アニメの村雨は庇護者なのかなあ。でも村雨が去っていく時正太郎と村雨は家族にはなれないんだなと悟りました。高見沢さん含めたスリーショット好きだったし、少なくとも敷島博士といるより数千倍はいい影響を与えると思うのだけど。
原作のあらすじサイトを読んでいたら1巻の謎の男が敷島博士ということに初めて気づいた。だって正編12巻を買うまでは近くの古本屋に2巻と3巻だけあって2巻の冒頭だけよく眺めていたのと、第2巻の口絵に平然と敷島博士がいるんだもの。自分の中では敷島博士が降って沸いてきたことになるはずなのに、気にならなかたみたい。第1巻には謎の男が2人いるし、ひっそりどこかに消えたんだと思ってた。読み返してみたら敷島博士に納得です。ヤラレタ。
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