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2004/10/21

「中国近世小説への招待 才子と佳人と豪傑と」 大木康著

出版社:日本放送出版協会
発行年:2001年3月
ISBN:4-14-084134-6

「三国志演義」「西遊記」「水滸伝」「金瓶梅」の四大奇書や「紅楼夢」を中心に紹介した本です。巻末に本の一覧が着いているし、何らかのメディアで水滸伝や封神演義に触れてその元になった本や中国の文学に興味を持った人にとっての入門書にはちょうどよいと思います。文章が読みやすくてすらすら読めてしまいます。
以下、読みながら思ったことなどを。

□水滸伝について
黒旋風李逵(りき)。水滸伝のなかでもっとも活躍する人物の一人だそうだ。エピソードが紹介されていて、戴宗を兄貴と呼ぶのは鉄牛じゃなきゃ(←アニメ・ジャイアントロボを鑑賞中なのでつい)と思ってたら李逵=鉄牛だったのか。俄かに水滸伝を読みたくなってきた。そうそう以前駒田信二版を読みたいと思っていたのだった。でも入手し辛そうだ。

□封神演義について
私が読んだ「封神演義」は光栄から出版された物だったと思う。また読みたくなったけど、光栄から文庫サイズで出ていたものは表紙が表紙だけに躊躇ってしまって入手しそびれている。自分で持っているのは嘉藤徹「小説 封神演義」だけ。これに確か三星堆遺跡の仮面が絡んでいたような…ということでオリジナル要素強いけれど。

封神演義といえばナタ、ナタの物語といえば絵本の「ナージャとりゅうおう」。ふと検索してみたら今年9月に富山県で「ナージャとりゅうおう」の原画展をやっていたらしい!もうちょっと早くに知っていれば…ああ。

□金瓶梅について
竹崎真実さんの漫画「金瓶梅」(2004年11月にぶんか社から文庫が出版されるそうだ)を読んでいるので、その漫画で出たエピソードの元になったエピソードが紹介されていて、ああこれをアレンジしたのかとうれしく思ってしまった。武松がもともと水滸伝の登場人物というのは知っていたが、西門慶と藩金蓮もそうだったというのは知らなかった。水滸伝に出てくる西門慶と藩金蓮エピソードを元に話を膨らませたのがこの本らしい。

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コメント

再びどうも、弓木です。
『スチーム・ボーイ』未見だったのですね。ネタバレになっちゃいましたね…すいません。
ところで今夜はまた「四大奇書」の話ではありませんか。僕は『紅桜夢』だけはダメで、挫折したけど、他はみんな好きなんですよ。とくに『水滸伝』と『金瓶梅』はすごく好き。
文学的にすごいと思うのは『金瓶梅』で、心理・生活の描写はたいへんなものだと思います。まあ「性愛」文学だから、コドモの読むものじゃないけれど。あれの金蓮は悪党で可愛くってムチャクチャでほんとうに魅力的です。『水滸伝』ではただのチンピラだった西門慶も、『金瓶梅』ではカッコいい。
ほかに中国文学では、『柳斎志異』も妖怪短編ぞろいで、読みやすくておススメです。

「水滸伝」も「金瓶梅」もまだ読んだことがないです。とくに「水滸伝」についてはちゃんと読みたいと思っているんですがなかなか時間が取れませんね。時代をさかのぼって志怪小説のあたりは少し触れたことがありますが、「柳斎志異」はたぶん読んだことがないかな。手軽に読めるテキストというのはなさそうなので、読みたいと思ってもそうそう早々読めないかも知れないですね。

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